#短編集
米澤穂信・古典部シリーズ第四弾。
前三作は長編小説だったのだが、今回は全7篇から成る短編集。
時系列がバラバラなのがちょっと解りにくい気がしないでも無いのだ
けど、このシリーズのジャンルを「文化系ミステリー」と考えると、
一度ここで短編集を入れて来るのも効果的な手法な気が。ある種偏屈
な主人公を筆頭に、キャラ立ちの激しい古典部メンバーの魅力に溢れ
た一冊となっている。
以前放映されていたアニメ『氷菓』は、この第四弾までの内容で構成
されていた。つまり、次の巻からようやく初見のエピソードが楽しめ
る、ということ。
果たして折木くんと千反田さんはどうなるのか?
そのへんも注目して残り三冊を読む!