汚れた手をそこで拭かない

#ヒューマンミステリー


汚れた手をそこで拭かない / 芦沢央(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Kindle Unlimited
を徘徊中に発見した、僕にとって久々の芦沢央作品。
5篇からなる短編集であり、第164回(2021年)の直木賞を惜しくも次点
逃した作品。傑作ミステリーとして評判だったのだが・・・。

・・・なるほど、確かにミステリー
短編ながらしっかり伏線が貼られ、ソレがキッチリ回収される、というちゃん
としたミステリーなのだが、読後感ヒューマン系のソレ。各篇全てがリアリ
ティ満点のエピソードであり、この作品の中で起こる全ては自分にも起こりう
ること、と余裕で錯覚。自分がそうなってしまった時のシミュレーションまで
初めてしまうのだから凄い。

特にシンクロ率が高かったのが3篇目の「忘却」
人生の晩年期に差し掛かった老夫婦の物語だが、ここで起こった事件があまり
にも恐ろしい。もし自分がコレをやってしまったら、と考えると、胸が潰れそ
うになるくらい苦しくなるし、耐えられる気がしない。そこまで人の心をコン
トロールした上で、しっかり意外なオチを付けてくる。これはもう、「傑作」
というレベルに達している気がする。

これまでも見事な叙述トリックを楽しませてくれた芦沢央だが、ここでまた
新たな『魅せ方』を持ってくるところが非常にニクい風変わりなミステリ
を探している人がいれば、もう是非に。またハマりそうだな、この作家。

Reckless

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
80年代前半にリリースされたオーストラリアのロックバンドの曲なのだが・・・。

Reckless by Australian Crawl.
この頃、Men At WorkMoving Picturesなどのオーストラリア勢米国
ヒットを飛ばしており、日本でも小林克也『ベストヒットU.S.A.』にて
「Downunder Special」なるオーストラリア特集が組まれ、Midnight Oil
Divynalsはそこで知った。オーストラリアン・クロールはそこから漏れて
おり、更に言えば世界的なヒットも無い。僕もこのバンドをどうやって知っ
たのか、皆目見当が付かないのだが・・・。

Australian Crawlの楽曲は、今なら各種サブスクで聴くことが出来る。
誤解を恐れずに言えば、普通のロックバンドであり、特に注目すべき存在で
はない、と思う。・・・この曲を除けば、であるのだが。

バラードはもちろん、ミドルテンポ以下の曲が結構苦手な僕なのだが、この
曲に関しては聴いた瞬間に圧倒された。テンポの取り方フレーズのセンス
音符の運び、そして歌い方。どれを取っても妙な魅力に溢れており、何度で
も聴きたくなる

凄い曲が1曲でもある、というのは凄いこと。
Recklessがあるおかげで僕は一生Australian Crawlの存在を認識し続けるこ
とが出来るのだから。他はともかく、この曲だけは聴いて欲しいな、万人に。

Semantics /  Australian Crawl(※Amazon Musicが開きます)

Gスピリッツ選集 第三巻 武藤敬司篇

#Natural Born Master


Gスピリッツ選集 第三巻 武藤敬司篇 / Gスピリッツ編(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お馴染みGスピリッツ選集第三弾は完全に予想外「武藤敬司」篇。
Gスピリッツの編集方針から考えると、武藤は比較的新しい選手のハズ。
いつかは出る、とは思っていたが、まさか三冊目武藤特集が来るとは、
夢にも思わなかった。

Gスピリッツは「昭和専門」を謳っているワケでは無い、と思う。
そして武藤敬司というプロレスラーの全盛期も“平成”であることは明白。
しかし「選集」になるほど武藤の記事があった、ということ。コレはち
ょっと意外だった。

そしてこの天才プロレスラーに関する記事をまとめて読んでいると、
思った以上に“昭和”の香りがプンプンする(^^;)。まぁ、武藤のデビュー
は昭和だし、その頃に藤波・前田・長州、なんなら猪木とも濃密に絡ん
でいたのだからソレも当たり前。そんな時代から引退した令和に至るま
で、ほぼトップで居続けたのが武藤敬司という不世出のプロレスラー
そんな武藤の「特別」さが、改めて理解できる作品だと思う。

やはり興味を惹かれるのは、SWS移籍未遂の件。
武藤の性格から考えるに、プロとしての価値を認めてくれる場所であれ
ばすんなり移籍してもおかしくなかったハズ。新日本に残ったのは結果
的に大正解だったのだけど、そういう「運」に恵まれるのも天才が天才
たる由縁。やっぱり特別なんだよなぁ、Natural Born Masterは。

まさかの武藤だったのだが、思った以上に楽しんでしまった。
Gスピリッツ選集、次こそルチャ関連のまとめに期待!
・・・売れないのかなぁ、それだと(^^;)。

HALL SAW BI-METAL 50mm

#木工


ここ1ヶ月で3組スピーカーシステムを作ったワケだが。
ポイントになるのはやっぱり「穴開け」。ユニットは全て2インチ程度
の大きさで、50mmがキレイに開けばほぼ成功したに等しいのだが、
この工程でかなり試行錯誤。最初は以前報告したオーガードリルを使っ
たのだが、コレの扱いが非常に難しい。何故ならば“大きい”から(^^;)。
あの器具、大きな板に穴を開けるのには向いているのだが、小さい部材
が対象だと”押さえ”が非常に困難。実は初号機で数度失敗している。

で、2号機以降で使用したのが↑↑コレ。
商品名はホールソーバイメタル、コレは50mmタイプ。電動ドリルドラ
イバーに装着して使うのだが、こちらなら穴開け対象素材をしっかり押
さえることが出来る。オーガードリルであれだけ苦労した穴開け作業が、
モノの1〜2分でカンタンに済んでしまったのだから驚いた。

この50mmタイプ、価格はAmazonで1,230円
サイズバリエーションは直径16mmから290mmまで各種あるのだが、
スピーカー製作を前提とした場合、ユニットのサイズに合わせて対応す
るモデルを購入しなくてはならないのがネック。大きな径は1万円くら
いしちゃうから、コスパにも問題が出るので・・・。

まぁ、しばらくスピーカーを作る予定も無い。
ちょっと大きなサイズのスピーカーが作りたくなったら、ソレはその時
にまた考えるか・・・。

自作スピーカーシステム3号:Seria Speakers2

#木工


間を置かずにスピーカーシステム自作案件第三弾
アリエクで購入したスピーカーユニット3組で、一応コレがラスト

今回のスピーカーユニットはコーン部分が銀色ハニカムで、いわゆる
「ダイソータイプ」。元々はダイソースピーカーの改造がしたかったの
だけど、既に販売終了品。全く同じではないと思うけど、見た目が酷似
したモデルがあったので購入。価格は2個446円

ボックスに採用したのは、今回もセリアウッドスタイルスタンド
2号機に比べてスピーカーユニットのサイズがやや小さいので、箱の方も
一回り小さいサイズを採用。開口作業にちょっとしたミスを犯してしまい、
見た目のバランスが悪い。コレは後で加工をやり直そうかと。

音質は・・・う〜ん、最初の2つに比べるとインパクトはあんまり無いかも。
しかし、そこそこの音は出るし、見た目はかなりカワイイので、アンプ
内蔵したパワードスピーカーにするといいかもしれない。

・・・それだと、ダイソースピーカーになっちゃうけど(^^;)。