Wrestling DONTAKU 2026・福岡国際センター①

#njDONTAKU


新日本プロレス『レスリングどんたく2026』福岡国際センター初日
レスリングどんたくが2daysになって久しいが、正直今の新日本は2日間
興行を持て余している感じも。無理に2日やること無いと思うのだが・・・。

今日のピックアップ、迷った挙げ句セミファイナル
NEVER無差別級選手権王者成田蓮に、STRONG無差別級王者ボルチ
ン・オレッグが挑んだ試合。今年のNJCで組まれた同一カードは、ボルチ
ンの圧勝。フラットに観れば両者の実力差は歴然で、成田が勝つにはHOT
っぽいヒールムーブを駆使するしかない。今のパッとしない成田なら、勝
つにせよ負けるにせよ大した試合にはならない、と思っていたのだが・・・。

今日の成田、(これまでに比べると)なかなかピリッとした感を出せたの
ではないか?と評価。今回もいつものようにHOT勢の途中介入があったの
だが、ソコはあまり重要では無い。強烈無比ボルチンの技の殆どを受け
まくり、その上で(反則絡みながら)勝利した。まだEVILの域には達して
いないが、今日は懸念事項として上げていた「憎々しさ」が出ていた。

成田もヒールとして生きて行く覚悟が出来た、と思いたい。
その振り切りが出来なければ、キャリアの近い上村・辻・海野、なんなら
下の世代の大岩Yuto存在感に追いつけない気がする。

次の防衛戦の相手はウルフ・アロンになりそう。
となると、正念場。今日と同じレベルの憎々しさが出せれば、ようやく
成田蓮の株が上がると思うのだが・・・。

INOUE vs NAKATANI

#MONSTER #BIG BANG


東京ドーム55,000人を集めて行われたボクシング『THE DAY』
サブタイは「やがて、伝説と呼ばれる日」。やがてどころか、終了した瞬間
に伝説になる、という、凄まじい興行だった。

メインイベント、四団体統一世界スーパーバンタム級選手権
王者井上尚弥に挑んだのは、チャンピオン同様PFPにランクインしている
元バンタム級統一世界王者中谷潤人。世界的に観てもこの日本人ボクサー
対決“夢のカード”であり、負けた方に初黒星がつく、ある種残酷な闘い

僕の戦前の予想は中谷勝利
何度も書いてきたが、井上尚弥という不世出の名選手が敗れるのであれば、
それは中谷潤人以外にあり得ない、と思っていたから。もっと理由を付ける
のであれば、リーチ・体格・年齢など、フィジカルの全て中谷に分がある
と思わざるを得なかった。しかし、心情的にはやはり井上。この予想を覆し
て欲しい、と願いながら、この世紀の一戦を見守ったのだが・・・。

・・・すばらし過ぎる試合
12ラウンドに渡るせめぎ合いは、正にボクシングの神髄。両選手にダウンは
無く、お互いが持ち味を充分に発揮した“ザ・ボクシング”。フィジカルでは
劣っていた筈の井上尚弥のテクニックはちょっと表現の仕方が見つからない
ほど”完璧”であり、あの中谷を圧倒したのだから凄い。

さらに凄いのは、中谷も自らの価値を全く落とさない試合をして魅せたこと。
井上尚弥とあそこまで高度なボクシングが出来た選手を、少なくとも僕は知
らない。タラレバの話になってしまうのだが、もしこの世に井上尚弥が存在
しなければ、中谷潤人がその位置に君臨していたのは間違い無い、と思う。

そして、試合の展開も予想外過ぎた。僕の展開予想は、
“中谷が序盤から飛ばし、3ラウンドまでに左の打ちおろしを当ててKO勝ちを
狙う”、そして、“もし3ラウンドまでに井上が倒れなければ、その後は動きを
覚えた井上がペースを握り、後半でKO、もしくは判定勝ち”という流れ。
しかし展開は全くで、中谷は得意の左を後半まで温存し、9・10ラウンド
で大鉈を振るった。逆に井上は前後に出入りの激しい基本に忠実なボクシン
グを全編で展開。自分の見る目の無さが情けなくなると共に、二人の偉大な
ボクサーを改めて心からリスペクトしてしまった。

井上尚弥、3-0の判定勝利
KOこそ無かったモノの、観ていた全員が納得できる結果。こんな凄い試合、
一生のうちに一度観られるかどうかだと思う。

この試合、充分間を空けた状態再戦して欲しいところ。
願わくば、フェザー、もしくはスーパーフェザーの王者になった井上尚弥に
中谷が挑戦し、王者になる、というパターンが理想。そう、ハッキリ言えば、
井上尚弥のラストマッチの相手に相応しいのは、やっぱり中谷潤人しかあり
得ない、との思いが、より強くなってしまった。

井上も中谷も、今後の展開が非常に気になる。
しかし、今は少しゆっくり休んで欲しい。あれだけの試合を魅せてくれたの
だから、それくらいは我慢するので(^^)。

Africa

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
言わずと知れたTOTO名曲カバー作品で、7〜8年前スマッシュヒット
あの超絶テクニカルバンドの曲を見事にカバーしたのは・・・。

Africa by Weezer.
リヴァース・クオモ率いるウィーザーはL.Aのロックバンドで、90年代中盤
のデビューの頃から影響力を発揮。Windows 95の付録としてMVがバンドル
されるなど、世界的に知名度の高いバンドらしいのだが、僕はこのアフリカ
で初めて存在を知った(^^;)。

このカバーの完成度が異様に高く、それ以来ウィーザーを追いかけることに
なったのだが、まぁすばらしいセンス。TOTOとは全然違った意味で“テクニ
カル”なバンドが、TOTOを演ってしまう、というギミックが最高である。

ただまぁ、僕の様にこの曲がウィーザーの入口になった人は多いと思われる
が、バンド本来の魅力はこの曲と全くテイストが違う、と思ってくれた方が
良いかもしれない(^^;)。出来れば↓↓この名曲も聴いて貰えれば。

とはいえ、↓↓のカバーアルバム名盤、ということも間違い無い。
ハマるといろいろ大変なんだよなぁ、このバンド(^^;)。

Weezer (Teal Album) / Weezer

武尊、史上最高のラストマッチ

#唯一無二


昨日、有明アリーナで行われた『ONE SAMURAI 1』のメインイベントにて、
元K-1三階級制覇王者武尊ラストマッチ。対戦相手は昨年1RKO負けを
喫しているムエタイの強豪、ロッタン・ジットムアンノン。戦前の予想は、
大方でロッタン。僕も個人的に、武尊は玉砕して終わる、と思っていた。
・・・が!!!

最後の最後で、武尊は全盛期を取り戻していた。
あのロッタンを相手に距離詰め背筋が凍り付くような打ち合いを選択。
時折被弾こそするモノの、全く動じずに倍返し。驚いたことに、試合が進
むうちに武尊の表情変化。数多の強敵をビビらせた『武尊スマイル』
でもが、完全に復活していた。

武尊はロッタンから2Rに2度ダウンを奪った。
ロッタンはダメージを否定したが、タイミングで2度ダウンなどしない。
それでもさすがにムエタイ最強の男だけあり、3R・4Rロッタンが攻勢。
それでも武尊の表情は全く変わらず。この段階で、武尊の勝利確信した。

しかし、最後はさらにドラマチックに。
5R、武尊の右フックがロッタンの顎を捉えた。ロッタンは深刻なダウンか
らなんとか立ち上がったモノの、武尊はコーナーでロッタンをタコ殴り。
レフェリーがすぐにストップを掛け、武尊のTKO勝ちが宣言された。

・・・何度でも言う。相手は、ロッタンである
戦績を調べると、キャリアのごく初期にKO負けの記録こそあるモノの、そ
の後はダウンの記録が無い(と思う)。天心スーパーレックに敗れてい
るが、負けも殆どが判定。つまり武尊は、あのロッタンにKO勝ちする、と
いうとんでもない勲章を、最後の最後で手に入れたことになる。

・・・どれだけカッコイイんだ、このキックボクサー
天心戦での痛恨の敗北と、その後の低迷をこの一試合で完全に払拭し、な
んならタイトルまで獲得した上での引退。こんなラストマッチ、武尊以外
に誰が出来るというのか?

いやもう、泣きました
そして、武尊には最大限の感謝リスペクトを。もし武尊が居なければ僕
は新生K-1を追うことは無かったし、天心とのTHE MATCHが無ければ、お
そらく格闘技自体を見限っていたと思います。本当に、お疲れ様でした
心から「ありがとう」を言わせてください。武尊、最高!

レスリング肥前の国

#njHIZEN


新日本プロレス『Road to レスリングどんたく2026』SAGAアリーナ
今日の大会は「レスリング肥前の国」というタイトルが付いており、この
前の広島大会同様に単なるシリーズの一戦に納まらない特別な大会
この大会の“主役”として、本当に久しぶりに抜擢されたのが・・・。

7月引退を控えている四代目タイガーマスク
極悪の限りを尽くし、長期政権を築いているIWGPジュニア王者DOUKI
ケンカを売り、「佐山サトルのストロングスタイルで潰す!」と宣言した
四虎の、おそらく最後のビッグマッチ
さすがにインパクトの強い試合が期待出来る、と思っていたのだが・・・。

僕は随分昔の段階で四虎を見限っている
佐山の直弟子としてみちのくプロレスでデビューし、新日本に移籍してか
らも数年間は期待しつつ応援していたのだが、NOAHとの対抗戦、具体的
には丸藤正道との一戦での内容があまりに非道く、大いに落胆。その後は
全く巻き返すことが出来ず、伝統虎の仮面を被りながら中堅、もっとハ
ッキリ言うのなら“ジョバー”としてここまでダラダラ現役を続けて来た。

しかし、今回の試合は前哨戦等でしっかりお膳立てが出来上がっており、
挽回出来る最後のチャンス。僕も最後くらいはかつての「強いタイガー」
が観られるのでは?という淡い期待を抱いていたのだが・・・。

・・・期待した僕がバカだった(^^;)。
キャリアは四虎の半分以下なDOUKIにゲームメイクを頼り切り、ピリッと
したところが一切無い。正直、勝てるとは思えない試合ではあったのだが、
負け方試合の内容も、新日本プロレスのメインに相応しいとは思えない
必死に試合を組み立てたDOUKIが、ちょっと気の毒に思った。

ライガー棚橋も、晩年の勝率は当然良くは無い。
しかし、勝ち負けを超えたところで強烈な印象は残し続け、結果惜しまれ
ながら引退した。もちろん、四虎にそこまでは望んでいなかったのだが、
この内容はどうなのか?あと2ヶ月、しっかり考え直す必要があると思う。

TAKAみちのくと激しくやり合ったデビュー時、難敵のドス・カラスを破
って優勝したふく面ワールド、UFOのリングで当日のベストバウトと評さ
れた日高戦など、印象的な試合が幾つもあったんだけどなぁ、四虎には。
マジでガッカリしました、今日は。本当はもう、あんまり酷いことを言い
たく無いんだけど・・・。