屈辱出版

▼屈辱出版 / 黒野伸一(Kindle版)

またもや読むべき本を読み切ってしまったのでKindleストアを徘徊したところ、
Unlimited扱いで興味深い作品を発見した。「限界集落株式会社」でお馴染み、
黒野伸一エッセイ集。サブタイトルは「出版社に戦力外通告された小説家が
自力でエッセイ集を出してみた」。え〜、戦力外って(^^;)。

というワケで、こちらはKindleのみでリリースされた自費出版作品。
戦力外云々はともかく、確かに黒野伸一のエッセイはこれまで読んだ覚えが無
いので、ここは迷わずダウンロード。しかし・・・。

いやぁ、くるなぁ、コレ・・・。
内容の8割は動物について書かれている。飼っていた小鳥や近所の犬・猫の話
題であり、どれも軽妙で緩やかなエピソードなのだが、どうしたワケか全ての
物語で鼻がツーンときてしまう。愛玩動物の生死、というのは僕にとってかな
りの劇薬で、この手の話には本当に弱い。読んでいるうちに過去のいろいろな
ことを思い出してしまったらしい・・・。

いくつかの誤字・脱字があり、レイアウトも適当、等のインディーズ感が漂う
のは否めないが、ストレートで肩に力が入って居ない黒野伸一の文章はなかな
か魅力的。しかし、活躍の舞台が自費出版の世界になっちゃう、というのは、
ちょっと寂しいのだが・・・。

心配になって調べてみたら、2018年3月以降のリリースが無い
本当なのかなぁ、戦力外って・・・。

KID

「神の子」山本”KID”徳郁、逝去。
詳しい死因は明らかにされていないが、かねてより闘病中だったが進行
した模様。享年41。日本格闘技界でも屈指と呼ばれた天才は、あまりにも
早くこの世を去ってしまった。

K-1MAXのリングに上がった2004年以降の5年間、KIDは日本格闘技界の
主役で在り続けた。無駄の一切無いシェイプされた身体、端正なルックス、
そして何よりも「狂気」を含んだ俊敏な肉食動物のような格闘スタイルは、
あっという間にファンを虜にした。

残念ながら後年はカード・勝ち星に恵まれず、全盛期を知るファンには寂
しい結果が続いた。僕はUFCに於けるKIDの闘いを観る度に、あと5年早く
参戦していたら、と臍を噛んでいた。

しかし、あの5年間の強烈さは今でも全く色褪せる事は無い。
KIDに憧れ、格闘技を志した選手が何人も居る。あの5年が無ければ、日本
の格闘技の隆盛は絶対に無かった。日本MMA史上、最大の功労者は、間違
い無く山本”KID”徳郁である、と思う。

・・・寂しいなぁ、本当に。
ただただ、お疲れ様でした。でも、また必ずどこかで。

俺流塩らーめん・俺の熟成塩らーめん

深夜になってから渋谷道玄坂のアパホテルにチェックイン。
そこそこお腹が空いていたので、通りを挟んで反対側にあるラーメン屋へ。
まぁ、呑んだりもしたのだけど(^^;)。

俺流塩らーめん 渋谷本店・俺の熟成塩らーめん
このお店、以前に一度来た覚えがあるのだが、どういうワケだが味をすっかり
忘れている。そういう場合、あまり好印象を抱かなかったのではないか?とい
う不安もあったのだが、移動して他のお店を探すのも面倒だったので(^^;)。

ただ、この熟成塩らーめんはかなりイケる
パッと見た感じはあっさり醤油ラーメンのような気がするが、スープはややト
ロリとした濃厚な味わい。具のバランスもやたら良く、ちょっと呑んだ後なら
最高の〆になりそうな感じ。

・・・以前行った時は、酔っ払ってベロベロだったんだろうなぁ、きっと(^^;)。
程よく呑んだ後ならかなり満足度高し。朝6時までやってるらしいので、渋谷
で宴会があった時は是非寄ってみようかと。酒はほどほどの状態で(^^;)。

参考:俺流塩らーめん 渋谷本店(RDB)

僕のヒマワリ・開花!

ふと思い立って6月の終わりプランターで種を蒔いたヒマワリ開花
「遅咲き」というのは狙っていたのだが、この夏の猛暑と、ここ一週間で急激
に下がった気温で状態が心配されたのだが、なんとか咲いてくれた♪

ところで、このヒマワリは「ジャンボヒマワリの種」だった筈(^^;)。
この種をプランターで育てるのにそもそも無理があるのだが、なんと全ての苗
丁度良い大きさのところでを付けてくれたから、プランターでもなんとか
咲いたんじゃないかと。もしコイツらの花から種が取れたのなら、来年はもっ
巨大なプランターで、僕の背より高いくらいのヒマワリを育ててみたい。
とにかく、咲いてくれてありがとね!!

・・・ただ、同じ時期に蒔いたミニヒマワリはちょっと無理かも。
来年は4月くらいからちゃんと始めよう、と強く思った。ごめんね・・・。

検事の死命

▼検事の死命「佐方貞人」シリーズ / 柚月裕子(Kindle版)


柚月裕子
佐方貞人シリーズ
およそ1ヶ月待った電子書籍がやっとリリースされたので、さっそく読んでみた。

今回ももちろん連作短編法廷ミステリーなのだが、シリーズを通して読んで
来た人たちにある種の「納得」を与えてくれるエピソードがいくつか。特に前
半、非業とも言える死を遂げた佐方の父に関するエピソードでは、読者感情的
腑に落ちなかったストーリーがしっかり処理されており、このシリーズでは
珍しく、実に爽やかな展開に

そして、ラストの中編「死命を賭ける」で、検察という組織の歪な構造に迫っ
ているのがポイント。事件自体はどうということの無い条例違反なのだが、そ
れが検察で働く何人かの人生を左右する事件に発展していく様がダイナミック
に描かれている。法廷での検事・佐方と弁護士との応酬は思わず手に汗を握っ
てしまうほどのリアリティ。いやもう、ただただすばらしいと思います。

このリリースで、このシリーズは全ての作品の電子書籍化が完了。今のところ
この作品が最終だが、こうなってくると弁護士に転職した佐方のその後が非常
に気になる。ぜひぜひ、早い段階で続編を出して欲しいなぁ、本当に。