Dr.VEGAPUNK

#ミスリード


本日売りの週刊少年ジャンプ43号ONE PIECE」最新話。
ネタバレあり!なので、コミック派とかアニメ派の人たちはここから先を読
む人は注意してくださいませ。

▼週刊少年ジャンプ(43) 2022年 10/10号

先週まででいろんな爆弾情報が投下され、否応なく期待が高まる展開なのだ
が、今回は超弩級2006年エニエス・ロビー編で初めてその名が明らか
になり、15年以上ものままだった『世界最高の頭脳』Dr.ベガパンクが、
遂にその姿を現した!

しかし、その姿は明らかに「女性」
これまでのベガパンクに対する言及から考えると、ベガパンクが若い女性で
ある、という事実は考えにくい。更にウェットスーツっぽいユニフォームに
【PUNK 02】の記述。となると、コレはベガパンク本人ではなく、遠隔操
作されたアンドロイドとか、思考を則られた別人とか、そういう説が考えら
れるのだが・・・。

ただ、これまでずっと謎だったベガパンクを、女性の姿で登場させる、とい
うアイデアは恐ろしく秀逸。こんな展開を魅せられたら、読む方はたまった
モンでは無い(^^;)。さすが!

正体は早晩明らかになるとして、ポイントはベガパンクがに回るのか、
味方に付くのか?の一点。悪い人じゃなさそうなんだけど・・・。

氷菓

#アイスクリーム


▼氷菓 / 米澤穂信(Kindle版)

予定通り米澤穂信強化月間に突入しよう、ということで、最初に話題
になった(であろう)古典部シリーズをチョイス。最新で6冊まで出て
いるし、しばらく読む本に困らない、と判断。

地方の進学校に入学したシニカル皮肉屋主人公が、姉の命令(?)
で謎の部活「古典部」へ入部、卓越した推理力で仲間たちから持ちか
けられる【謎】を解決して行く、という物語。

今のところいわゆるドロドロした犯罪の香りが全くしないピュアな
推理小説。シリーズ第一作に当たるこの「氷菓」も、やや難解な謎が
順序立てて解決されて行く様はなかなか痛快。今後、青春群像劇的な
展開も充分に考えられるので、次を読むのが楽しみ。

・・・ただ、途中まで読んだところで「この話知ってんだよなぁ・・・」
いう既視感が。半分くらい読んじゃったところで思い出したのは、既
TVアニメで観ていた、という事実(^^;)。いや、最近のことなんだ
けどなぁ、コレ(^^;)。しかし、次回作からは「素」で読めるハズ。
ちょっとハマってみよう、古典部シリーズ♪

四十歳、未婚出産

#シングルマザーの出来るまで


▼四十歳、未婚出産 / 垣谷美雨(Kindle版)

久しぶりに電車移動の日が続いていたので、サラッと読める本を物色。
で、Unlimited垣谷美雨の名前を見つけたので、読んでみることに。

旅行代理店に勤める四十歳・独身キャリアウーマンが、海外出張先の
ホテルでイケメンの二十代後輩男子社員と一夜を共にしてしまい、結果
妊娠。コレが子どもを産む最後のチャンス、と判断し、シングルマザー
への道を決心。ところがコレにはいろいろ問題があって・・・という内容。

いつもの垣谷作品同様、物語のテンポ小気味よい構成もしっかり練
られており、当初の「サラッと読む」目的にはしっかり合致した。が・・・。

・・・う〜ん、主人公にちょっと共感出来ない感(^^;)。
産む人とその周辺の人たちの心情は丁寧に描写されているのだけど、こ
れから生まれて来る子どもの未来についてはほぼ触れられていない。
果たしてこの主人公の”産む”という決断が正解なのか?と問われると、
僕は疑問符を付けざるを得ない。だって、生まれて来る子どもの「幸せ
になる権利」の何割かは絶対に最初から失われるワケで、その可能性の
ある状態で子どもを産む、というのは、酷いエゴな気がする。

もちろん主人公がしっかり子育てしてくれることを願うが、昨今に頻発
している幼児虐待のニュースなどを見ると、もしかしたら?とか思って
しまうんだよね、僕は・・・。

文章量も丁度良く、読みやすい本だけど、ある意味考えさせられる
・・・狙ったんだとしたら、凄ぇな、垣谷美雨って。

レジェンド

#DEPOMART


▼レジェンド / 大川昇(Kindle版)

週刊ゴング・週刊ファイトカメラマンであり、プロレスマスクショップ
DEPOMARTを経営する、大川昇氏のエッセイ集。いわゆる写真集と思いき
や、エッセイ部分結構な文章量。コレがUnlimitedにあるとは・・・。

『プロレスカメラマンが撮った80~90年代外国人レスラーの素顔』がサブ
タイトル。マスカラス兄弟テリー・ファンクブッチャーなど、全日本系
の外人選手に関するトピックが多いのは大川氏のキャリアを考えるとしょう
がない(^^;)のだが、タイガー・ジェット・シンに関する記述にはちょっと
唸った。やっぱりやるね、この人も。

まぁ、80〜90年代と言いながら、2000年代に活躍したミスティコに関す
るトピックが結構な物量で書いてあるのはご愛敬。コアなファンなら誰もが
知っているカメラマンなのに、ちゃんと「プロレスが好き」なのが解るのは
非常に良いと思います。

紙の本で買い直してもいいな、コレ。

有田哲平のプロレス哲学

#「プロレスと生きる」ということ


▼純度100%!有田哲平のプロレス哲学 / 有田哲平

くりーむしちゅー・有田哲平【プロレス】に関するエッセイ集
有田は最高のお笑い芸人であると同時に、Amazonプライムで『有田と週
刊プロレスと』を全4シーズン、その後に同じ枠で『有田プロレスインタ
ーナショナル』、そして現在ではYouTubeで『有田哲平のプロレス噺・
お前有田だろ!』というバラエティ番組を展開中。その膨大な知識芯の
通った考え方は、今現在のプロレスファン界(?)に於いて、一番の論客
と言える人だと思う。

そんな有田が、全4章に渡って“プロレスから発生する哲学”を語る一冊。
単純に凄いのは、高度な文章力および応用力。僕はいわゆるすれっからし
のプロレスファンで、多少専門的なことが書いてあっても普通に付いて行
けるのだが、おそらくこれまでプロレスを観たことが無い人でも普通にの
めりこめる内容。地頭が良くないと、こういう文章は書けない気が。

そして驚いたことに、全ての項目が日常生活に応用出来る、という事実。
特に『裏切り』の部分が秀逸。裏切り行為を「EVILタイプ」「ブロディ
タイプ」に分類し、その使い分けが重要、との記述は、正に目から鱗
大袈裟でなく生きる上で役に立つ言葉が、この本には溢れている。

こういう人とプロレスの話をしながら呑んだら、きっと楽しいだろうなぁ、
と。近いうちにYouTubeのメンバーシップLiveにも参加してみようかな・・・。