境界線

#罪


▼境界線 / 中山七里(Kindle版)

またもや読むべき本が無くなり、Kindle Unlimitedをチェックして
いたところ、中山七里作品、それも少し新しめのモノがあることに
気付き、迷わずダウンロード。中山七里なら内容に何の不安も無い
と判断した結果だったのだが・・・。

・・・最初から最後まで、読むのがかなり辛かった
東日本大震災が起因となるミステリーであり、ところどころであの
時の酷い光景がフラッシュバックしてしまう。未だにあの震災は僕
に幾ばくかのトラウマを残しているらしく、3.11をモチーフにした
作品は、これまでなんとなく避けて来た気がする。

この物語の中での『罪』に対し、最初は異常なくらいの嫌悪感を持
った。おおよそ考え得る犯罪の中でも、オレオレ詐欺と並ぶくらい
最低最悪であり、犯人は非道い目に遭うのが当然、と思って読んで
いたのだが、終盤でその感覚が思いっきり揺らいだことに自分でも
驚いた。もしかするとコレは、氏お得意の「どんでん返し」と同じ
効果なのではなかろうか?

考えさせられる事の多い、非常に重い物語。この作品、僕はいつに
なったら積読出来るのか、未だに予測が付かない・・・。

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