ONE

▼ONE 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 / 内藤了(Kindle版)

藤堂比奈子シリーズ第六弾
前作の「ZERO」が驚愕の「続きは次巻」体裁。6作目は“秋”、ということ
で仕方無く待っているうちに・・・忘れてました(^^;)。
Kindleストアの優秀なリコメンドシステムはおおよそリリースタイミング
でお知らせしてくれるのだが、今回はエラー起こした模様。7月に出てた
のね。“夏”じゃん・・・。

気を取り直して読み始めたところ、前半が全く理解出来ない状態(^^;)。
さすがに3ヶ月以上空くと細かな内容は忘れてしまう。おかげで前作の
「ZERO」、後ろ1/3を読み直すハメに。やっぱ止めて欲しいな、こういう
のは(^^;)。

しかし、今一度導入部分を理解した上で読むと、完結編となるこの作品は
やっぱりスリリング。特に今回は主人公の藤堂比奈子が前半から中盤まで
殆ど登場せず、脇を固めるいつもの猟奇犯罪捜査班メンバーがまんべんな
く活躍する状況。これまでと違った展開、非常に興味深い。

以降、ちょっとネタバレ注意。
前作で復帰が予告された“稀代のヒール”が、まさかの展開に。いや、別に
ベビーターンするワケでは無いのだけど、さらに上を行く“悪”に飲み込ま
れる、という恐ろしい構成。んでもってその“最悪”の正体が、完全にこち
らの想像を上回った。久々に気持ち良くヤラれましたよ、ええ。

とにかくここで一段落。以降もシリーズは続く筈だが、まさにこの作品が
シリーズのターニングポイント。ファンは絶対必読です!

・・・次回は間隔空けの連続展開は避けて欲しい。コレはマジで(^^;)。

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