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▼MIX 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 / 内藤了(Kindle版)

内藤了藤堂比奈子シリーズ第八弾
前回のBACKでまたもややってくれやがった「続きは次回!」で敷いた伏線
を拾いまくる回、と予測して読書開始。それはまぁ予想通りで、前に感じた
モヤモヤはかなり晴れた。だけど・・・。

今回のキーワードは「人魚」
人魚には以前からそれなりに興味があり、ファンタジー系はもちろんのこと、
「その屍肉を食べると異常に長生きする」的なちょっとオカルトに寄ったも
のまで、あるとあらゆる物語を読んできた僕が、ハッキリこう言わせていた
だきます。
「これまで読んだ人魚モノで、いちばん醜悪で吐き気さえ催す内容」と。

もちろんこれは作品全体の出来についての感想では無い。逆に猟奇犯罪モノ
としての秀逸さは格段にレベルアップしているし、物語もキッチリアタマに
入ってくるすばらしい内容。しかし、これまで僕が人魚について持っていた
イメージが完全に覆されてしまうほど、悪意狂気に満ちた作品であること
も間違いない気がする。

藤堂比奈子シリーズはドラマ化もされているけど、少なくともこのエピソー
ドに関しては映像化は無理。さすがにお茶の間ドン引きしそうだから(^^;)。

ちょっとばかり読むのに覚悟の必要な作品かも。
万人にオススメは出来ないなぁ、さすがに。

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