確認すべき爆弾小僧の「血」

週刊プロレスに続き、G SPIRITSでも表紙はダイナマイト・キッド
あの日以来、キッドのことを思い出さない日は1日たりとも無い。

佐山本人も語っていることだが、もしタイガーマスクのデビュー戦の
相手がダイナマイト・キッドで無かったら、と考えると、本当にゾッ
とする。大袈裟な話ではなく、これは紛れもない事実。

例えば二代目タイガーマスクも、後に三沢光晴としてプロレス史に残
る活躍を見せたが、タイガーとしてのデビュー戦の相手はメキシコの
ラ・フィエラ。フィエラも決して悪い選手では無かったが、結局この
デビュー戦が凡戦となったことで遠回りをした。あれだけの選手だっ
たのに、三沢のブレイクはマスクを脱いだ後。やはりプロレスは一人
では出来ない

キッドは、そういう役回りを何度もこなした。
期待のホープと言われる選手に何度も負けたにも関わらず、人気だけ
は上がり続ける。そのうち観客の方が「キッドの負け」を許さないよ
うになってしまったのだから凄い。

『不世出』という言葉が相応しい選手だが・・・。
G SPIRITSの記事によれば、キッドの甥っ子2人が、マーティ・ジョー
ンズのジムでトレーニングを開始しているらしい。まだ10代だが、特
に兄の方は若い頃のキッドに生き写しの風貌。

・・・彼らのデビューを確認したくなった
おそらくあと5年以内に、そんなニュースが届くと思う。
そこまではなんとか、生きてやる!

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