To Mr.JIN SASAKI

#ウェルター級


Leminoの生配信にて、WBO世界ウェルター級選手権をライブ観戦。
王者ブライアン・ノーマンJr.に挑戦したのは、日本・八王子佐々木尽
誤解を恐れずに言えば、ここ数ヶ月で断続的に行われているボクシングのビッ
グマッチで、僕がいちばん注目していた試合、である。

・・・結論から言えば、ノーマンは強すぎた
1R序盤、差し合いの中から見事な左フックをテンプルにヒットさせて尽から
ダウンを奪った段階で、明らかにレベルが違う、ということが解ってしまった。
そしてコレ以上無い、というくらいの鮮やかなKOで、ノーマンはベルトを防衛
完勝、という言葉では足りないくらい、凄まじい決着だった。

佐々木尽様
ウェルター級という世界でも最難関階級のトップレベルには、正直達していな
かった、と言わざるを得ません。仮に他の王者に挑戦したとしても、今の実力
では絶対に届かない、と思います。

だけど!
あなたには、僕を含めた多くの人間に「夢」を魅せた、という責任があります。
日本人初のウェルター級世界王者は、もう佐々木尽しかあり得ない、というと
ころまで来ています。だから、ここで諦めるのは許しません

待ってろ、世界!継続してください、絶対に!
あなたの夢が叶う時は、僕らの夢が叶う時でもあるのですから。大丈夫、まだ
時間はある。佐々木尽がウェルター級世界王者となる日を、いつまでも待って
います。

・・・頑張れ!!

DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL

#njDOMINION


新日本プロレス『DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール大会。
BOSJが終わり、G1が始まるまでの狭間に行われる恒例の大阪ビッグマッチだが、
正直言うと毎回感じる“中継ぎ感”がちょっと食傷気味。昨年はBOSJの決勝と併せ
る、などの工夫が見えたのだが、今年がどうかと言うと・・・。

今回はすれっからしの僕が思わず驚いてしまう事件が満載!
まずはHouse Of Torcherの新メンバー『X』が、1人ではなく3人だった、とい
うこと。オープニングの8人タッグマッチに登場したXは、キング・ファレ改め
ドン・ファレ。これだけでも驚いたのに、試合中にチェーズ・オーエンズまでが
寝返ってHOT入り。さすがに開いた口が塞がらないくらいビックリした。
そしてHOT新メンバー問題はココで終わらず。IWGPジュニアタッグ戦に出場予
定だった金丸がミエミエの負傷欠場をアピール、代わりに出て来たのがなんと
DOUKI。この三段重ね、もちろん呆気に取られたが、よくよく考えると凄いの
コストが殆どかかっていない、ということ。アタマいいな、新日本。

アングル的なサプライズに続き、第六試合で行われたNEVER無差別級選手権
純粋なサプライズボルチン・オレッグKONOSUKE TAKESHITAに完勝して、
シングル初戴冠を果たした!この結果で、ボルチンが完全に新人の枠から脱却し、
今後は中心選手としての活躍が期待される。ボルチンのポテンシャルはおそらく
日本のプロレス界でも随一。凄い選手になっちゃうな、きっと。

そしてセミ、IWGPグローバル選手権は、王者の辻陽太を破ったゲイブ・キッド
が念願の初戴冠。若手時代から観ていたゲイブが、ここまでの存在になるとは夢
にも思わなかった。しかも、次期挑戦者棚橋を指名。いや、シビれたな、うん。

メインに関しては、そこまでグッと来るモノは残念ながら(^^;)。
こう言ってはなんなのだけど、後藤革命はちょっと長すぎる感あり。そろそろ
普通の状況に戻すタイミングな気がするんだけど・・・。

NJPW × DDT・一面対抗戦

#最高のマッスル


後楽園ホールで行われた新日本プロレスDDT『一面対抗戦』
カンタンに言えば、新日本矢野通DDTスーパー・ササダンゴ・マシンとの
ワンマッチ興行で、両者のたつての願いで実現したモノ。ココに至るまでに細か
ルールミーティングが実施され、その模様は随時新日本・DDTオフィシャル
YouTubeで配信。局地的に盛り上がっていたのだが、この試合はPPV。最近では
プロレス・格闘技のPPVを購入することはほぼ無かったのだが、何故だか今日は
「観なければ!」という思いに駆られた。その結果は・・・。

購入、大正解
今回の興行は紛れもなくファイティングオペラ「マッスル」。それも、新日本に
所属するプロレスラーキャストとして配置された、これまででいちばん豪華な
マッスルだった。

テーマは10年前の『#大家帝国主催興行』
棚橋弘至“横一線発言”に端を発した末に行われた神興行で、観戦した全員が
幸福を味わった大会だったのだが、そこに一人、ひっそりとモヤモヤした人間が。
10年という長期間の恩讐を超え、主役になったのはなんとYOHだった。

とにかく全編で、エモいシーンが続出。
アントーニオ本多と共に“ごんぎつね”にチャレンジしたYOHは絶妙な気持ち悪さ
新境地を開拓したし、そのアントンと棚橋弘至がリング上で向かい合った時は
胸の鼓動が抑えられないくらい高揚してしまった。何よりも、最後に登場してき
「プロレス平和維持軍」のメンバーの中にHARASHIMA大家が居て、YOHや
棚橋と嬉しそうに絡んでいた姿があまりに泣けた生きてて良かった、とまで思
わせてくれたのだから凄い。

マッスル坂井、やはり大天才
ソレに見事に乗っかった矢野も見事だったし、テーマに忠実に全てをこなしきっ
た新日本・DDTの選手、関わったスタッフの皆様全員も最高だった。
素直にお礼を申し上げたい。心の底から、ありがとう!と。

Prime Video Boxing 13

#BIG BANG


Amazon Prime Video Boxing 13有明コロシアム大会。
セミファイナル那須川天心世界前哨戦10回戦メインイベントWBC世界
バンタム級王者中谷潤人と、IBF世界同級王者西田凌佑による統一王座戦
2025~2026のボクシング状況を考えると、非常に重要な大会である。

まず触れておきたいのが、第三試合で行われた日本バンタム級王者増田陸と、
世界ランカーミシェル・ハンゲスによるノンタイトル10回戦。サウスポーの
増田は「二代目ゴッドレフト」の異名を取るホープ。この試合に勝てば世界が
見えてくる、という位置づけの試合だったが、増田はコレを難なくクリア。お
よそ90秒左ストレート一発で試合を決めてしまったのだから凄い。もしかし
たら、来年の今頃は増田が世界のベルトを巻いているかも・・・。

そしてセミ那須川天心WBA6位ビクトル・サンティリャン10回戦
サンティリャンは二度目の来日で、2年前に石田匠と対戦し、判定で敗れている
選手。故に、天心は圧勝する必要のある試合だったが、見事にソレをやってのけ
た。特に中盤で魅せたカエルパンチはあまりに華麗。天心には相手をKO出来る
パンチ力が必要、と思っていたが、もう考えを改めた判定でもおもしろい試合
を何試合も連続で魅せてくれているのだから。次は遂に世界戦かな?期待大!

そしてとんでもない試合となったのがメイン中谷vs西田
あの中谷が初回から拳をブンブン振り回すパワーファイトを仕掛けたのだから、
マジで驚いた。そしてさらに驚いたのが、その中谷にしっかり対応した西田
大振りの中谷のパンチを見事にガードし、接近して強烈なボディを打つ。3Rま
での有効打は明らかに西田の方が多く、一瞬「もしかしたら・・・」とさえ思った。

しかし、中谷のパンチはガードの上からでも強烈なのは明白。4Rからは完全に
パワーだけで西田を圧倒してしまうのだから、やはりこの男は恐ろしい。偶然の
バッティングがあったとはいえ、西田の右目は倍以上に腫れ上がり無残な姿に。
それでも試合を続けようとした西田だが、なんと5R終盤に肩を脱臼した模様。
痛恨のTKO負けを喫してしまった西田。しかし、あまりにも天晴れな試合
出来れば次を魅せて欲しいのだが・・・。

中谷はIBF王座を奪取し、WBCとの統一王者に。
この試合を最後にスーパーバンタム転級し、来年ドームでの開催が予定されて
いる井上尚弥との一戦の準備に入る模様。井上はこのあとで2試合を行うことが
確定しているため、中谷もスーパーバンタムでの調整試合が可能。初戦の相手と
して、あのラモン・カルデナス戦が噂されているのだが、そうなったらマジで面
白いことになる。BIG BANG、どこまで行くのか!!

BEST OF THE SUPER Jr.32・大田区総合体育館

#BOSJ32 #DIRECTDRIVE


新日本プロレス『BEST OF THE SUPER Jr.32・決勝』大田区総合体育館
長く続いたリーグ戦も今日で最後、決勝戦藤田晃生vsYOH。僕が優勝予想して
いたYOH、おそらく今回が優勝する最後のチャンスかと。

・・・いや、掛け値無しに凄い試合だった。
YOHは新旧CHAOSメンバーの技を次々に繰り出し、藤田を追い込む。他人の技
というのは普通ならかなり“軽く見える”のだが、YOHのソレは大きく違う。どれ
が繰り出されても「試合が決まる!」と思わせてくれたのだから凄い。

僕はYOHに思い入れがある。
新日本の暗黒期に若手だったヒロムデスペに光が当たるのは嬉しいが、その後
上昇期に前座を盛り上げたのは紛れもなく今のYOH、そしてSHO。あの二人の
おかげで新日本はここまで来た、と言い切れる。

だから、なんとしてもYOHに優勝して欲しかった。しかし、勝ったのは藤田
藤田はBOSJ史上最年少で優勝、という快挙。会社のプッシュはもちろんあった
と思うが、説得力は満点以上。デビュー直後、NOAHとの対抗戦に抜擢された頃
から只者で無いことは解っていたが、まさかこんなに早くここまで来るとは・・・。

YOHが優勝出来なかったのは本当に悔しいが、今シリーズは近年のBOSJの中で
珠玉の内容だった気がする。藤田晃生、このまま行きそうだな、おそらく。