G1 CLIMAX 36・福岡国際センター

#G1CLIMAX36


新日本プロレス『G1 CLIMAX 36』福岡国際センター
G1は今日の福岡で中盤戦が終了し、この後は(ほぼ)関東地区を回り
ながらの後半戦。Bブロックは今日の結果次第でほぼ趨勢が見える、と
予測したのだが、どうもそうはならなくて・・・。

今日のピックアップは第五試合ウルフ・アロンvsドリラ・モロニー
HOT勢以外とのシングルで、日に日に試合のレベルが上がり続けてい
ウルフ。ウルフに比較して体格こそ劣るモノの、圧倒的なパワーと
会場人気を誇るモロニーは、今のウルフを測る絶好の対戦相手。当然、
注目の試合だったのだが・・・。

やはり納得せざるを得ないのは、ウルフのプロレスセンス
キャリア的には「新人」の域に居るハズなのに、モロニーの厳しい攻
めを受けに受け終盤で逆転する、という「正しいプロレスラー」ぶり。
しかも、終盤にまとめて魅せた「投げ」の連続は、画面で観ていても
強烈な上、抜群な説得力がある。

ウルフはモロニーを相手に連敗を止め、3勝目をゲット。
そのうち1勝は海野からの不戦勝なので、実質2勝目なのだが、ここは
ぜひ星を五分以上で終えて欲しいところ。あと2勝すればいいのだが、
残りはザック・カラム・成田。いやぁ、微妙だなぁ、コレ(^^;)。

そして、Bブロックは星取りが微妙
今日、ゲイブが5勝目を挙げて単独首位に立ったが、ゲイブが行くと
も思えないんだよなぁ・・・。そして上村の負けが痛い。誰が勝ち上が
るのか、全く予想できないや・・・。

G1 CLIMAX 36・広島サンプラザホール

#G1CLIMAX36


新日本プロレス『G1 CLIMAX 36』広島サンプラザホール
先に書いておくと、今日は毎年恒例・江戸川花火大会の日。本来は花火
のトピックを書きたいのだけど、G1は今日・明日と連続興行。日付が
ズレるのも面倒なので、花火の件は3日のトピックにて。
で、広島大会。毎年広島では中盤戦ちょっと良いカードが組まれるの
だが、今年もソレは継続。なかなか見応えのある日だったのだが・・・。

今日のピックアップは第五試合
STRONG無差別級王者ボルチン・オレッグと、元IWGP世界王者
SANADAによるAブロック公式戦。昨年まではボルチンよりSANADA
の方がギリ格上な感はあったのだが、この1年でのボルチンの成長は
「驚異」のレベル。さすがに今年は「同格」での対決になる、と思っ
て観ていたのだけど・・・。

なんと、ボルチンが元世界王者を「秒殺」
この事態、正直“同格”なレベルではなく、ボルチンが完全にSANADA
抜いた、という、ある種残酷な「事実」が提示された、ということ。
まがりなりにもトップを取ったSANADAと比較しても、圧倒的な“強者
のオーラ”を纏ったボルチンは、当然のようにSANADAに圧勝した。

そして、新日本にはそぐわない秒殺劇が、ボルチンには良く似合う
極くごく近い将来、ボルチンはIWGPを取り、最強王者になるのではな
いか、と予測。対角に立つのは、上村優也OSKARYuto-Ice、そし
ウルフ・アロンあたりか・・・。いやぁ、マジで楽しみ。

G1 CLIMAX 36・高松市総合体育館

#G1CLIMAX36


新日本プロレス『G1 CLIMAX 36』高松市総合体育館・第1競技場。
四国での開催は香川一択な状態が続いてるのだが、他の県は無理なの
かなぁ、と。今日のメインに出た上村や、HOTのSHO愛媛出身だし、
徳島は昔からプロレスが熱い土地。G1とは言わないが、NJCとかBOSJ
あたりで愛媛大会徳島大会があっても良い気がする。・・・高知(^^;)。

今日のピックアップ、メインイベント
四国出身上村優也と、NEVER無差別級王者の大物新人、ウルフ・ア
ロンシングルで闘う、という興味惹きまくりのカード。

このG1、海野の欠場があったため、ウルフ本隊日本人選手と闘う
機会は今日の上村戦しか無い。勝ち星こそ伸びていないモノの、この
G1のウルフの試合の注目度は高く、その中でも“真っ向勝負”の期待で
きる上村戦はかなりのプレミアム。これがどんな試合になったのか?
というと・・・。

久しぶりに本格的な「プロレス」を観た感覚。
試合をリードしたのはキャリアで勝る上村で、前半から中盤にかけて
8割を上村が攻めた。しかし、ウルフは説得力抜群投げ技を繰り出す
ことで上村と同等以上の存在感を示して魅せたのだから凄い。わずか
なキャリアなのに、メインを務めて当然の雰囲気。最終盤に三角締め
が決まった時は、正直勝ったかと思ったくらい。

上村もやっぱりすばらしい
よく考えてみれば、ウルフの投げ技をあれだけまとめて喰らったのは
上村が初めてな気が。ウルフの投げはもちろん「本物」であり、プロ
レスでは繋ぎになりがちな一本背負いですら驚異なハズ。その全てに
受身を取り、ウルフの魅力を存分に引き出した上での逆転勝利は、
日本プロレスの選手として正しい。こういう男が、エースになるべき。

この試合、今のところウルフのベストバウト
負けが先行し、正直優勝は難しくなったウルフだが、まだ興味深いカー
ドが幾つも残っている。星を五分まで持って行けば・・・。
そして上村、残り全勝での決勝進出最低限、なんなら優勝を!
今日のような試合が「これからのストロングスタイル」になると思う
ので。

G1 CLIMAX 36・大和アリーナ

#G1CLIMAX36


新日本プロレス『G1 CLIMAX 36』、大阪・大和大学 大和アリーナ
僕の知っている限り、G1では3年連続で3回目の大会開催となる大和アリ
ーナだが、一昨年・昨年と、客入りがかなり悪かった印象。今年も苦戦
するかと思いきや、今日の会場はそれなりに盛況感が。後になって動員
を調べてみたら、昨年よりも500名以上増やし、2,000の大台を超えた
模様。この会場が定着した、となれば新日本にとって有利。大阪の常打
ち会場が一つ増えたのかも。

今日のピックアップはメイン一択
IWGP王者の辻陽太と、同じUnbound CompanyYuto-Iceが雌雄を決
する、というなかなかな組み合わせ

ほぼ同世代と思われる二人がチョイスしたのは、“辻が胸板にチョップ
を放ち続け、Yutoがソレを受け続ける”というスタイル。プロレスファ
ンであればピンと来ると思うのだが、コレは今や伝説として語られてい
る名勝負・小橋建太vs佐々木健介に、彼らなりのアレンジを加えたスタ
イル、と言って良い。

技を交換しない、というあまりに斬新な闘い
辻の放つチョップは、手の側面を使う“空手チョップ型”ではなく、掌を
開いて張り手の様に叩き付けるメキシカンスタイル。ちょっと微妙な表
現になってしまうのだけど、この型のチョップは“リアルに相当痛い”
しい。当然試合序盤からYutoの胸板はドス黒い内出血で覆われてしまっ
たのだが、驚いたのはYutoの良い意味での“やせ我慢”。打たれた瞬間に
ホンの少しだけ死ぬほど痛そうな顔をするのだが、すぐにもう一発打っ
て来い、とアピール。自分がチョップを返すのではなく、辻に打たせ続
けるのだから、心底ゾッとした。やはりこの男、只者では無い

そして、打ち続けた辻も凄かった。
終盤、NJPW WORLDのカメラが辻の両腕のアップを押さえる、という
最高のカメラワークがあったのだが、右手と左手の色が明らかに違う、
という説得力抜群の絵。こんな異常な試合、滅多に見られないと思う。

試合は辻がファイヤーブラスターを決めるもダブルノックダウン状態。
カウント9で立ち上がり、勝利を収めたのは辻だったが、いろいろ持っ
て行ったのはYutoだった気が。辻にとっては「試合に勝って勝負に負
けた」状態。コレは何らかの形での再戦が必要。

Yuto-Ice、彼の妙な存在感と説得力について、しっかりした検証が必
要な時期かもしれない。もしかしたら、マジで新日本の救世主になっ
てしまうかも・・・。

G1 CLIMAX 36・EBARA WAVE アリーナおおた②

#G1CLIMAX36


新日本プロレス『G1 CLIMAX 36』大田区総合体育館・二日目。
昨日・今日とNJPW WORLDの生中継で観戦しており、特に違和感を感じ
なかったのだけど、動員は昨日2,027名今日1,580名とやや寂しい
数字。G1で東京開催、それも土日なのにこの動員は・・・。

今日のピックアップは第六試合ウルフ・アロンvsOSCAR
正直言えば、今日は他の試合がイマイチパッとせず、消去法でこうなっ
てしまったワケだが・・・。

OSCARはもちろんウルフの先輩に当たり、過酷なことで知られる陸上十
種競技出身。しかし、過去のバックボーンでは柔道で世界を取ったウルフ
の方が数段上であり、バッドラック・ファレを見事に攻略した事実から、
OSCARのような巨漢にも充分に対抗出来るハズ。であるが故に、今日は
ウルフの勝ちを期待して観戦。

しかし今日は、OSCARが先輩の意地を魅せて激烈勝利
決め技も“ナイトメア”と称されるスリーパーホールド。柔道金メダリス
トに対し、裸締めを決めて勝利したのだからちょっと驚いた。やっぱり
OSCARもボルチンと同じくらいの期待を課せられたスーパーアスリート
だけあり、この勝利も納得。だけど・・・。

問題は、ウルフの扱い方なのではないか、と。
新日本はやはり「促成栽培」上手く無い。全日本が古くは鶴田天龍
それに輪島、最近だと諏訪魔、ごく最近だと安斉など、他競技で実績を
残した選手を素早く上で使ってスターに出来ているのに対し、新日本は
その土壌からか、そういう人材が主力になるまで時間がかかる傾向があ
る。長州はデビューから藤波に噛みつくまではずっと低迷していたし、
北尾に関しては今世紀最大の失敗作(^^;)。小川は途中からヘンな方向
に行ってしまった(^^;)。だからデビュー以降、ファンから好意的に見
られているウルフは非常に稀な存在で、ここは一つ促成栽培にブースト
をかけても良い気がするのだが・・・。

ウルフが新日本の宝であることは紛れもない事実。
過去の実績や年齢を考慮するともう下積みしている場合では無いし、垣
間見える人間性にも全く問題無い気がする。ウルフがIWGPヘビーのベル
トを巻く姿、一刻も早く観たい!!

・・・ちなみに、OSCARの勝ちに文句があるワケではありません(^^;)。
どちらかと言えば、勝ってくれてすげぇ嬉しかったことだけ書いておき
ますので念の為(^^;)。