SAKURA GENESIS 2026

#njSG


新日本プロレス『SAKURA GENESIS 2026』両国国技館。
恒例の春の両国だが、正直言えば珍しく“引っかかるモノが無い”大会。
棚橋引退に始まり、EVIL・ヒロムらビッグネームの退団、そして急速に
台頭する新世代。完全に過渡期な新日本プロレスだが、そういう肝心な時
俯瞰の体勢を取ってしまうのは僕の悪い癖(^^;)。しかし今日は・・・。

ピックアップはセミファイナルIWGPタッグ選手権
Yuto-IceOSCARK.O.Bに挑んだのは、TMDK大岩遼平ザック・セ
イバーJr.Yuto大岩因縁は凄まじく、もう何度目になるのか解らない
このカードが注目を浴び続けている、という事実をまず認識すべき。

その上で、Yutoと大岩は今日もすばらしいぶつかり合いを披露してくれた。
Yutoのラフファイトは最初から予想されたが、テクニック至上主義を貫く
大岩がコレにどう対応するのか?がポイント。NJCのシングルでは、大岩が
Yutoを丸め込む、というフィニッシュだったのだが・・・。

今回大岩が選択したのは、「技術を使ってケンカする」
解説席に座った上村優也の放った言葉だが、非常に的を得た発言。Yutoの
左腕を一点集中で攻撃するのだが、その方法が完全に“打撃”。こんな試合
を魅せ付けられたら、我々のような旧世代ファンも納得するしかない。

試合は絶体絶命のところまで追い込まれたK.O.Bが大逆転防衛
試合後のYutoの満足そうな顔が、この試合の全てを象徴している気がする。

そしてこの試合、正直メインを完全に凌駕した感。
Yutoと大岩の絡みは文字通り「カネが取れる」レベルであり、何より感情
移入容易IWGPタッグ戦線がここまで注目されるのも随分久しぶりだし、
現状で他のどの試合よりも観たい意欲が沸く。

新日本の今後のキーマンは、間違い無くYuto-Ice。化けたなぁ、中島(^^)。
出来ればシングル戦線でも、Yutoがカンフル剤になって欲しいところ。
注目は夏のG1かな?

そして、予想通りタイトルが動いたメインと、セミ前TV選手権について
は改めてどこかで。終わってみれば凄い大会だったな、今回の両国・・・。

Road to SAKURA GENESIS 2026・後楽園ホール

#njSG


新日本プロレス『Road to SAKURA GENESIS 2026』後楽園ホール。
春一番の両国ビッグマッチ『SAKURA GENESIS』前の最後の大会で、言葉
は良く無いかもしれないが、両国から“あぶれた”カードが目白押し。
個人的には両国よりも今日の方が気になる試合メインイベント

IWGPジュニアヘビー級選手権王者DOUKIYOHが挑んだ一戦。
若手の頃から小松洋平・田中翔の二人を推して来た僕に取って、“実績”
けが付いてこないYOHの現在悔しくてならない(^^;)。
YOHは実力・センス共に申し分無い上に、「言葉」にも力がある。昨年の
スーパージュニア決勝前に藤田晃生に放った『かかって来いよ、未来!』
には本当にシビれた。YOHに伝統の新日ジュニアトップに立って欲しい、
と願っているファンは、たくさん居ると思うのだが・・・。

YOHは“EVILムーブ”を全開にし、王者のDOUKIに迫る。
ハチャメチャに見える試合だが、後になってみれば緻密に組み立てられた
構成だ、ということがよく解る。主導権はもちろんYOHが握っており、満
員のホールをガンガン沸かせる。改めて、スゲぇプロレスラーだな、と思
った次第。しかし・・・。

試合を制したのはDOUKI
僕のDOUKIへの評価は結構高く、良い意味での“インディー臭さ”を残した
まま、極悪の限りを尽くす姿勢は本当にプロだと思う。長期政権も納得だ
し、観客のフラストレーションを溜めまくる、という重要なミッションも
しっかりこなしている。今回もYOHの攻撃をセコンド介入で完璧に凌ぎ、
タイトルを守った、という事実は更に評価に値する。だけど・・・。

DOUKIはDOUKIで悔しいだろうなぁ、と(^^;)。
今日の試合に関しては、DOUKIの「悪」が霞んでしまうほど、YOHの特異
行動が目立ってしまった。DOUKIにとって、コレはちょっと痛いかも・・・。

そして、田口枠(失礼!)に片足を突っ込んでしまったYOHが、タイトル
を獲得する可能性が日に日に薄まっている、という事実も痛い。なんとか
今の「おもしろさ」を維持したまま、本当に一度でいいからトップに立っ
て欲しいんだけど・・・。

NJC2026・アオーレ長岡② – TOURNAMENT FINAL -

#njcup


新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2026』アオーレ長岡二日目。
シリーズ最終戦はもちろんトーナメント決勝戦、新日本プロレス正規軍の
トップである上村優也と、United Empireの若きリーダーであるカラム・
ニューマンが雌雄を決する。どちらが勝っても初優勝、カラムが勝利した
場合はNJC史上最年少での優勝となる。

結局今年も全戦レビュー(^^;)してしまったNJCだが、カラムピックアッ
に登場せず。コレは本当に偶然で、次期ガイジンエース最右翼である
カラムは、その若さに似つかわしくない曲者ぶりを如何無く発揮。決勝進
出はフロックでもなんでもなく、当然の結果であった。

対する上村は、事前に行われた優勝予想で圧倒的にトップを取ったほどの
期待を背負った上で、満を持しての決勝進出。優勝して当然、の空気、も
しかすると彼に取って辛いモノだったかもしれないのだが・・・。

そして決勝戦、NEW JAPAN CUP決勝の名に恥じない一戦に。
ポイントになったのはカラムの「若さ」。上村も充分若いのだが、当たり
の激しい消耗戦でアドバンテージを取るには、少しでも若い方がスタミナ
が保つ、ということ。両者共にフィニッシャーを出し尽くし、コレはどう
なる?と思ったところでカラムが新技を解禁。紙一重の内容だったが、勝
利の女神はカラムに微笑んだ。

・・・正直、この結果は予想していた事態
上村vs辻、というカードはもう少し大きな舞台・・・例えばG1決勝ドーム
など・・・が相応しく、上期の総決算で行うには少し勿体ない。カラムがその
立場であれば納得だし、なんならIWGP王座獲得しても問題は無い気が。
そうなれば、カラムはフィンレーに代わる新日ガイジンエースの座を確実
に獲得出来るし、彼を中心としたカードの幅もかなり広がる。

上村は・・・まだ出番では無い、と判断。
ココで腐ったら負け、を自覚し、年内に訪れるであろう最高のシチュエー
ションを見逃さないように精進して欲しい。僕の中で、新日本の次の主役
は、上村優也以外あり得ないのだから。

NJC2026・アオーレ長岡①

#njcup


新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2026』アオーレ長岡初日。
NJC決勝の場として完全に定着した新潟の大会場・アオーレ長岡は、以前
一度だけ仕事で行ったことがあるので、その大きさ・広さは体感済み。
ここで2daysがやれる団体、新日本くらいしか無いだろうなぁ・・・。

本日のピックアップ、凄く悩んだ結果、セミファイナル
準決勝第一試合のカードは、上村優也vsボルチン・オレッグ。今現在の
新日本プロレスで、僕が大きな期待を寄せているトップ二人の一騎打ち。
出来ることなら、決勝で観たかったカード。

両者の気迫が、とにかく凄かった。
フィジカルで圧倒的に勝るボルチンが主導権を取りにかかるが、上村は
それをいなさずに受ける、という恐ろしい展開。これこそが最上レベル
『プロレス』であり、僕のようなすれっからしでも思わず声が出てし
まう、観る側にとって最高の試合。間違い無く今大会のベストバウト
あり、この試合を魅せてくれた二人に心の底から感謝したい。

そして個人的に驚いたのが、ボルチンの負けが「悔しかった」こと。
若手の頃からずっと注目していた上村の勝利はもちろん嬉しかったのだ
が、それと同じくらいボルチンの負けが悔しい(^^;)。僕の中で、ボルチ
ンがそこまでの存在になっている、という事実に改めて驚いた。新日本
は絶対にボルチンを手放してはならない・・・。

・・・そして、メインで行われた海野翔太vsカラム・ニューマンも負けない
レベルの名勝負だったことも記憶しておく。勝利したカラムジョーカー
っぷりに感心したが、それよりも幸運なことに、この試合があったおかげ
翔太“生き残った”気がする。こちらも、凄い試合だった!

明日の決勝は、上村優也vsカラム・ニューマン
この組み合わせなら絶対に上村推しになるのだが、シリーズを通して妙な
勢いを失わなかったカラムが凄く気になる。果たして・・・。

NJC2026・ビッグパレットふくしま

#njcup


新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2026』ビッグパレットふくしま
郡山で行われる準々決勝最後の2試合だが、今日は700名強寂しい数字
会場の仕様だと思うのだが、やっぱり春の本番で動員が4桁いかない、と
いのは若干残念カードそこそこ良かったと思うんだけど・・・。

本日のピックアップはメイントーナメント準々決勝最終試合
昨年準優勝海野翔太が、2022年度覇者ザック・セイバーJr.と対戦。
海野はいろいろな場面で結果が伴わずブーイングがなかなか減らない状況。
対するザックは現状で新日本のガイジンNo.1の座を揺るぎないモノにしてお
り、ファンからの信頼度も高い。ココはどうしても、海野が勝たなければな
らない試合だったのだが・・・。

主導権はやっぱりザック。右腕への一点集中攻撃は凄まじく、関節があまり
得意に見えない(^^;)海野“良さ”が封じられる展開・・・にはならなかった!
海野は関節地獄をDDTで切り抜ける、という思ってもみなかった動きを魅せ、
観ているコチラを驚かせてくれた。ラリアート→2nd Chapterというフィニ
ッシュの流れもなかなかの説得力。これまでのvsザックの中では最高の内容
だった上に、勝利まで収めたのだから、コレは褒めるしか無い

問題は、海野が「優勝」出来るかどうか。
成田同様、海野ももうとっくに後が無い状況だが、準決勝の相手、カラム・
ニューマン足をすくわれる未来もなんとなく想像出来ちゃうのがイヤ。
頑張って欲しいんだけどなぁ・・・。