WTL2025・秋田テルサ

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新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』秋田テルサ
東北五連戦の最終日はクマ被害観光壊滅的、と噂される秋田県。そんな中で
1,300人以上の観客を集めたのだから、新日本は多少秋田に貢献したのかも。まぁ
テルサの周辺はクマは出ないと思うけど・・・いや、もしかしたら出るのか??

今日は・・・メインかな、やっぱり。
エル・ファンタズモと組み、現役最後のリーグ戦に参加している棚橋弘至だが、思
った通り勝率は芳しく無い。対戦相手は皆が一様に「コレが棚橋と触れあう最後の
チャンス」とばかりに果敢に攻めてくる。タナはソレを正面から受け止めてしまう
のだから、そりゃあ勝つのは難しい。自らを“踏み台”と位置づけ、後輩を上げるこ
とを躊躇しないタナを昔から知っているコチラとしては、仕方無いこと、と理解は
出来るが、タナが負けるところを観るのはあまり気持ち良いモノではない

今日の試合も、棚橋が負ける、と思っていた。
今年のG1 CLIMAXで、今日の対戦相手の一人である大岩陵平惜敗している棚橋。
ココはリベンジを期待したいが、引退まで40日を切っている棚橋の「今の立場」
を考えると、勝利するワケにもいかない、と考えていた。しかし今日のタナはザッ
ク&大岩の強烈な攻撃を真正面から喰らいながら、執拗に食い下がる。その諦めな
い姿勢は、引退発表前のタナを思い起こさせてくれ、ちょっとグッと来た

試合は、久々にハイフライフローを決めた棚橋&ELP勝利
これでリーグ戦の初日がやっと出たワケだが、そんなことよりも試合後のアピー
ルで「僕の秋田での試合はコレが最後」と涙したタナの姿に思わず貰い泣き
まさかこの試合で、棚橋弘至というプロレスラーの最期を再認識してしまうとは、
夢にも思わなかった。

・・・寂しいなぁ、やっぱり。
来年1月4日以降の棚橋ロスが、今から本当に恐ろしい。う〜ん・・・。

WTL2025・むつマエダアリーナ

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新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』むつマエダアリーナ
青森県2日目だが、むつ市はご存じ恐山の近く。昨日の青森市総合体育館からルー
ト検索をかけると、クルマ約2時間もかかる場所。東北最北端の県で、1日
でこの移動を行ってしまう新日本プロレス地味に凄いと思う。

今日のピックアップはメイン
辻陽太&ゲイブ・キッド vs ボルチン・オレッグ&矢野通、という、ファンが思わ
ニヤッとしてしまう絶妙なカード。辻とゲイブが近未来の新日本の主流になりそ
うなのは間違い無いが、この二人を軽くフィジカルで上回りそうなのがボルチン
昨年のドームで覚醒したゲイブと、今のボルチンのぶつかり合いに興味が沸かない
ワケが無い。

しかし、今日の主役は矢野。シリアスにケンカを売ってきたゲイブに対し、矢野が
激高。一瞬マジ切れした気がしたのだが、矢野が本当にマジ切れしたらとんでもな
いことになってしまうのは明白。イス攻撃だけで済んで本当に良かった・・・。

しかし、勝負に勝ったのは辻&ゲイブ。
このリーグ戦で無所属WAR DOGS混成軍3チームあるのだが、どのチームも
それなりにタッグワークが良い。もしかしたら、長続きしちゃうんだろうか?ソレ
もちょっと違う気がするんだけど・・・。

WTL2025・カクヒログループスーパーアリーナ

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新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』東北シリーズ3日目会場
これまで全く聞いたことの無いカクヒログループスーパーアリーナ。え〜、旧名称
青森市総合体育館(^^;)。あ、これなら聞き覚えがありますよ、ええ(^^;)。

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今日のピックアップはどうしようもなくおもしろかった第五試合
デビッド・フィンレー&高橋ヒロムの連合軍に相対するのは、ランス・アーチャー
&アレックス・ゼイン“MONSTERSOURCE”。フィンレーにいいように(武器とし
て)使われているヒロムが多少心配ではあるが・・・まぁ、楽しみでもある(^^;)、と
いう、実にチャーミングな組み合わせ

試合は思った通り豪快大迫力、それでいて愉快な展開が続出。
両軍とも一応ヘビー&ジュニアの組み合わせだが、僕が一目置くアレックス・ゼイ
はもうジュニアとは言えない体格(^^;)。この差が出たのか、今日の“武器”とし
てのヒロムは若干体重が足りず、これまで必殺だった場外へのプランチャ・レベル
(フィンレーの場外パワーボム^^;)がイマイチ効かず、モンスター・ソース
軍配。いやぁ、おもしろかった♪

で、ちょっと気になるのが、Bブロック1チーム以外結構な団子状態になって
いること。で、その1チームというのが棚橋&ファンタズモであること・・・。
・・・いやさすがに、タナを白星配給係にするのはどうかと思うのだが!!

TAKUMA vs TENSHIN

#Prime Video Boxing 14


11月24日、新設の有明・TOYOTAアリーナで行われたPrime Video Boxing 14
メインイベントWBC世界バンタム級王座決定戦ランキング1位那須川天心が、
元WBA同級王者井上拓真雌雄を決した。天心は国際式ボクシング転向後、初の
メイン。拓真はとの世界戦に敗れて以来、約1年ぶりの復帰戦だった。

・・・名勝負、だった。
12ラウンドに渡る攻防は“変則”“本格”が織りなす壮絶なせめぎ合いで、今のと
ころ年間ベストバウト、と言っても良いくらいの最高の内容。アチラで書いた予想
通り、1〜2R天心のトリッキーな攻めが冴えたが、その後は拓真がしっかり取り
返す展開。珍しく予想は当たったのだけど・・・。

判定結果が読まれた瞬間、涙が出た
RIZINで初めて観た頃からずっと僕を魅了し続けてきた格闘家明確な「負け」は、
やはりかなりショックで、あまりの悔しさ一瞬何も考えられなくなった
ちょっと時間が経ってから改めて考えれば、転向後わずか8戦で世界に挑戦し、二度
も世界を取った男と12ラウンドを闘い抜いただけで凄い、というのは解る。でも・・・。

これで那須川天心は『神童』から『(極めて近い)将来有望なボクサー』に変わっ
てしまった。天心を応援する気持ちは変わらないし、これからもずっと見続けるつ
もりではあるが、これまで彼に対して持っていた感情大きく変化してしまう気が
する。それでも、リベンジは必須世界のベルトを巻く天心の姿を観るまでは、僕
死ぬに死ねないので・・・。

もう一つ、コレも正直な気持ち
井上拓真というボクサーのキャリアが、今日で終わらなくて本当に良かった
そして、本当に強い拓真を魅せてくれたことにも感謝。今後も期待してるぞ!!

WTL2025・仙台サンプラザホール

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新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』仙台サンプラザホール
新日本が大いに盛り上がる仙台、今日はAブロック公式戦が4試合。客入り良好
に見えたのだが、内容はちょっとだけ?マーク原因はおそらく・・・。

今日は消去法セミファイナル
“WAR DRAGONS”鷹木信悟&ドリラ・モロニー組の対角には、EVIL&ドン・フ
ァレH.O.T勢。ここまで両チーム共に1勝1敗、負ければ脱落しかねない状況

注目はやっぱりモロニーファレ絡み。ちょっと前までジュニアヘビー級だった
モロニーが、超巨体のファレとどう闘うのか?に注目して観ていたのだが、思った
以上に真っ向勝負となったのに驚いた。モロニーはタイミングの取り方が絶妙で、
パワーでファレを圧倒しているかのように魅せる闘い方。これはもう非凡な才能
あり、ドリラ・モロニーというプロレスラーを発掘してきた新日本プロレスを褒め
たいくらい。2〜3年後トップ戦線に居そうだなぁ、モロニー。

ただ、試合はH.O.Tの勝利EVILはブレることなくいつものように、これまた絶妙
のタイミング東郷を乱入させ、卑怯な手段で勝利。東京ドーム重大なカード
任されているEVILも、自分の立ち位置をよく解っている感があって、凄く良い。
優勝は無いにしても、このシリーズでもう一波乱起こしてくれそうな予感はする。

・・・しかし、今日の大会はハッキリ言って“凡庸”だった。
今回の仙台大会でいちばん盛り上がった様に見えたのは、第四試合で組まれた前哨
棚橋弘至が登場した時。仙台と言えば棚橋、ということは皆解っているハズで、
何故に今日をAブロックの日にしてしまうのか、ちょっと理解に苦しむ
おそらく棚橋の仙台登場は今日が最後。だとするのなら、どうするべきだったのか
は明白。勿体なかったなぁ、今日の仙台・・・。