SAKURA GENESIS 2021

#IWGP #njSG


新日本プロレス「SAKURA GENESIS」両国国技館大会。
見どころは大小でそれぞれ一つずつ。大きい方はもちろん初となる『IWGP世界
ヘビー級タイトルマッチ』初代王者飯伏幸太が、NJC2021を圧倒的に制し
ウィル・オスプレイの挑戦を受けた。

この2人には珍しく、序盤は探り合うようなジックリした展開。おそらく世界タ
イトルマッチを意識してのことだと思われるが、個人的にこの2人にはそういう
トラディショナルは必要無い気がする。

それでも試合は徐々にヒートし、両者はいつものように難易度の高いムーブを
交歓。結果、【新世代の世界タイトルマッチ】に相応しい内容になったのだか
ら、さすがに二人とも非凡。特にオスプレイの成長が凄まじく、途中からゲー
ムメイクの全てを掌握とんでもない選手になった・・・。

生ヒザのカミゴエをスカされた飯伏を、ヒドゥン・ブレイド→ストーム・ブレ
イカーの必殺コースを決めたオスプレイが激勝。文句の付けようのない完璧な
勝利で二代目のIWGP世界王座を獲得した。

久しぶりの20台王者が誕生。これまで何人かの外国人IWGP王者が誕生したが、
僕のオスプレイの評価は歴代のどの選手よりも高い。このまま長期政権を築く
ことが出来れば、名実共に新日本プロレスのエースとなるハズ。このまま突っ
走って欲しいなぁ、マジで。

ちなみに小さい方UNITED EMPIRE「X」ヘナーレでした(^^;)。
ソンブラとかマーティ・スカルを期待してたので正直肩すかしだったけど、
ヘナーレが浮上するには良いキッカケ。今後を大いに期待します!

Mr.TADASHI “KO” SAWAMURA

#キックの鬼


昭和40年代、代名詞となった「真空飛び膝蹴り」で一世を風靡し、日本に
キックボクシングブームを巻き起こしたキックボクシング元東洋2階級覇者
沢村忠氏が、千葉県内の病院で死去。死因は肺癌。享年78

異名「キックの鬼」
僕は沢村さんの全盛期にはまだ物心が付いておらず、アニメになってそれが
30%以上の視聴率を叩き出す程になった第一次キックブームを知らない。
意識してキックボクシングの試合を観るようになったのは藤原敏夫ベニー
・ユキーデの頃で、その頃沢村さんは既にリングを降りていた。が、藤原が
どんなに良い試合をしても、引き合いに出されるのは必ず「沢村忠」という
伝説。もちろんコレに興味津々だった僕は、ビデオで何度も沢村さんの試合
を確認した。

沢村忠の試合は、殆どが【WORK】であった、という説がある。
映像を確認すると、確かに試合が「派手」。今のキックの試合では殆ど成功
しない飛び膝蹴りが悉く決まるし、なんならドロップキックで決まる試合ま
であった。しかも、全盛期の平均試合数は年間20(!)。僕は競技者で無い
からなんとも言えないが、今のK-1等と比較すればあり得ない状況ではある。

ただ、WORK云々はともかく、沢村さんの試合はどれも面白かった
身体を見れば練習を怠っていないことは明白だし、おおよその試合で派手な
技を決める前の展開をしっかり構築している。今の武尊天心が持っている
ものと同じ「才能」が、この人には確実にあった。それだけは紛れもない事
実であると思う。

引退後、殆ど表に出ない、という生き方もカッコよかった。
願わくば藤原との闘いを観たかったけど、その楽しみは次に取っておく。

だから必ずまた、どこかで。
その時は試合をしている「キックの鬼」の姿を魅せてください。

IWGP “WORLD” HEAVY WEIGHT CHAMPIONSHIP

#IWGP


新日本プロレスは本日の後楽園ホール大会の試合開始前、新設された
【IWGP世界ヘビー級王座】チャンピオンベルトをお披露目。かねてより
初代王者に認定されていた飯伏幸太が、このベルトを受け取った。

・・・以前も書いた通り、IWGP世界ヘビー級王座に一切の文句は無い
時代は変わるべきだし、今一生懸命闘っているプロレスラーに対して歴史
云々を論じるのは野暮であるし、失礼でもある、と今は思う。

IWGP王座が新しい歴史になったところで、新日本プロレスから昭和の匂い
が薄れたのは間違い無い事実。他の昭和に生まれたタイトル、IWGPタッグ
はまぁいいとして、せめてIWGPジュニア王座だけは歴史を継承して欲しい
ところ。

ただ、日本で初めて生まれた「文句の無い世界王座」の誕生は歓迎したい。
WWEが完全にエンタメに寄っている今、もしかしたらプロレス界で一番
価値のある世界王座になる可能性あり。あとはもう飯伏幸太次第。
ガンバレ!

K’ FESTA.4

#「間に合う」


K-1「K’ FESTA.4 day2」をabemaTVの生中継にて。
最近のK-1は追いかけるべき選手が見当たらず、正直興味が薄れていたの
だが、さすがに今日だけはチェックせざるを得ない。

メイン、K-1スーパーフェザー級タイトルマッチ
1年近く試合から遠ざかっていた王者の武尊が、「過去最強の挑戦者」
言って差し支えのないレオナ・ペタスの挑戦を受けた。

ここに至るまでに幾つかレオナの試合をチェックしたのだが、確かにこの
男は強い。僕の事前の予想は【武尊苦戦】、最悪【レオナ勝利】。試合開
始直前までその思いは強かった。入場時から顔色の冴えない武尊に対し、
強者のオーラが出まくっていたレオナ。今後日本の立ち技格闘技の歴史を
左右すると思われる試合が実現する前に武尊のキャリアが終わってしまう
かも、と思っていたのだが・・・。

・・・ゴングが鳴ると当然のように武尊の顔色が変わり、以前同様の「恐ろし
く強い武尊」がいきなり顔を出した。リーチの違う相手の懐に果敢に飛び
込み、被弾しても不敵な笑顔。武尊がこのモードに入ると、もう誰も手が
付けられない。

事実上、1Rの左フックで試合は決まっていた。
逆に、死に体になりながらも恐れずに前に出たレオナの精神力を褒める
べき。良い選手なので、心が折れてしまっていなければいいのだが・・・。

圧倒的なKO勝利を観て、もしかしたら間に合うかもしれない、と感じた。
何に間に合うのかというと、それはもちろん那須川天心との一戦である。
今日の武尊を観ても、僕の中で未だに天心有利という気持ちは動かない。
でも、今日のままの武尊であれば、天心との試合は確実に凄くなるハズ。

これで本当に『世紀の一戦』となる武尊vs那須川天心
いつになるのか、どこの団体か、どういうルールになるのか等、まだま
だ明白で無い部分が多々あるが、確実に実現して欲しい。
武尊vs天心だけは、絶対に生で観るべきだな、うん。

Mil Máscaras

#50th Anniversary


『仮面貴族』ミル・マスカラス初来日から、今年で50年が経過する。
これを記念し、Gスピリッツが大々的なマスカラス特集。本人への最新イン
タビューの他、弟のドス・カラスのインタビュー、獲得メジャータイトル
の解説など、非常に興味深い内容となっているのだが・・・。

最近発掘されたゴング・ポケットダイジェスト③マスカラス特集と並べてみた。
マスカラスが日本で大人気になったのは、本人が来日する前から毎月のよう
プッシュした月刊ゴングのおかけ、というのはほぼ全てのプロレスファン
が知っている事実。「ゴングのマスカラスか、マスカラスのゴングか」とい
うキャッチフレーズまであった。

Gスピリッツの編集チーム首脳陣はみなが元ゴング編集者。そういう意味で
マスカラスの特集本が出るのは頷けるのだが、その前に大きな奇跡に感謝
しなければなるまい。

ミル・マスカラスが、未だに存命であり、元気で過ごしていること。
更に凄いのは、ミル・マスカラスが未だ現役のプロレスラーであること。
マスカラスももう78歳(!)。こうなったら僕が死ぬまで生きてて欲しい。

「千の顔を持つ男」「百の年を重ねた男」になったらカッコイイじゃん♪

▼G SPIRITS No.59