ROAD TO TOKYO DOME・Gメッセ群馬

#棚橋最高!


新日本プロレス『ROAD TO TOKYO DOME』Gメッセ群馬Cホール大会。
全3戦ミニシリーズで、いつもならレビューしないのだけど、今年に関しては
事情が違う。全ての大会のメインイベントで、重要なカードが組まれたから・・・。

「棚橋弘至ファイナルロード〜継(つなぐ)」として行われた群馬大会のメイン
は、棚橋弘至vs高橋ヒロム“あの頃”の新日本を知っている人たちなら、感無量
になること間違い無しの好カード。実際僕も、二人がリングで向かい合った瞬間
から試合が終わるまで号泣し続けていた。

暗黒期の新日本プロレス。
寂しい客席をモノともせず、リング上で全力ファイトを魅せていたのが棚橋弘至
そして同じ頃、新日本に入門したうだつの上がらない若者が、高橋広夢だった。

この試合が地方で行われた意味を考えさせられた。
ホールはもちろん、ディファ新木場ですら満員に出来なかったあの頃の新日本。
棚橋が引退を決め、広夢が文句なしのメインイベンターとなった今の新日本プロ
レスは、集客の難しい平日の地方会場ですら満員に出来る。これこそが、棚橋が
昔から望んでいた『未来』。こんなに凄いプロレスラーを、僕は猪木・藤波以来
観ていない。

・・・そして、当たり前のようにいい試合だった。
棚橋弘至のファイナルロードに、高橋ヒロムが名を刻んでくれた事実に感謝する。
そして二日後、広夢と同じ頃に入門したもう一人・・・。かつて三上恭佑を名乗った
男が、棚橋弘至の前に立つ!!

TSUTSUMI vs DONAIRE

#U-NEXT BOXING.4


17日両国国技館で行われた『U-NEXT BOXING.4』
メインイベントは、WBA世界バンタム級王座統一戦。いろいろあって正規王者
昇格した堤聖也が、暫定王者ノニト・ドネアと拳を合わせた。この日は高見
サンティアゴ世界ライトフライ級二団体統一戦オラスクアガ桑原が挑んだ
WBO世界フライ級選手権、さらにユーリ阿久井政悟復帰戦など、かなり興味深
いカードが並んでいたのだが、タイトルから解る通りU-NEXT独占配信
・・・YouTubeハイライトでチェックするしか出来なかったです、ハイ(^^;)。

メインの結果は2-1判定勝利
全ラウンドを観たワケでは無いが、「死闘」という表現がピッタリくる凄い試合
前半は43歳ドネアが完全に支配。特に4R「勝った!」と思えるくらい明確な
ダメージを堤に与え、リビング・レジェンド王座返り咲きか、と思われた。
しかし、なんとその後は圧倒。あれだけ致命的なシーンがありながら、最終
的に逆転してしまうタフネスぶりには感動するしかない。

堤の次の試合は、現休養王者アントニオ・バルガスか、WBC王者拓真か、
それともバンタムに上げた井岡か・・・。誰が来たとしても、堤との試合であれば
かなりおもしろくなる気がする。

U-NEXT、入った方がいいのかなぁ・・・。イマイチ気が乗らないんだけど(^^;)。

WTL2025・グランメッセ熊本

#njwtl


新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』決勝戦、グランメッセ熊本
11月から追ってきたリーグ戦だが、数えてみたら今日も入れて全18戦年末のタッ
グリーグと言えばやはり全日本最強タッグだが、さすがにブランド力でアレは超え
たんじゃないかなぁ、WTL。まぁ、昭和最強タッグMSGタッグには敵わないとは
思うんだけど・・・。

さて決勝戦の対戦カードはAブロック2位“TMDK”ザック・セイバーJr.&大岩陵平
vs Bブロック2位無所属・WD混成軍辻陽太&ゲイブ・キッド。この優勝決定戦
深掘りするつもりだったのだけど、今日は感じたことを正直に書かせていただく。

いや、悪い試合では無かったのは間違い無い。ココに来て存在感を増した大岩の動き
はすばらしかったし、ザックとのチームもしっかり”タッグチーム”として機能した。
 辻ゲイブも対応こそしてみせたのだが、今日行われた他の試合・・・具体的には棚橋
 の熊本ラストとセミのNEVER無差別級6人タッグタイトルマッチ・・・と比較すると、
インパクトを残せたかどうかは疑問。

予想通りTMDK勝利したのだが、正直「ああ、そうなんだ」としか思えなかった。
 SJTLといい、WTLといい、どうして最終戦でミソを付けちゃうのかなぁ・・・。

とにかくこれでドームのカードが一つ決まりそう。
IWGPタッグ王者のKOBに、TMDKが挑むことになると思われるが、他のカードに埋
もれてしまわないかが心配。全ては大岩にかかってるなぁ・・・。

WTL2025・サンアリーナせんだい

#njwtl


新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』サンアリーナせんだい
「せんだい」というのはもちろん仙台ではなく、鹿児島県薩摩川内市川内。最近の
鹿児島ビッグマッチ市内で行われず、殆どがこの会場。僕にはわりと縁のある土地
なのだけど、鹿児島からクルマで1時間かかる場所の方がプロレスファン多いのかな?

今日のメインはWTL準決勝Bブロック1位“KOB”オスカー&Yuto Ice現IWGP
タッグ王者組が、Aブロック2位辻陽太&ゲイブ・キッドと闘う試合。ゲイブを軸
に観るとおもしろいマッチアップで、同じタイプであるYutoオスカーに対し、ど
れだけ経験値の違いを魅せられるか?をポイントに観戦した。

僕が「優勝」を断言したKOBだが、残念ながら今日は完全な“格負け”。KOBが仕掛け
ラフファイトを、ゲイブはもちろんまでもが真っ向から叩き潰す、という試合。
KOB、頑張ってはいたのだけど、残念ながら今日は「若手タッグチーム」に見えてし
まった。せめて存在感だけでも上回ることが出来れば良かったのだけど、KOBにとっ
てこの負けは痛いタイトルの価値すら怪しくなってしまう・・・。

明後日、熊本で行われるWORLD TAG LEAGUE 2025決勝戦のカードは、
ザック・セイバーJr.&大岩陵平 vs 辻陽太&ゲイブ・キッド。双方共にブロック2位
の成績だが、改めて考えてみれば決勝に相応しい人員が揃っている。さすがにココ
TMDKが行くかなぁ・・・。

WTL2025・出島メッセ長崎

#njwtl


新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』出島メッセ長崎
WTLは今日を含めて3戦を残しており、準決勝・準決勝・決勝というスケジュール。
準決勝初戦は長崎だが、出島メッセとはまた驚き会場選定。ここから3戦はWTLと
いうよりも、棚橋弘至さよならツアーの様相。まぁ、そうなるよなぁ・・・。

さすがにピックアップもクソも無く、以降はWTL関連試合に集中。
今日組まれた準決勝は、Aブロック1位“毘沙門”後藤洋央紀&YOSHI-HASHIが、
Bブロック2位“TMDK”ザック・セイバーJr.&大岩陵平と対戦。タッグチーム
して完成している毘沙門に対し、やや若手の大岩がどこまで対抗出来るか、がポイ
ントになる試合、と思って観ていたのだが・・・。

思った以上に大岩がやる。ベテラン3人の中に入っても存在感で全く引けを取らな
いどころか、要所で後藤&YOSHI-HASHIを圧倒。攻めている時の表情もかなり良く、
同じTMDKの藤田と遜色が無い。すぐにタイトル戦線に行けそうな気配。

そして、試合もこれぞタッグマッチ、と言うべき名勝負
試合の8割毘沙門が攻め込んだが、大岩が耐えに耐えた上で見事な逆転を魅せ、
元IWGPタッグ王者を破る、という小波乱。さすがに毘沙門が行くと思ったけど・・・。
さて、決勝戦カードはどうなるか? 明後日の鹿児島に注目だな、うん。