BEST OF THE SUPER Jr.33・代々木第二体育館

#BOSJ33


新日本プロレス『BEST OF THE SUPER Jr.33』代々木第二体育館
この会場、正式名称が「国立代々木競技場・第二体育館」らしいのだけ
ど、これまでずっと使っていた通称の代々木第二の方がしっくり来る。
コチラではそれで統一、ということで。

今日のピックアップは、かなり悩んだ上でセミファイナル
前年度のBOSJで最年少覇者となった藤田晃生が、“狂猿”こと葛西純
一騎打ち。この組み合わせ、今年のBOSJの全対戦カードの中でも一番
興味を惹いた。実際どうなったのか?と言うと・・・。

現在20〜30歳くらいのプロレスラーの多くは、ファン時代に葛西純を
認識している、と思われる。進境著しい藤田も例外ではなく、目の前
に葛西が現れた段階で、葛西の世界に入って行きたい、という衝動
抑えられなかったのではないか?、と予測する。

葛西の凶器攻撃で流血し、ボロボロにされながらも、何故か嬉しそう
な表情を崩さない藤田(^^;)。葛西から見れば、完全に藤田を掌に載せ
たワケだが、自分の息子くらいの年齢の選手を小馬鹿にすること無く、
その上で自分の世界を構築してしまうのが葛西純の凄さ。最後は藤田
を強引に丸め込み、勝利まで奪ってしまうのだから驚いた。

さらに何より凄いのは、恐怖すら感じるハードコアマッチの後なのに、
妙に爽やかな雰囲気がリングに充満していたこと。葛西純の新日本プ
ロレス本格参戦は、既に成功を収めている!

ちなみにピックアップに迷ったのは、セミ前のYOHvs石森太二
今年も僕の推しはYOH。なんとか優勝してくれないかなぁ、マジで。

BEST OF THE SUPER Jr.33・エスフォルタアリーナ八王子

#BOSJ33


新日本プロレス『BEST OF THE SUPER Jr.33』エスフォルタアリーナ
八王子大会。八王子のスーパージュニア高橋ヒロム不在、という
状況がどう転ぶのか?に注目していたが、やっぱり客入りはあまりよ
ろしくない印象。まぁ、前回も大入りでは無かった気がするが・・・。

まず書いておくと、メインエル・デスペラードvs石森太二名勝負
ヒロムの不在を補って余りある大熱戦に、両者の意地が垣間見られた。
せめてこの二人がずっと新日本に居てくれることを、切に願う次第。

その上で、今日のピックアップは第六試合このシリーズ初参戦とな
った葛西純が、CMLLティタン初戦。キャリア豊富なデスマッチの
カリスマはさすがにペースを握るのが上手く、新日本のリング上でも
「葛西純の世界」完全構築。葛西をリスペクトするティタンもこの
状況にしっかり乗り、高いレベルのハードコアマッチを展開。しかも、
結果はティタンの勝利。コレは間違い無く、ティタンの勲章の一つ
なる気がする。

しかし葛西純、改めて凄いプロレスラー
この後のリーグ戦、葛西の出場する試合は全て流血戦になることが予測
される上に、観客もきっとソレを求めるハズ。新日本プロレスの、しか
もスーパージュニアの舞台でソレを行い、認められる選手など、他には
絶対に居ないと思う。楽しみ過ぎるなぁ、この後の展開が。

BEST OF THE SUPER Jr.33・後楽園ホール①

#BOSJ33


新日本プロレス『BEST OF THE SUPER Jr.33』開幕戦・後楽園ホール
今年も始まったジュニアの祭典だが、今年は早々にIWGPジュニア王者
DOUKI出場拒否、というケチが付いた。いやまぁ、個人的には非常に
DOUKIらしいとは思うのだが、一般的にはそうじゃ無いんだろうなぁ、
と思わざるを得ず。しかし・・・。

まず今日の開幕戦、全9試合の全てが公式戦だったのだが、最初から最後
まで捨て試合の一切無い、すばらしい興行。このリーグ戦のブランド力
レベルの高さ未だ健在、どこと比較しても世界一、と言い切れる。僕の
中ではG1と同等か、下手すればソレ以上の価値があることは間違い無い。

そんな中で、今日のピックアップは第二試合SHOvs金丸義信
HOT同士の闘いで、まぁ他団体ならナァナァになってもしょうがない試合
なのだけど、さすがに新日本ではソレは許されない模様(^^;)。
SHOと金丸の見事な「化かし合い」芸術の域で、こういう試合がアクセ
ントとして成立してしまう“器の力”は、マジで凄いと思う。

まぁ個人的には、今年も初戦で見事に敗退したYOHが気になる(^^;)。
今年こそ優勝して欲しいのだけど、無理なのかなぁ、やっぱり(^^;)。

天山広吉・引退発表

#猛牛


昨日、新日本プロレス記者会見

猛牛天山広吉が今年8月15日、G1 CLIMAX 2026・準決勝の行われる
両国国技館大会での現役引退を発表。天山は2025年4月より腰・ヒザの
負傷が悪化し、長期欠場中。難病である「黄色靱帯骨化症」も発症して
おり、プロレスラーとしての”最低限”が維持出来ない、と自らが判断し、
引退を決意した、という。

僕は天山広吉をデビュー戦の頃から知っている。
純粋な同期は、西村修金本浩二の両名で、少し先輩の小原道由と、後に
タッグを組む小島聡が少し後輩。この4名に山本広吉(現在の天山)を加
えた5名が新日本の前座戦線を沸かせていた頃が、僕がいちばんプロレス
を観に行っていた時期だった、と思う。

小原は既に引退し、西村は故人。金本は現役ではあるが、ほぼセミリタイ
アに等しい活動しかしていない。この状況を考えると、やっぱり少し寂し
い感はある。だけど・・・。

・・・この先のことを考えると、引退も致し方無し、とは思う。
時折解説などで会場に姿を見せる天山は、全盛期の半分くらいの筋肉量
な上に、頬がこけて見えるくらい激ヤセしている。あれだけバランスが
良く、受けの上手かった天山の足下もおぼつかない様子は、正直見てい
て辛かった。

ラストマッチの相手は、もちろんタッグを組んだあの男が濃厚。
熱い試合を期待するが、何よりも怪我なく無事にリングを降りて欲しい。
おつかれさま、は両国大会が終わったら改めて。

10.9

#ドームを押さえろ!


10.9 プロレスのいちばん熱い日 / 瑞佐富郎(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

随分久しぶりにレビューする「愛のプロレス作家」こと瑞佐富郎作品。
コチラでのログを確認すると、5年前のさよなら、プロレスが最後な
のだが、実際はこの5年で瑞氏の著作を数冊読んでいる。レビューが無い
理由は・・・まぁ、察してください。いや、けして悪い意味では無いので、
その辺りは誤解の無いように・・・。

1995年10月9日東京ドームで行われた『新日本プロレスvsUWFインタ
ーナショナル全面戦争』。この真に“伝説”興行に関するあらゆる要素を、
様々な角度から深掘りし尽くしたノンフィクション

相変わらず瑞氏の分析・考察は凄まじく、時代背景からこのイベントが実
現した経緯、そして今に至るまでの影響など、重要な事象を完全に網羅
いわゆるケーフェイに触れている部分もあるのだが、瑞氏のリスペクタ
ブルな文体はソレすら「イヤなモノ」と感じさせない。このある種特殊
な才能は、瑞佐富郎独自のモノ。さすが、である。

当然、僕もこの日の東京ドームの観客席に居た。
試合内容はもちろんのこと、会場全体を包んでいた異様な空気と高揚感、
そして何よりも「本当に」立錐の余地も無いくらいの人・人・人・・・。
東京ドームがリアルに超満員になった様子を、僕は2度観ているのだが、
その1度目がこの日。試合前・試合中・試合後の全てで、観客全員が完全
に出来上がっている、という現象は、一生のうち一度あるか無いか。
そこに参加していた事実を幸福だと思うと共に、その時の感覚をリアル
に思い出させてくれたこの作品に、心から感謝したい。

天心と武尊が雌雄を決したTHE MATCH棚橋弘至引退興行、そしてつい
この前の井上vs中谷は、同じ景色だったのかな?確認しておけば良かっ
たのかなぁ・・・。