稀勢の里の決断

大相撲・第72代横綱・稀勢の里が、本日両国国技館で会見を開き、引退
を表明。横綱に昇進したのが2年前の初場所だから、在位はおよそ2年間
久々の日本人横綱は、おそらく断腸の思いで角界を去る。

全ては、17年の春場所が原因だと思う。
横綱昇進後の初の本場所で、重大な怪我をしたにも関わらず強行出場
満身創痍ながらも優勝を果たし、僕を含む相撲ファンは皆涙したワケな
のだが、今にして思えば・・・。

あの時に無理をしなければ、力士寿命はもっと長かったのではないか?
あの時の稀勢の里は、横綱としてファンの大きすぎる期待に応えざるを
得なかったのではないか?・・・だとするなら、あまりにも横綱に申し訳
ない・・・。

我々のために、限界を超えて、その上で潰れた。
事実として不名誉な記録こそ残ってしまったものの、あの17年春場所
感動を、せめて僕だけは忘れずにいようと思う次第。

誰が何と言おうと、大好きな横綱だった。
お疲れ様でした。そして、本当にありがとうございます・・・。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>