#ONGAKU-SENKA
『今日のiPod「POP」から流れた曲』。
僕の暗黒時代に辛うじて「希望」を魅せてくれたメロディで、長い間僕の
テーマソングだった曲。
King Of The Rumbling Spires by Tyrannosaurus Rex.
マーク・ボラン率いるT-REXの前身ユニットで、ギターを弾き語るマーク
と、これぞ「唯一無二」のパーカッション、スティーブ・ペリグリン・ト
ゥックのデュオ。
ティラノサウルス・レックスとしては後期の作品で、それまでのフォーク
調からガラリとスタイルをチェンジ、ファズのかかったエレキギターをか
き鳴らす、という変貌ぶり。本当の意味でのT-REXのプロトタイプであり、
この後世界を巻き込んで狂い咲きするマーク・ボランの礎となった名曲。
曲も歌詞も悪く言えば単純だが、だからこそ溢れ出る深み。
絶望の中に居た僕を確実に助けてくれた、恩人ならぬ『恩曲』。未だに
ちょっとだけ、元気になるんだよな、コレ聴くと。