Thank you, DIFFER ARIAKE

本日、2018年6月30日を以て有明イベント会場ディファ有明閉館
最後のプログラムは総合格闘技DEEP。明日以降、長く続いた湾岸地区の
シンボル的存在だったホールは、もう二度と扉を開けることはなくなる。

そもそもディファは、かつてMZA有明と呼ばれたバブルの代名詞のような
コンサートホールだった。当時まだ音楽業界に片足を突っ込んでいた僕は、
交通の便が非常に悪かったこの会場に、何度となく通った。バブル崩壊と
同時にあっけなく営業を終了した「オシャレ」なホールは、取り壊される
ことなく単に立ち入りが禁止され、廃墟然とした雰囲気を醸し出していた。

そんなMZAが、2000年に突如営業を再開
名称を「ディファ有明」と改め、プロレス・格闘技の興行を主な用途とし
たから驚き。久々に訪れたディファが、かつてのMZAとほぼ同じ構造であ
ったことに、やや感動してしまったことを覚えている。

プロレスリング・ノアの拠点として、他にもあらゆるプロレス・格闘技の
聖地として、18年も営業を続けてくれたディファに感謝。MZA時代も含め、
生涯印象に残り続ける仕事もこのホールで多々経験させて貰った。

僕らの時代の徒花ディファ有明に乾杯!
もしかしたらもう二度と、この界隈に足を運ぶことは無いかもしれない・・・。

Time Thief

何十年も前に、大好きだった曲。
あの頃の僕は音楽の趣味がある方面に偏っており、この手のバンドの曲ばかり
聴いていた。決して一般的ではなく、もちろんチャートに上がることも無かっ
たから、ラジオやテレビで流れることは殆ど無い。にもかかわらず、何年かに
一回は絶対聴きたくなるのがこの曲だったりする。

Pale Saintsのメンバーの今は、殆ど気にならない
この曲が際立った理由は、あの時・あのタイミングで最適な年齢だったメンバ
ーが、最高に狂っていたから、だと思う。僕の耳にこの曲はずっと残っている
し、おそらく90年頃、幸運にも目撃出来た彼らのパフォーマンスは、今でも僕
の心にちゃんと残っている。それだけでいい気がするんだな、実は。

他にも良い曲が多々あり。
気になった人は、ぜひファーストを聴いて欲しい!

▼狂気のやすらぎ / Pale Saints

あの夏、二人のルカ

▼あの夏、二人のルカ / 誉田哲也(Kindle版)

誉田哲也の新作は、久しぶりのバンドモノ
作者が元バンドマンだったのは有名な話であり、過去の疾風ガールシリーズ
RAGEなど、このジャンルを代表する作品が幾つかある。しかし今作、若干だが
色合いが違う。

語り部は全部で3人
結婚に失敗し、生家である谷中銀座に戻ってきた30台の女性と、同じ谷中銀座
ギターのリペアショップを営む男性、そして女子高生のドラマー。それぞれ
が交互に物語を紡ぎ、最終的にそれら全てが融合する、という素敵な構成。

では何がこれまでと違うのか?というと、テイストがかなり「青春モノ」だと
言う事実。これまでの氏のバンドモノは、力を持った権力者が才能溢れる誰か
を食い物にしようとしたり、ないしは登場人物がアンダーグラウンド系の何か
と関わって危ない思いをする、みたいな流れがあったのだが、今回はそういう
ある意味でわざとらしい障壁が殆ど無い。心に大きなトラウマを持った天才少
が登場し、彼女が長い時間を掛けてその障害を払拭して行く。
そこにはオンナ同士の友情バンド愛みたいな感情が溢れており、元バンドマ
なら男女の区別なく間違い無くグッと来る筈。

氏の作品を始め、これまで何冊もバンドモノの小説を読んだが、ここまで読後
感の良いモノは初めてかもしれない。なんつったって、倉庫からしばらく弾い
ていないギターを引っ張り出そうと思ったくらいだから。

バンド小説を書く才能は、おそらく誉田哲也の能力がいちばん高い。
警察小説の合間で構わないから、5年に1作くらいこの手の作品を書いて欲しい。
できれば、同じくらいサワヤカなヤツを。

WE CAN BE HEROES

今日、帰ってきたらいきなり聴きたくなった曲
音源で聴くのもいいけど、この人の場合はビデオを探す場合が多い。
観たことの無いバージョンが、いくつも発見出来るから。

その度に嬉しくなるし、高揚する。でも同時に、彼の不在を今一度思い知る。
JUST FOR ONE DAY…

ASO ROCK FESTIVAL 2018

阿蘇ロックフェスティバル
震災のあった2年前に参加する筈だった場所に、ようやく来ることが出来た。
残念ながら朝から雨が降り、状況は決して良くなかったが、昼を過ぎると・・・。

雄大な阿蘇山に射す陽光。
山肌が殆ど、という風景は、関東周辺ではなかなか観られない雄大な景観
仕事は正直かなりキツかったけど、この景色がこの場所で観られた、という
だけで大満足・・・だと思ったのだが!

大トリで出演した泉谷しげるの雄姿に、本当に涙が出た
日本に残り少なくなった真性のロックンローラーは、圧巻のパフォーマンス
を魅せてくれた。観客の拍手を待たずにインターバル無しで自らアンコール
へ突入し、名曲「野生のバラッド」を熱唱。この曲は約20分に及び、その間
に観客のテンションは一切落ちず。昭和のアーティスト底力に唸りつつ、
70歳になっても全く衰えを見せない泉谷の姿に驚愕した。この場に居ること
が出来たのは、極上の奇跡かもしれない。

熊本、サンキュー! 阿蘇山、サンキュー!
来年もまた来るぜ!(・・・呼んでくれるといいなぁ、本当に^^;)