LIVE BOXING 6

#THE BOXING


Prime Video Presents LIVE BOXING 6
今回もメイン寺地拳四朗二団体統一ライトフライ級選手権で、セミ前で
『岡山の星』ユーリ阿久井政悟世界初挑戦。注目の那須川天心8回戦
セミファイナルに。

まずは岡山・倉敷守安ジム所属世界ランキング1位ユーリ阿久井政悟が、
WBA世界フライ級王者、ウクライナのアルテム・ダラキアンに挑んだ試合。
やや変則的に足を使って逃げ回るダラキアンに対し、阿久井は自分のボクシ
ングを全く崩さずに対抗。この戦法を12ラウンドフルに行える阿久井の
精神力に舌を巻いた。

結果は大差の判定で阿久井新王者に。
岡山のジム所属選手の世界戴冠は初めてで、辰吉丈一郎以来の岡山県出身
世界チャンピオンが誕生した。ユーリ阿久井政悟、今日の試合を観る限り、
難攻不落の世界王者となる可能性アリ。今後の試合も楽しみ。

そして、セミは那須川天心がメキシコのルイス・ロブレスと対戦。
ロブレスはWBA・WBO両団体のバンタム級世界ランカー(14位)だが、
天心は国際式3試合目とは思えない試合運びでロブレスを凌駕。3R終盤で
はロブレスの顎をカチ上げるジャブを放っており、もう1〜2ラウンドで
ようやくKO勝利が観られる、と思っていたのだが・・・。

なんと、4R開始時にロブレスが試合放棄
どうやら試合中に足を痛めたらしいのだが、さすがに天心が気の毒。
天心は↑↑この顔で「マジかぁ!」を連発。一応TKO勝ちのレコードこそ
付いたのだが、観てるこちらはやや不完全燃焼天心の所為では無いんだ
けどなぁ・・・。

メインがまた凄かった!
WBA&WBC世界ライトフライ級統一王者寺地拳四朗が、元同級世界王者
WBA1位&WBC2位、ベネズエラのカルロス・カニサレスの挑戦を受け
た試合。拳四朗は2Rで凄まじいカウンターを決めてカニサレスからダウン
を奪うが、なんとカニサレスが3Rに右ストレートで拳四朗からダウンを奪
い返す、というシーソーゲーム。4R以降は拳四朗がカニサレスの誘いに乗
るカタチで前に出て、心臓に悪いレベルのド突き合い。どちらが有利なの
か全く解らない状態で最終ラウンドのゴングが鳴ってしまった。

判定は2-0拳四朗の防衛
しかし間違い無く僅差であり、カニサレスの手が上がっても全くおかしく
なかった。おそらく拳四朗史上最大の苦戦。再戦があれば、結果は違うモ
ノになるかもしれない。

終わってみると、ドッと疲れている自分に気付く(^^;)。
二つの世界戦は系統こそ違うモノの、どちらも究極の『ザ・ボクシング』
しかも、今後の展開によっては、阿久井と拳四朗が世界戦で拳を交える
可能性すらある。そう考えると、今日のイベントはターニングポイント
なるのかもしれない。

そして、天心だが・・・。
凄い勢いで成長しているのは間違い無い。これはもう早いうちにタイトル
マッチをやっちゃった方がいいんじゃないか?という気がしてきた。
バンタム級世界王者井上拓真アレハンドロ・サンティアゴ、エマヌ
エル・ロドリゲス、そしてジェイソン・モロニーかぁ・・・。まだ早いとは
思うんだけど、那須川天心なら、という期待感もあるんだよなぁ・・・。

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