#夢を託したくなる男

後楽園ホールで行われた『Lemino BOXING PHOENIX BATTLE 116』を、
Lemino中継にてライブ観戦。本日のお目当ては、メインの↓↓この試合。

WBOアジアパシフィックウェルター級王者の佐々木尽が、負傷欠場から
約10ヶ月ぶりのリング。対戦相手はフィリピンのジョー・ノイナイで、
この試合には空位のOPBF同級王座の決定戦でもあった。

･･･いやぁ、心臓に悪い試合(^^;)。
曲者のノイナイを煽るように、ガードの上からとはいえ強烈なパンチを
わざと受ける尽。顔色は変わらず、確かに効いてはいないような気はした
のだが、左右のボディに関してはほぼノーガード。ラッキーパンチが一つ
当たれば、即負けに繋がるのがウェルター級であり、もうハラハラしっぱ
なしな状況。

しかし5R、連打を受けながらもベタ足でノイナイをコーナーに追い詰めた
尽は、鬼のような連打を展開。なんとかコーナーから逃れたノイナイだが、
最後はリング中央で強烈な左右のフックが決まり、佐々木尽のTKO勝ち！

･･･正直言えば、ディフェンスなどに不安はやたら残る(^^;)。
しかし、佐々木尽の持つスター性は凄まじく、とにかく応援したくなる
“華”に溢れた選手。

現在のウェルター級は、WBAスーパー/WBC/WBOを、前PFP1位のテレ
ンス・クロフォードが保持している。佐々木尽、今のままでは三団体統一
王者であるテレンスには正直勝ち目は無い。･･･無いのだが、それでもパ
ンチが一発当たれば･･･という夢を見てしまう。

出来ればIBF王者のシャロン・エニス、WBAレギュラー王者のエイマンタ
ス・スタニオニス、WBC暫定王者のマリオ・バリオスの3名のうち、誰か
と対戦してベルトを獲得し、テレンスに挑戦状を叩き付けて欲しいところ。

『待ってろ、世界！』。
良い言葉だ！ でも、待たされるくらいなら獲りに行け、世界を！