#BOX
ラスベガスで行われたボクシングのビッグマッチ。
メインはWBA世界ライトヘビー級選手権だったのだが、アンダーカードに
日本のボクシングファンが凄く気になる試合が組まれていた。
WBC世界フェザー級タイトルマッチ。
王者のブランドン・フィゲロアに挑戦するのは、スティーブン・フルトン。
フルトンは井上尚弥の生け贄になった元スーパーバンタム級二団体王者で、
フィゲロアはあのルイス・ネリを初めてKOしてくれた偉大な選手。僕は
尊敬を込めて、普段は「フィゲロアさん」と呼んでいるほど。実はこの2人、
以前スーパーバンタム級で対戦しており、僅差の判定でフルトンが勝利し
ている。今回、下馬評ではフィゲロアさんが有利だったのだが・・・。
↑↑ハイライトが上がっていたので観て欲しい。
両者共にテクニカルなアウトボクサーだが、フィゲロアさんのアドバンテ
ージは「一発」があること。フルトンはおそらくそれを解っており、まず
は防御、という戦法を選択したのだと思う。で、コレが正に大当たり。
どのレンジでも距離を制覇したフルトンがフィゲロアさんの強打を許さず、
さらに有効打を随所でお見舞い。判定だが、フルトンは完勝した、と言っ
てよい。
もし井上尚弥がフェザー級に行くのなら、王者の一人はフルトン、という
こと。コレはかなりのドラマだし、試合内容も保証出来そう。フィゲロア
さんは個人的に残念だったけど、まだまだ再起出来る。両選手共に頑張っ
て欲しいなぁ・・・。