WWEの4大PPVの一画「SURVIVOR SERIES」。
サバイバーシリーズルールの試合を押しのけ、メインで行われた試合は、
“MEGA MATCH”と銘打たれているものの、ただのシングルマッチ。タイ
トルマッチですらない。カードは・・・。
ゴールドバーグvsブロック・レズナー。
確認しておくが、このPPVが行われたのは2016年11月14日。以前の両者の
対戦は2004年3月のレッスルマニア20であり、この試合ではゴールドバーグ
が勝利している。そしてこの試合を最後にゴールドバーグはリングを離れて
おり、レズナーから見れば12年越しのリベンジマッチ。つまり、とんでもない
シングルマッチということになる。
ゴールドバーグは全盛期と全く同じ入場。
テーマ曲のヒットと同時に控室を飛び出し、入場ゲート直前までをENGが追い
かける。アリーナのカメラに切り替わったところで低音花火。落ち着くと煙を
吐きだだしながら通路に姿を見せるゴールドバーグ。パンチ・キックのシャド
ーに併せパイロ。WCW時代から普遍の、ゴールドバーグ最高峰のパフォーマ
ンスである。
正直、ゴールドバーグの入場だけでもうお腹いっぱいだったのだが、試合が
更に凄かった。ハッキリ言えばゴールドバーグの「秒殺」。あのレズナーに
なぁんにもさせず、スピア2発からのジャックハマーであっさりとフォールを
奪ってしまった。
日本なら大ブーイングの状況だが、WWEユニバースは“強すぎるゴールドバーグ”
を支持。さすがの僕もこの状況を魅せられたらグウの音も出ない。90年代後半に
タイムスリップしたかのような気分になった。
いやぁ、ただただ凄い。ああいうカリスマを持っている選手は、やはり何年経
ってもカリスマのママなんだろうなぁ、きっと。
「Who’s Next?」はきっとある。レズナーもこのままでは終われない筈なので。