#It does’nt matter
↓↓共同通信から配信されたニュース。
もちろん最初は「ハァ?」と思ったが、改めて考えるとこの男くらい
大統領に相応しい人間も居ないんではないか?と。
そしてロックが大統領選に参加し、対立候補とディベートする、なん
ていう場面を想像すると、もう楽しみで楽しみで(^^)。
実現してくれないかなぁ、ドゥエイン・ジョンソン大統領候補!
#THE FIEND
テリー・ファンクの訃報に続き、もう一つ、偉大な才能が無くなった。
WWE世界ヘビー級・ユニバーサルヘビー級両王座の元王者であり、唯一
無二と言って過言の無い個性の持ち主、ブレイ・ワイアット(ウィンダ
ム・ロタンダ)が急死。死因はハッキリしていないが、おそらく心臓発作。
仮眠から起きることなくこの世を去った模様。享年・・・36。
日本でも有名なマイク・ロトンドの息子であり、WWEデビュー時から
そのセンスは卓越していた。アンコ型の地味な見た目なのに、奇怪過ぎ
る動きで恐ろしいまでの存在感を醸し出す。レスリングのテクニックも
一級品だった。
僕が唯一生観戦したレッスルマニア31で、アンダーテイカーと闘うワイ
アットを目撃出来たことは、幸運というしか無い。惜しむらくは、日本
で闘う機会が無かったことと、ワイアットが影響を受けた中邑真輔との
本格的な絡みが実現しなかったこと、か。
・・・さすがに早すぎる。
ワイアット絡みの夢のカードはまだまだたくさんあったのに・・・。
だからまた必ず、どこかで。FIENDの姿でもかまわないから。
#遭遇
毎年恒例になりつつあるNOAHの元旦武道館興行を昨日ABEMAにて観戦。
武道館は全盛期のようにほぼソールドアウト、観客の反応も良い。しかし、
今年の元旦興行はやっぱりいつもと様子が違う。
ダブルメインの第一試合、つまり事実上のセミファイナルが、GHCヘビー
級選手権。屈辱に燃えた清宮と拳王は、とんでもないくらい激しい試合を
魅せてくれた。この試合を超えるのは辛いかな、とか思っていたが・・・。
ダブルメイン第二試合、グレート・ムタとシンスケ・ナカムラのスペシャ
ルマッチ。この試合の二人が、文字通り『役者』が違った。
前半はジックリした立ち上がり。ムタもナカムラも自分の色を出しつつ、
「新日本流ストロングスタイル」の攻防を展開。武藤ならともかく、ムタ
でこのスタイルをチョイスするところが武藤敬司のセンス。
一方、現役のWWEスーパースターもダテでは無く、ムタは何度も窮地に
陥るが、その度に毒霧を噴射して逆転。ここまで観て、この試合でもゲー
ムメイクしていたのは武藤だ、という事実を理解。こういうプロレスラー
がいなくなってしまって大丈夫なんだろか?と切実に思った。
しかし、ナカムラも非凡なセンスを発揮。ムタの毒霧をキスで吸い取り、
逆にムタの顔面目がけて噴射。すかさず必殺のキンシャサを決め、見事な
スリーカウントを奪って魅せた。
日本でグレート・ムタがデビューしてから今日まで、ここまでの「完敗」
を喫した事実は無い。おそらくムタは自分を打ち負かす相手を探しており、
その眼鏡に適ったのがナカムラ・・・いや、中邑真輔だった気がする。
こういう試合は、やっぱりメインになるべきだった、と改めて思った。
さて、NOAHは今後どうなるのか?
ナカムラはこの一試合で米国へ帰還するし、武藤も2月にはいなくなる。
そいうなると、やっぱりGHC王者が絶対的なブランドになるべきで、ソレ
が出来るのはもう清宮海人しか居ない気が。
ここ1年で清宮が本物になれるかどうか、にかかっている気がするなぁ・・・。
#Yeaoh!
有明アリーナで行われたプロレスリング・ノア『有明凱旋』。
Abemaで生中継があったので、久しぶりにTV観戦していたのだが、休憩時間
に上映された元旦の武道館大会の特報映像に驚愕!
グレート・ムタがシングルで闘う相手は、なんと中邑真輔。
正確に言えばWWEスーパースターのSHINSUKE NAKAMURAが、久々に日本の
団体のリングに上がる。ここ数年で、いちばんビックリしたかもしれない。
NOAHにとっては完全にしてやったりのサプライズ。これでおそらく武道館の
客入りは完全に保証された感。個人的にも「うわ、観てぇ!」と叫んでしまっ
たくらい、ときめく発表ではあった。が・・・。
今日のNOAHは気合いの入ったカードが揃っており、内容もかなり充実してい
たのだが、この発表に完全に喰われた感があったのはちょっとだけ残念(^^;)。
試合の記事が全然上がってこないからなぁ・・・。
#絶望と希望
全日本プロレス・NOAHを経て、単身米国へ渡りWWE(NXT)のリング
でファイト、現在は新日本プロレスで活躍するKENTAの自伝。G1の頃
からリング上でPRに余念の無かった本(^^;)をようやく入手した次第。
NOAHで頭角を現し始めた頃のKENTAは、最高に魅力的な選手だった。
プロレスラーとしては小兵、さらにムキムキの筋肉質では無いにも関わ
らず、2mを超える高山善廣を相手にしても小さく見えない。闘争心を
剥き出しにして闘うその姿は、ある意味プロレスラーの理想。こういう
選手が新日本に居ないのが本当に悔しかった覚えがある。
この自伝ではKENTAの誕生から少年期・青年期、プロレスラーになっ
てからの各団体でのキャリアがバランス良く語られているのだが、のめ
り込んで読めたのはやっぱりWWE入団まで。米国でも大活躍を期待され
ていたのに、度重なる大怪我で欠場を繰り返す。結局はRAWにもSDにも
登場出来ないまま退団してしまったのは、やっぱり本人にとっても思い
出したくないキャリア、ある意味黒歴史だったことが伝わって来た。
あそこでプロレスラーのKENTAは、半分終わってしまった、と判断せざ
るを得ない。
だから、このタイミングでの自伝の出版はちょっと早すぎた感。
正直、今のKENTAに「あの頃」を望むのは酷、というのは解っているが、
今の新日本で明確になりつつある『新しいKENTA』というキャラクター
は化ける可能性があると思うし、それを成功させて初めてKENTA自信の
【足跡】が刻める気が。そこまで待ってからこの作品が出ていたら、も
っとハッピーな気分になった、と僕は思う。
しっかり足跡を残し、その後にぜひこの続きを。
KENTAならきっとそれが出来るし、それをやらなければならない選手だ
と思うので。