#G1CLIMAX35
新日本プロレス『G1 CLIMAX 35』、東京・後楽園ホール。
今日はAブロックのラス前で、注目すべきカードが並ぶ重要な大会。ホール開催
だけあり、さすがに今日はソールドアウト。もしかするとこのG1、最初で最後の
超満員になるかも・・・。
本日のピックアップは文句無しでセミファイナル。
無所属の上村優也が、後輩のTMDK・大岩陵平と初のシングルマッチ。星取り的
にも全くの互角であり、事実上負けた方が脱落する(可能性大)、という緊張感。
新世代の二人が、このハードルの高い舞台をどうこなすか?に注目していた。
・・・120点。いや、アームロックやヘッドロックという基本技の応酬だけで客席
を沸かせ、その上で起承転結をしっかり構築。結果的に場内に大熱狂の渦を起こ
し、説得力満点の結果まで出したのだから凄い。
勝ったのは上村。だが、ノア仕込みのテクニックを存分に魅せ付けた大岩もすば
らしく、この二人が居れば新日本はまだまだ大丈夫、とまで思った。おそらくは
この試合、G1全体のベストバウトを取るだろうし、しばらくはファンの間で大い
に語られる試合になる。上村と大岩のランクも、一気に上がった。いや、凄い。
セミがあまりにも凄かったので見落としてしまいそうになるが、今日でタイチと
SANADAの脱落が確定。そして棚橋は生き残った。Aブロックはやっぱり熱い。
Bブロックとの温度差が激しすぎるな、マジで。