FANTASTICAMANIA 2019

新日本プロレスメキシコ・CMLLの合同興行「FANTASTICAMANIA」
1月11日のエディオンアリーナ大阪大会にて開幕している。

1月21日の最終戦までほぼ連日興行があるので、こりゃあチェックが忙し
い、とか思ってたら、NJPW WORLDの中継は開幕の大阪大会の次は明日
幕張メッセまでお休みの模様。ちょっとガッカリ(^^;)。

↑↑取り敢えず開幕戦のハイライトがYouTubeに上がってたので掲載。
注目は日本でデビューとなった大陸王子二世・アトランティスJr.だった
のだが、やっぱりオヤジさんのデビューの頃には敵わないかも。
まぁ、日本をプレデビューと考えれば、本国メキシコでは衝撃的なデビ
ューになるかもしれない。

明日からのワールドに注目。
まずは幕張のファミリータッグトーナメントだ!

最強のナンバー2

▼最強のナンバー2 坂口征二 / 佐々木英俊

柔道家・元プロレスラーにして元新日本プロレスCEO坂口征二
僕がプロレスに初めて触れたのはNET(現テレ朝)の中継番組「ワールド
プロレスリング」。シングルだったのかタッグだったのかはさすがに覚え
ていないが、坂口はそこでブルート・バーナードと闘っていた。つまり、
僕の40年を超えるプロレス観戦は坂口から始まった、ということ。

そんな偉大なプロレスラー坂口征二の、本人公認バイオグラフィー
著者の佐々木英俊氏とは、ファンクラブ「荒鷲」会長だった人だから、
熱の入れ方が半端ない。なにしろ生誕前の坂口家の人物考察から話が始ま
り、幼少期・青年期・壮年期・老年期から現在に至るまでをしっかり取材。
結果500ページ(!)を余裕で越えるもの凄い作品を作ってしまったのだ
から、これはもう尊敬に値する仕事。

本当に「坂口の全て」が詰まった本。
柔道日本一の時代、現役プロレスラーの時代、新日本プロレス社長の時代
など、どの時期も不足の全く無い書き込みがなされており、もう唸るしか
無い程。しかも、決して事実の記述だけが続いている系の作品ではなく、
読んでいるうちに坂口征二という「人物」の大きさが解ってくる。これは
もう、ノンフィクションの手本と言って良いかもしれない。

強烈に印象に残ったのは、やはり組織としての新日本プロレスを立て直し
た時代の章。この部分はリアルに経営指南書であり、世の企業経営者皆が
参考に出来る内容だと思う。

ちなみにこの本、今日時点で発売日前なのだが、1月4日の新日本・東京ド
ーム大会の日に先行発売されていたのを入手した。他の人より早く、この
本に巡り会えて幸運だった、と素直に自慢しときます(^^;)。凄いよ、コレ。

“TAKAYUKI” IIZUKA

1.4東京ドームが終わり、新日本プロレスは契約更改の時期。
この時期になると必ず離脱する選手が現れ、やや寂しい思いをしてしまう
のだが、今年はKUSHIDAのWWE移籍がまず確定。そして、登場からずっ
とおもしろい試合を提供してくれたヤングバックス、正直どうでも良いが
CodyAEW旗揚げで離脱は確実。そして、我らのケニー・オメガもAEW
への合流が濃厚で、中邑退団時のような喪失感が。しかし・・・。

いちばん寂しいのが、現在鈴木軍に籍を置く飯塚高史引退がアナウンス
されたこと。コレ、かなりショックだった・・・。

現在こそ狂乱ファイターとしてのキャラが確立している飯塚だが、コレは
本当に“偉大な仕事”だったと思う。何故ならキャラチェンジ前の飯塚は、
本当に「新日本プロレス」を体現する実力派。要所々々で我々が思わず唸
るような試合を魅せてくれた。

弱点は「地味」だったのだが、それを払拭する狂乱ヒールへの転向。
これまでの飯塚を知っているからこそ、この変身への並々ならぬ意欲を感
じることが出来たし、心の底から応援できた。そんな飯塚が・・・。

ラストマッチは2月の後楽園ホール
飯塚が最後まで狂乱ヒールを演じるのなら、それはそれで納得出来る。
でも・・・。もし状況が許すのなら、最後に正統派の飯塚の姿を魅せて欲しい。
船木誠勝、鈴木みのる、佐々木健介、そして飯塚孝之は、僕らと同世代の
代表的なプロレスラー。最後は必ず看取るつもり。

2019-2020の新日本プロレス

↑↑、昨日の新日本プロレス・東京ドーム大会オープニングで上映され
2019年度(2020/01のドーム大会含む)の興行スケジュール

4月ニューヨーク・MSG大会は既に発表されていたので驚かなかったが、
G1の開幕戦テキサス州ダラス8月には英国ビッグマッチが行われる、
という大胆な海外戦略に度肝を抜かれた。

しかし、本当に「え〜!!」と声を出しておののいたのが、終盤「覚悟は
出来ているか?」のナレーションの後に発表された2020年1月東京ドー
ム大会。なんと、1月4日・5日2日間開催。いくらなんでもコレは強気過
ぎる気がするんですけど(^^;)。

おそらく、どちらか1日はイベント扱いになる気がするのだが、コレは一歩
間違うと大変なことになりそう。2019年の新日本、いろんな意味で正念場
応援はするけど、本当に心配。杞憂に終わってくれるといいんだけど。

参考:【新日本】2020年は「東京ドーム大会2連戦」(東京スポーツ)

WRESTLE KINGDOM 13 in TOKYO DOME

新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 13 in TOKYO DOME」
今年は開催2日前にいちばん安い席を購入し、会場で生観戦。というのは・・・。

棚橋弘至ケニー・オメガに仕掛けた「イデオロギー闘争」の結末を、自分
の目で確認しなければならない、と思ったから。棚橋と同様ケニーも大好き
な選手だが、タナがクリエイトしたこの命題は本当に重い。さすがはエース、
すれっからしのファン会場に足を運ばざるを得ない状況をまんまと創り出
してしまった。

ちなみに先に言っておくと、大晦日に書いた全10試合予想のうち、外した
のは2つ。もしかしたらオブザバで働けるかもしれない(^^;)。取り敢えずは
3試合をピックアップしてレビュー。

▼第1試合 NEVER無差別級選手権試合
×(王者)飯伏幸太 vs ウィル・オスプレイ(挑戦者)○
※オスプレイが王座奪取


第1試合から20分を超える消耗戦。飯伏がペースを掴めない、というより、
終始試合を制圧してみせたオスプレイ完勝、と言って良い内容。試合後、
全く動かなくなった飯伏は担架で運ばれた。大事でなければ良いけど・・・。

▼第8試合 ダブルメインイベント・IWGPインターコンチネンタル選手権試合
×(王者)クリス・ジェリコ vs 内藤哲也(挑戦者)○
※内藤が王座奪取

新日本では1年に数試合しかしていないジェリコだが、存在感は抜群。同じ
年代の選手の多くがリタイアしたり、現役を続けていてもレジェンド枠に入
っちゃったりしてるのだが、ジェリコだけは「現役感」を醸し出していると
ころが凄い。


しかし今回はさすがに負けられない内藤。慣れないノーDQルールを見事に
逆手に取り、インタコンチの白いベルトでジェリコを殴打した上での勝利。
今や懐かしさすら感じるインタコンチのベルト、今後はどうなるのか?
内藤の手腕に期待!

▼第9試合 ダブルメインイベント・IWGPヘビー級選手権試合
×(王者)ケニー・オメガ vs 棚橋弘至(挑戦者)○
※棚橋が王座奪取

この試合が無ければ、おそらく会場に来ることは無かった気がする。
棚橋はもちろんだが、ケニーもドームのメインに相応しいレベルに短期間
で駆け上がって来た。二人が向き合った時の緊張感は大したモノ。2階席
までビンビンに伝わってきた。


大技の応酬ももちろんあったのだが、ゲームメイクをしたのはエース・棚橋
ケニーの破天荒で危険な技悉く殺したのは、序盤から中盤にかけて足・腕
を丁寧に攻撃した棚橋の技巧に他ならない。

絶体絶命のところまで追い込まれながら、最後に決まったのはタナのハイフ
ライフロー。届くワケは無いのに、後半10分は声を枯らして応援してしまう
始末。僕のようなすれっからしですら、こうなってしまうのだから・・・。

棚橋がドームで「愛」を叫ぶのを聴いたのは、いつ以来なんだろう?
この多幸感を醸し出せるプロレスラーは、世界広しと言えど棚橋弘至ただ1人
100年に1人の逸材が日本に居てくれた奇跡を、心の底から感謝する。
すげぇな、って。