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新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』ツインメッセ静岡・北館。
昨日の山梨からお隣の静岡へ。おそらく今シリーズでいちばん移動が楽なスケジュ
ールだと思う。今日の静岡、お世辞抜きでかなり盛り上がっていたのは事実だけど、
動員はまたも千人以下の811名。平日とはいえ、棚橋最後の静岡でこの動員はちょ
っとだけ寂しい。
今日のピックアップは悩んだ挙げ句メイン。
まだ脱落チームが出ていない大混戦のBブロックで、4点同士のデビッド・フィンレ
ー&高橋ヒロム、海野翔太&上村優也がメインで激突。いろんな意味で酷い目(^^;)
にあっているヒロムだが、今日は最初から『目』が違った感。
たった一人だけジュニアのヒロムが、ヘビー級とはいえ遙か後輩の海野&上村に対
してしっかりと「壁」になって魅せたのだから驚いた。今日のキーマンは全編に渡
ってヒロムであり、その存在感はヘビーの他3人を完全に上回った。上村と海野は
体格差と技術でヒロムに対抗したが、やればやるほど広がるヒロムワールド。もし
かしたら、ヒロムはライガーの居た位置にいちばん近づいている選手かも。
・・・しかし、試合後の海野&上村は見事だった。
マイクを握った海野、前半は噛みかみで思わず苦笑していたのだが、最後は熱さで
盛り返して魅せた。そして、終了後は二人で延々とファンサービス。解説のミラノ
も言っていたが、熱の伝わりにくいこの会場で、あそこまでの多幸感を二人が創出
して魅せたのは、素直に拍手を贈りたい。
ちなみにピックアップを悩んだのは第五試合。
棚橋&ELPがアーチャー&ゼインを破った試合だが、こちらも内容の深い名勝負。
試合後、異例のマイクを握ったアーチャーが、棚橋の手を握って感謝の意を示した
シーンは、かなりグッときたことを付け加えておく。
棚橋の代わりを、来年以降で上村と海野が出来るのか?
今日の試合後を観る限り、2〜3年後にはなんとかなるような気がするのだが・・・。