Kindle Unlimitedでこれまた興味深い作品を発見。
ほぼ1日で1-8巻を読破してしまうほど凄まじかったのは、原作王・梶原一騎
先生の遺作である「男の星座」。
作画は「プロレススーパースター列伝」でもコンビを組んだ原田久仁信。
この二人のタッグというのは、我々の世代にとってのダイナミック・デュオ
であり、少年サンデーの発売日が待ちきれなかったあの時代を思い出す。
内容は梶原一騎の“自叙伝”に他ならず。
いろんなところでスーパーファンタジーを魅せてくれた梶センセだから、
内容が全て本当かどうかは正直なところ解らない(^^;)。しかし、本当かどう
かを詮索するのは正しく野暮、というもの。少なくとも男子であれば、ほぼ
全員がグッと来るストーリー。原田先生の臨場感溢れる絵がそれに拍車を掛
けているのだから、列伝世代はもう本当にたまらない気がする。
作家の自叙伝の筈なのに、描かれている世界はいわゆる任侠道。
「タイガーマスク」や「あしたのジョー」を生み出した男なのだから、それ
も大きく頷ける。梶センセの八方破れな生き様、とくとご覧あれ!