絶望の記憶

Amazonプライムにて本日配信の「有田と週刊プロレスと」
先週に引き続き、テーマは「高田延彦vsヒクソン・グレイシー」、その後編。

・・・このテーマ、本当に観るのが辛かった
もう何年も経過しているのに、あの時に感じた絶望感は昨日のことのように
思い出せる。あの日からおよそ2週間の間、僕は全く使い物にならなかった。
それ以降はなんとか持ち直したものの、心の枷は全く取れず。この重りはわ
りと長く僕の心に居座り続け、やや楽になったのはアレクサンダー大塚
マルコ・ファスに快勝した時。さらに完全復活は桜庭和志ホイス・グレイ
シー狩り達成まで待たなければならなかった。

番組で有田や大木が言ったように、あの日、試合終了後の東京ドーム近辺に
は、夢遊病者のような人たちが本当にたくさん居た。もちろん僕もその1人
であり、自分の感情をどう制御したらいいか解らなかった。覚えているのは、
水道橋-飯田橋間のたった一駅区間の総武線内で、ガマン出来ずに嗚咽を漏ら
して泣いたこと。同じく水道橋から電車に乗った人たちの殆どが、そんな僕
をチラッと見て、すぐに視線を外し、自らも天井を見つめていた。

あの時のことを、否応なく思い出す。
正直、途中でちょっと泣いてしまった(^^;)かもしれない。
まさかこの番組で泣かされるとは、思いもしなかったんだけど・・・。

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