那須川天心 vs 江幡塁

#神童が神童たる由縁



RIZIN20のセミファイナルで組まれた大一番、那須川天心 vs 江幡塁
江幡の新日本キックでの圧倒的な強さを知っていただけに、初めて天心
苦戦する・・・いや、下手すれば負ける、と思って観ていたのだが・・・。

勝負は1R1分30秒、天心の前蹴りが江幡の顔を直撃した段階で決まってい
たように思う。マウスピースを飛ばした江幡はその後残念ながら防戦一方
となってしまう。


3度のダウンを奪い、ローリングスピンキックまで決める天心。江幡に全く
良いところを見させず、最強の敵を軽く一蹴。ここまで差があるとは・・・。

これはもうハッキリ言っておかなければならないと思う。
今の那須川天心、K-1・武尊に勝ち目は全く無い、と判断せざるを得ず。
仮にこの試合が来年実現したとしても、武尊は年齢を言い訳にすると思う。
天心vs武尊が、もう夢のカードでなくなってしまったのは本当に残念。
試合をせずに武尊に勝利してしまった天心、「神童」と呼ばれるに値する
ファイターだと思う。

・・・だからこそ、去年の試合は余計だったなぁ、マジで(–X)。
とにかく来年の那須川天心に期待。問題は相手が居るかどうか、かな?

バカサバイバーの逆襲

#ジャパニーズMMA・舐めんなよ!


夜になってからふと思い出し、abemaTVでONE Championship・両国大会
観戦。最近はMMAの大会に殆ど興味が持てなくなっているのだが、この男の
試合だけは別。


青木真也vsホノリオ・バナリオ
ホノリオのことは全く知らなくて申し訳無い気持ちもあったのだが、今後も
思い出すことは無い気がする。何故ならば・・・。


開始後すぐにテイクダウンを取り、あっという間にサイドポジションを取っ
てしまった青木。そのままスルスル首・手を引っかけ、あっという間に得意
ダースチョーク。為す術なくひっくり返ったホノリオだが、出来ることは
タップすることくらいであった。

僕は一貫して青木真也という総合格闘家が大好きである。
勝つ時も負ける時もとにかく圧倒的な存在感を示せるのは、プロの格闘家と
して満点。観客を退屈させないことに関しては日本一だと思う。

MMAプロモーションのONE、今日を見る限りではなかなかの面白さ。
天心や朝倉みたいな若いスター選手が出てくれば、一層面白くなる気がする。
少なくともRIZINよりは好きだな、コッチの方が。

プロレスが死んだ日。

#相容れず


▼プロレスが死んだ日。 / 近藤隆夫

元ゴング格闘技編集長にしてKRS体制の初期PRIDEでパンフレット編集等
を行っていた近藤隆夫の作品。タイトルの「プロレスが死んだ日」とは、
1997年10月11日のこと。東京ドームで高田延彦ヒクソン・グレイシー
完膚なきまで叩きのめされたあの日の試合を中心に、ヒクソンや高田
へのインタビューを交えたドキュメントタッチな一冊となっている。

最初に言っておくが、僕はこの近藤隆夫という男にハッキリとした嫌悪感
を持っている。僕の評価は「目の前で起きていることを正しく認識する能
力に欠けるダメ専門家」アレクサンダー大塚マルコ・ファスにほぼ何
もさせずに完勝した試合で、始終素っ頓狂な解説を展開。自分が必死に取
材した対象に多大に肩入れし、事前に予想した展開と異なる状況になって
も「いや、これは違う」と言い張る。解りやすく言うと、心霊現象を目
の当たりにし、事実としてソレが起こっているのを自分の目で見ているに
も関わらず、「こんなことはありえない」と言っちゃう科学者みたいなモ
ン。個人的にいちばんカッコ悪いタイプの人間だと思っている。

そんな人の著書を何故手に取ったのかと言うと・・・。
あれから20年以上が経過し、高田×ヒクソンを振り返る作品を幾つか読ん
だのだが、どれも高田の側からの検証ばかり。やはりヒクソン側の状況
知っておくのがフェアである、と考えたから。それでも発刊から2年以上が
経過しているのだから、僕がこの著者をどれだけ嫌いか解ると思う。

おおよそ予想通りの内容だったのだが、悔しくも1点だけ著者に同調した。
それは、高田「タップ」についての記述。あの時の高田はプロレス界の
みならず、全てのプロレスファンの思いを背負って試合をする、と思って
いた僕は、腕ひしぎが決まった瞬間当然のように即タップした高田に猛烈
に失望した。あれさえ無ければ「負け」という事実があっても、あんなに
落ち込むことは無かった、とハッキリ断言出来る。その部分を自らの柔道
体験になぞらえて解りやすく説明する文章だけは評価せねばならない。

ただ、ハッキリ否定しなければならないこともある。
プロレスは、絶対に死んでいない。PRIDEでの一連の桜庭や、ドン・フラ
との壮絶な殴り合いの上に散った高山の活躍などで、PRIDEの場に於い
ても間違い無くプロレスは息を吹き返した。

さらにその後、PRIDEやK-1はどんどん衰退していったが、プロレスは客の
入らない時期はあってもずっと存在し続け、今は新日本プロレスを中心に
大復活の時代に到達している。一方、格闘技はプレーヤーを中心に細々と
盛り上がっているだけ。今周囲に「格闘技」「観ている」人がいったい
何人居るのか、数えてみればいいと思う。

・・・やっぱり辛辣になっちゃうなぁ、この人に関しては(^^;)。
まぁ、文章が上手いことだけは認めます。他はやっぱり一切認められない
けど(^^;)。

朝倉兄弟に対する認識を改めなくてはならない

#RIZIN #ジャイアントキリング


全く気にしていなかった「RIZIN18」名古屋大会で、ジャイアントキリ
ングが発生。RIZIN・ベラトールで無敵のバンタム級二冠王堀口恭司
が、朝倉海KO負け。それもたった1分強で・・・。

ネットで記事を見た段階では「信じられない!」という状態。
あの堀口が、ケンカ屋上がりの若僧に負ける姿がどうしても想像出来ず、
YouTubeで映像を探して確認した。これが・・・。


完璧な朝倉の勝利
試合後のインタビューで「狙っていた」と語ったカウンター、コレを打つ
までの課程がまず凄い。回転の速い堀口の打撃を完全に見切り、更にフェ
イントまで入れて牽制。ドンピシャのタイミングでカウンターを入れた後
も、苦し紛れの(と言っても強烈な)堀口のフックに立ち向かい、一発被
弾して鼻血を出しながらも見事すぎるKO技術だけでなく、も強い。
この試合をラッキーパンチで片付けてはならない気がした。

朝倉海と兄の朝倉未来は、共にOUTSIDER出身。元ヤンキーのケンカ屋、
というバックボーンが余りに強烈だったので、正直色眼鏡で観ていたのだ
が、未来が矢地、海が堀口に勝つ、という事実を魅せつけられたら、もう
認めるしか無い。この兄弟、とんでもなく強い

堀口は年末にタイトルを賭けたダイレクトリマッチを要求したらしいのだ
が、再戦しても勝てるかどうか・・・、というのが、今の僕の率直な意見

相変わらずRIZINは全く好きではないのだが、朝倉兄弟の試合は観るべき
もしかしたらUFCでも軽くチャンピオンになってしまうかもしれない。
注目しておきます、今後は。

北尾光司

#八百長野郎 #空拳道


元大相撲第60代横綱で元プロレスラー・元武道家・元総合格闘家
北尾光司氏が2月10日に逝去していた模様。死因は慢性腎不全、享年55

僕らにとって北尾とは、長い間ずっと「A級戦犯」であった。
許せなかったのはやっぱりSWS時代、ジョン・テンタとの試合中にいき
なりマイクを掴み、「この八百長野郎!」と叫んだこと。あの頃の僕は
“八百長”という言葉に敏感で、それをプロレスラー自らが叫んだ事実が
腹立たしいやら悔しいやら。その段階でもう二度と見ることの無い選手
だと思っていたのだが・・・。

それでも北尾を実力者として認めざるを得なくなったのは、Uインター
での山崎・高田との二連戦。あの山崎を子ども扱いし、満を持して行わ
れた高田との一戦では後に伝説となったハイキックでのKO負け。未だに
この試合は僕の観たプロレスの試合の中でもベストと言えるモノである。


逝去のニュースを見て、もう一度北尾のデビュー戦ビガロ戦を確認し
てみた。今この試合だけを改めて見れば、決して悪い内容ではない。
この日は他の試合が凄すぎただけだった、というのはフォローしすぎな
んだろうか?

出来ればもう一度だけ、プロレスファンの前に姿を見せて欲しかった。
ビガロとの決着戦があるのなら、その時はあちらで必ず観戦したい。
ご冥福をお祈りします。