おいおいマクレガー・・・

昼過ぎ、とにかく仰天するニュースが各サイトにて配信された。
冗談でなく、飲んでいたコーヒーを吹いてしまうところだったのだが・・・。

前UFC世界ライト級王者コナー・マクレガーバス襲撃という暴挙。
ブルックリンで行われたUFC223の記者会見終了後、出席した選手たちを乗
せたチャーターバスに、マクレガーとそのチームメイト、総勢およそ20人が、
フェンスやらゴミ箱やらを一斉に投げつけたらしい。ちなみにマクレガー、
なんと台車を投げちゃってるんだから、コレはさすがに非道い。

原因は、どうやらUFCがマクレガーのライト級王座の剥奪を決定したことに、
マクレガーが腹を立てた、らしい(^^;)。そりゃあ、2016年11月のタイトル
獲得から2年近く全く防衛戦をやらなかった(2017年のメイウェザーとの
ボクシングマッチに専念するため)んだから、UFC側がこの措置を取るのも
当然。子供だなぁ、マクレガー(^^;)。

証拠映像まで残っちゃってるんだから、もう言い訳できねぇな、コレは。
一度はで試合を観てみたい選手だったんだけど、無理だろうなぁ、もう。
残念!

PRIDE

▼プライド / 金子達仁(Kindle版)

著者は金子達仁
この名前になんとなく覚えがあり、著作を調べてみたら、高田延彦「暴露本」
として話題になった「泣き虫」の作者。作風とか文体以前に、あの本には正直
悪印象しか無く、最初は普通にパスしようと思っていたのだが、どういうワケ
かKindle版が648円。ちょうど読む本がなかったので、取り敢えず買ってしま
った。もしかしたらまたイヤな気分になるかもしれないのを覚悟して・・・。

・・・ちょっと驚いた
サイドストーリーの類いを悉くそぎ落とし、我々にとってリアルに「悪夢の日」
となった1997年10月11日にだけフォーカスした構成、そこにまつわる関係者
たちへの的を得た取材。ノンフィクションとしては異色な作り方であるにも関
わらず、グイグイ読ませる。金子達仁、実は凄いライターだった。

この本の主役である3名(高田延彦・榊原信行・ヒクソングレイシー)に、今や
正であれ負であれ、思い入れのある人物は1人も居ない(高田に対しては複雑な
んだけど・・・)。あれからかなりの年月が経ち、僕もいろいろな事にをするこ
とが出来るようになった。嫌悪感を抱いていた“あの本”の中身をとうの昔に忘れ
ていたことも、逆に良かったのかもしれない。

そして冒頭、かなり大事な部分でいきなり登場した広島カープ捕手(当時)・
西山秀二のコメントが大胆に使用されていることにビックリ。この意外過ぎる
導入部分の効果は絶大で、もしココが無かったら最後まで読まなかったかもし
れない。日本の総合格闘技のエポックとなった「あの日」を構成したエピソー
ドの中に、西山さんが居たという事実。個人的に驚愕なんですよ、コレ。

とにかく、筋がビシっと通ったすばらしいノンフィクション作品
同じ系統のテーマを扱った作品が出るのなら、また読んでみたいと思う。
・・・まぁ、「あの日」を思い出すのはもう本当にイヤなんだけど(^^;)。

プロレスで〈自由〉になる方法

▼プロレスで〈自由〉になる方法 / 鈴木みのる(Kindle版)

専門誌「KAMINOGE」にて連載されていた連載が再構成・大幅加筆されたもの。
著者の鈴木みのるは皆さんご存じの「世界一性格の悪い男」。インタビュアーは
プロレス・格闘技ライターの堀江ガンツが務めている。

この本が出版されたのは2015年
鈴木みのるが「海賊」としてNOAHマットに定期参戦していた頃。選手の数が足
りず、苦境に喘いでいたNOAHに攻め込み、瞬く間に全てを奪い去って主導権を
握った。NOAHファンのストレスは相当なモノだったろうけど、もしあそこで外
敵として鈴木が登場しなかったら、きっとNOAHは潰れていた。つまり、ヤバそ
うな団体を建て直すだけの実力が、プロレスラー・鈴木みのるにはあった、とい
うこと。

そんな鈴木の本、いや、非常に面白かった。
僕と同い年の鈴木は、そういう理由でデビュー当時からずっと特別な思い入れ
持って見続けてきた選手。故にその波瀾万丈さをこちらは端から承知しているに
も関わらず、鈴木自身の口から語られる「あの頃」は本当に感慨深い。とにかく
随所でニヤっと出来る。でも・・・。

読む人選ぶんじゃないかなぁ、この本(^^;)。
もちろん我々のようなすれっからし系プロレスファンは喜んで読めるけど、そ
うじゃない人にはきっとなんのことやら解らないと思う。冷静に考察すると、こ
の本のメインターゲットはきっとプロレスラー、もしくはプロレスラーを志す人
であり、そういう人たちにはもの凄く響く気がする。というか、キャリア5年未満
プロレスラー及びその予備軍の人たちは、コレを読んでからリングに上がれ
とか思ってしまった(^^;)。

ただ、未だ現役の最前線で闘い続ける鈴木みのるは、やっぱり僕らの世代の憧れ
世界一性格の悪い男と呼ばれるプロレスラーが、実はいちばん理に叶っている事
を、僕はちゃんと知っている。だから、人生に疑問を感じたら、鈴木みのるの言
葉を聞くべき。この意味が解る人、絶対読んだ方がいい。

ちなみにこの本、なんと現在Unlimited扱い
・・・ある意味、今がチャンス!

KANNA ASAKURA WIN!

RIZIN・女子スーパーアトム級トーナメント決勝アップセット炸裂!
本命視されていたシュートボクシングのRENAが、20歳の伏兵・浅倉カンナ
不覚を取った。いや「不覚」という言葉は不適当。カンナの完勝だった。

↑↑で、もう一度試合を確認して欲しい。
強打者のRENAの打撃の間合いを見事に外し、数少ない隙を突いてタックル
仕掛ける。グラップラーとして理想的にして、完璧ゲームメイク。こんな
大舞台で、あのRENAを手玉に取ったのがついこないだまで女子高生ファイタ
を売りにしていたカンナだ、という事実。凄まじい成長だと思う。

逆にRENAは・・・。
もしかしたら、彼女はこれまでレスリングバックボーンとするトップ級
選手と試合が組まれていなかったのかもしれない。山本美憂はそうじゃない
のか?と問われると、それはもう年代の問題。今日の試合を見る限り、一流
のグラップラーを相手にしたら、RENAはもう勝てない気さえする。

ベルトを巻くカンナの姿は、やっぱり初々しい(^^;)。
ひたむきに明るく頑張る彼女の姿は、あの宝城カイリに雰囲気がダブる。
もしかしたら、大化けする可能性アリ。大晦日にこういう新しい才能を目撃
出来たことを、幸せに思う。今後に期待だ!

絶望の記憶

Amazonプライムにて本日配信の「有田と週刊プロレスと」
先週に引き続き、テーマは「高田延彦vsヒクソン・グレイシー」、その後編。

・・・このテーマ、本当に観るのが辛かった
もう何年も経過しているのに、あの時に感じた絶望感は昨日のことのように
思い出せる。あの日からおよそ2週間の間、僕は全く使い物にならなかった。
それ以降はなんとか持ち直したものの、心の枷は全く取れず。この重りはわ
りと長く僕の心に居座り続け、やや楽になったのはアレクサンダー大塚
マルコ・ファスに快勝した時。さらに完全復活は桜庭和志ホイス・グレイ
シー狩り達成まで待たなければならなかった。

番組で有田や大木が言ったように、あの日、試合終了後の東京ドーム近辺に
は、夢遊病者のような人たちが本当にたくさん居た。もちろん僕もその1人
であり、自分の感情をどう制御したらいいか解らなかった。覚えているのは、
水道橋-飯田橋間のたった一駅区間の総武線内で、ガマン出来ずに嗚咽を漏ら
して泣いたこと。同じく水道橋から電車に乗った人たちの殆どが、そんな僕
をチラッと見て、すぐに視線を外し、自らも天井を見つめていた。

あの時のことを、否応なく思い出す。
正直、途中でちょっと泣いてしまった(^^;)かもしれない。
まさかこの番組で泣かされるとは、思いもしなかったんだけど・・・。