以前から危ないと言われ続けてきたギターメーカーの老舗、米Gibsonが、
遂に破産申請。正確には連邦破産法11条の適用をデラウェア州の裁判所に
申し立てた、という事態で、コレは日本の民事再生法に相当する。
負債総額は5億ドル(545億円)と巨額だが、債権者の2/3以上と再建支援
で合意しており、以降も楽器製造事業は継続される模様。取り敢えずホッ
としているのだけど・・・。
僕にとってGibsonというブランドはFenderと並んで凄く重要なのだが、
果たして今の世代のミュージシャンたちにはどうなのか?などと改めて
考えてみた。結果、いわゆる“高級なギター”というのは、もしかしたら
もうニーズがそれほど無いのかもしれない、という悲しい結論に辿り着く。
YAMAHAを始めとする国産メーカーのギターはどんどん進歩しているし、
価格もそれなり。更に、今ではバンド形態で無い音楽活動が広く認知され
ているから、そもそもギターが必要とされない場合もある。
・・・僕は純粋にギタリストでは無かったけど、それでもギターを弾きなが
ら寝てしまい、起きるとギターを抱きしめたまま、というのが少なからず
あった。その時に抱えていたのが確かSGモデル。残念ながらコピー品で、
Gibsonオリジナル製品では無かったけど・・・。
まぁ、まだワンチャンスはある。
Gibsonがその魂を失わず、高級な製品はもちろん、お手軽に入手出来る
ギターをラインナップしてくれば、きっと復活出来る気がする。幸いな
ことに、応援してくれる人たちもたくさん居る。ガンバレ!
参考:米ギター老舗ギブソン、破産申請(時事通信)