井上尚弥 / ノニト・ドネア

#This is THE BOXING #怪物 #WBSS


待ちに待ったWORLD BOXING SUPER SIRIES・バンタム級決勝戦
超満員のさいたまスーパーアリーナ、カードは井上尚弥vsノニト・ドネア
早いラウンドでのKO勝利が期待された井上だが、この試合がとんでもない
ことになった。


1Rの攻防では、明らかにパンチ力で上回る井上の快勝が予想されたのだが、
2Rにドネアのフックで井上が右瞼をカット。井上のこれまでのキャリアで
初の流血。このラウンド以降、ずっと井上はハンデを背負う事になる。

それでも中盤の5Rは井上らしい展開でドネアを追い込む。しかし、これま
ではこの必勝パターンでKOに繋がらなかったことは無かった。そもそも、
5Rかかるなんて・・・。

ピンチを凌いだドネアは井上の強打に「閃光」と呼ばれる左フックで対抗。
9Rには見事な一撃を当て、怪物をふらつかせる。クリンチに行く井上の姿
なんて、これまで見たことが無い。もしかしたら、という悪い予感が・・・。


ところが11R、接近戦で井上の「恐怖」と呼ばれる左ボディ・肝臓打ち
炸裂。これにはたまらずドネアもダウン。10カウント入ったかと思われた
が、ギリギリで立ち上がるドネア。フラフラだが、目は死んでいない

最終ラウンドに入っても全く手を止めようとしない両者。あまりにすばら
しい「THE BOXING」に、感動を抑えることが出来なかった。


12R終了のゴングと同時にノーサイド。判定も聞かずに抱き合う両者に、
万雷の拍手が。こんな試合、今後また観られるかどうか解らない

WBSSバンタム級覇者井上尚弥
ただ、今回の主役は間違い無く36歳五階級制覇王者ノニト・ドネア
だったような気がする。

井上尚弥が「辛勝」を経験してしまうのがボクシングの怖さ。でも、こ
の試合でまた1段階井上は強くなる、と確信した次第。

次の相手は弟・井上拓真を破ってWBCバンタム級統一王者となったウー
バーリ、あるいは「日本ボクシング界の天敵」か。まだまだ井上尚弥か
ら目が離せない状況は続く!

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