#伝説創るイッテンゴ #njwk14 #ThankYouLiger
新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 14」2日目。
公式キャッチは「ダブルドーム」。考えてみれば東京ドームで2日間も
プロレスをやる、ということ自体が前代未聞なのだけど、今回はそれで
も客が集まる事情があった、ということ。
獣神サンダー・ライガー引退試合・その2。
今日が本当に最後の最後。今や遅しと開始を待っていた筈なのに、開始
5分前の状態で「時間が止まって欲しい」、と真剣に願った。もちろん、
開始前から周囲の客が引くほど号泣してしまった。
一縷の望みは、ライガーがイベントで「ヒロムがIWGP Jr.を取り、その
ヒロムにオレが勝ったら引退撤回、もう一度IWGPを狙う」と公言してく
れたこと。もちろんコレがライガーのリップサービスであることは解っ
ていたのだけど、それにすら縋りたい。こんな気持ちになったのは、生
まれて初めてかもしれない。
何度も声援を送った。声も枯れた。でも、獣神サンダー・ライガーは
持てる力の全てを若きジュニア王者にぶつけ、その上で当たり前の様に
玉砕し、リング上で大の字になって終焉を迎えた。
・・・その姿が、本当に神々しく歪んだのは、既に嗚咽をこらえられない
僕の目から大量の涙が流れていたからに他ならない。
ライガーには、いくつ「ありがとう」を言っても足りない。
船木との骨法マッチ、トップ・オブの時代から出場し続けたスーパージ
ュニア、青柳館長を血の海に沈めた異種格闘技戦、そして自らの人望で
開催決定まで漕ぎ着けたスーパーJカップ。
僕がプロレスファンとして観た「夢」の半分以上を叶えてくれたのは、
紛れもなく獣神サンダー・ライガーである。
・・・55歳の今でも、皆に「まだまだやれるのに」と惜しまれての引退。
世界中から#ThankYouLigerのツイートが溢れる。こんな偉大な男と、
ほぼ同じ時代を生きられた、という奇跡に感謝したい。
お疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。
あなたは日本の誇りです。そして僕たちはとてもとても、幸せでした。