名実共に“日本一の噺家”である桂歌丸師匠が、本日笑点の司会を勇退。
歌丸ラスト大喜利スペシャルは、生放送を含めた1時間30分の華舞台。
「笑点」は50年以上続く長寿番組。
僕が物心付いた頃から番組は放送されており、その頃から回答席の一番
下手の位置に歌丸師匠は座っていた。月日が経って座る位置はもう一つ
下手、司会者の席に移ったけど、歌丸師匠はずっと笑点の画面に居続け
てくれた。
そんな師匠が笑点・大喜利から消える。
来週から司会は春風亭昇太師匠。大方の予想を裏切る思い切った人事は、
きっと歌丸師匠の意向が反映されたに違い無い。歌さん以外に圓楽師匠
を弄っていちばん面白いのは、きっと昇太師匠。そして、長期間の司会
がこなせる実力者も、きっと昇太師匠以外に居ない。発表時には驚いた
が、考えてみればここまで納得出来る人事も無い。
今日の放送も、最初から最後まで笑った。
歌丸師匠は最後まで自分の仕事をきっちりこなし、最高に格好良く司会
の座から降りていった。あんな凄い79歳は、今まで見たことが無い。
だけど、大笑いしながらも涙が全く止まらない。来週からこの画面に
桂歌丸が居ない、ということが寂しすぎる。
体調があまりよろしくない、という話は良く聞く。
それでも、高座にはずっと上がり続けて欲しいし、違った形で笑点にも
ずっと関わって欲しい。
さすがに最後は、テレビに向かって正座した。
いままで本当にお疲れ様でした。
・・・お願いです。いつまでも、いつまでもお元気で居てください!