Jurassic World: Rebirth

#復活!


『ジュラシック・ワールド 復活の大地』、舞浜シネマイクスピアリにて。

3年前「新たなる支配者」で、“ファイナル”をアナウンスされたジュラシック・ワ
ールドが、普通に復活(^^;)。大仁田厚の引退と同様なことが起こっているワケだが、
コレはまぁ許容(^^;)。あの涙はなんだったのだ?という気がしないでもない(^^;)。

前作で“地上の支配者”として君臨した恐竜たちだが、残念(?)ながら現代の地球
の環境が合わず、各地で続々絶滅。その生存は赤道付近に集中し、世界はそこをロ
ックダウンすることで人間と恐竜の接触を避け、均衡を保っている状態。そんな中、
とある製薬会社恐竜のDNAを活用した新薬開発を画策。DNAサンプルを獲得する
ために非合法なチームが組まれ、危険区域に突入していく・・・という内容。

ジュラシックシリーズは、バラエティに富んだ恐竜たちがスクリーンで躍動すれば
だいたいOK、とか思っていたのだが、“ストーリーが超重要”だということに気付か
された(^^;)。考えてみれば、ジュラシック・パークの原点はマイケル・クライトン
傑作小説であり、僕もそこからこの世界に魅了されたクチ。この新作は物語にワ
クワク出来る部分がほぼ無く、残念ながらシリーズでいちばん凡庸な内容になって
しまった気がする。

そして、今回登場したオリジナルの恐竜たちデザイン酷い(^^;)。
前作までに出て来たインドミナス・レックスインドラプトルまでは完全に納得出
来たのだが、今回のディストータス・レックスミュータドンは、モチーフ恐竜
とは思えないプレデターとかエイリアンとか、その辺のSF映画からインスパイア
されたんだろうなぁ、きっと・・・。

普通の映画であればソコソコの評価があったかもしれないが、ジュラシックシリー
ズの一角としては失格初期3作はもちろん、オーウェン&ブルーのシリーズも凄
かったんだなぁ、と改めて。スカーレット・ヨハンソンはかなりいい演技してたん
だけど・・・。

ざつ旅

#シン日本紀行


続いて今クールアニメ、「癒やし系枠」3本のうち3本目
コチラもマンガ原作で、他の2本との共通点は『旅』なのだが、この作品は
打ち出し方がド直球

『ざつ旅』。英題(?)は、「That’s Journey」というのがお洒落
新人賞を受賞するも、行き詰まりを感じている女流新人マンガ家が、ネタを求
めて単独、ないしは友人・後輩・先輩マンガ家らと共に、SNSの投票を頼りに
日本全国に旅する物語。

コレは原作を全く読んだことが無く、このアニメが初見。とにかく個性豊かな
キャラクター陣が最大の魅力で、年齢・性別などの全てが僕とは違うのに、
な共感が沸いてくるから不思議。おそらく、何気に豪華な声優陣がその原因だ、
と思うのだが・・・。

そして共感度が高い原因はもう一つ、主人公たちの訪れる場所が、何故か僕の
若い頃に訪れたことがある場所が多い、ということ。特に粟島が登場した時は
アニメの中で昔と殆ど変わっていない、ということを確認。あまりの懐かしさ
にちょっと泣けてきたほど。

コレはダークホース。今クールのアニメ、癒やし系豊作で嬉しい!

mono

#ゆるキャン△スーパースピンオフ


随分とレビューが遅れてしまったのだが、今クールアニメ「癒やし系枠」3本
のウチの2本目をを改めて。最初の「日々飯」『のんのんびより』あっと
原案だったのに対し、こちらは原作『ゆるキャン△』あfろ

『mono』
この作品の存在は前から知っており、コミックの単行本も数冊所持しているの
だが、その段階ではゆるキャン△ほどはハマれず(^^;)。なので正直、アニメ
も特に大きな期待はしていなかったのだが・・・。

・・・すばらしい!
舞台はゆるキャン△メンバーも活躍する山梨県が中心なのだが、キャラクター
の中にクルマ持ち女性マンガ家がおり、行動範囲はやや広い。作画はゆるキ
ャン△同様すばらしく、自然描写CGクオリティアタマ一つ抜けている感

そして嬉しいのは、ゆるキャン△メンバーが随所でカメオ出演していること。
もちろん声優もそのままで、至るところでニヤッと出来る。ゆるキャン△と
この作品の2本で、身延という土地が更に聖地化されそう。monoの方も原作
のストックが溜まれば、続編がありそう。スーパースピンオフだ、コレ。

日々は過ぎれど飯うまし

#ゆるふわあっとワールド


今クールのアニメにちょっとおもしろい流れが。
最近では珍しくなった「癒やし系」、いわゆる日常モノ傑作3作品も。
そのうちの一つが↓↓コレ。

MX・土24:30『日々は過ぎれど飯うまし』
アニプレックスオリジナル作品で、制作はP.A.WORKS。女子大生数名が集い、
食文化研究部なるサークル創設いろいろまったり過ごす、という感じ。

基本は深夜料理モノで、いわゆる飯テロ作品。しかし、メインはゆったりし
た日常の描写で、流れる時間が長く感じる心地よさ。名作『ゆるキャン△』
『のんのんびより』に通ずるヒーリング効果抜群の作品。

このアニメ、原案はなんと「のんのんびより」あっと
それを考慮した上で観れば、なるほど台詞回しはあっとの世界。もう二度と帰
ってくることの無いのんのんびよりの香りが味わえただけで、僕はもう・・・。

最後にこの世界に触れられただけで、かなり満足!もう2作品はまた近い内に!

CONCLAVE

#根比べ


教皇選挙』at シネマイクスピアリ。

何かの折に↑↑この予告編を観て、出来れば観たいなぁ、と思っていた映画。
たまたま時間が空いたので、イクスピアリのレイトショーにて鑑賞。平日の
この時間、公開直後作品以外は殆ど客が居ないのだが、今日はかなりの大入り
前評判も良かったので、期待して鑑賞したのだけど・・・。

・・・う〜ん、いや、予想されたこととはいえ、全体的に「重い」気が(^^;)。
カトリック教会の頂点に立つ教皇急逝し、その後釜を決めるための「選挙」
の様子を描いている作品だから、それも当たり前なのだが、場所がバチカン
の教会の中のみで、基本的に画面の雰囲気に一切変化が無い。正直、導入の
部分では眠気を堪えるのに必死になってしまった。

まぁ中盤以降で候補者どんどん脱落して行く流れは興味深く、サスペンス
・ミステリーとしての骨子はかなりキチンとしていた。ラストは結構などん
でん返しもあり、ハードボイルド系が好きな人には刺さる気がする。

けしてつまらないワケでは無いのだが、強烈に印象に残ったのが主役を張っ
レイフ・ファインズ「最晩年のハリソン・フォード」的な雰囲気を醸し
出していることと、枢機卿の皆様が被っている帽子(?)のデザインがヘン
だった、ということくらいなのはちょっと(^^;)。この映画、日本語吹替
もう一度観たいかも・・・。