「コントが始まる」の大いなる価値

#ザ・ヒューマン・ドラマ


日テレ土10「コントが始まる」が、凄い
売れないコントトリオネタから始まり、毎回そのネタに纏わるエピソ
ード
が展開される、という構成なのだが・・・。

ヒットメーカーの菅田将暉、山岸こと仲野太賀、日本一安定した俳優で
ある神木隆之介の3人がコントをやっている、ということだけで凄いの
だが、ソレをモチーフに繰り広げられるドラマの脚本が凄すぎる。

脚本は金子茂樹。最近では『俺の話は長い』などの良作を手掛けた人だ
が、おそらくこのドラマが今のところ金子脚本の最高峰な気がする。
毎回切ないくらいの「痛さ」を感じるが、視聴後はそれを上回る清涼感
でいっぱいになる。

今この世に必要なのは、こういうヒューマンドラマなのではないかと。
昔は青春群像劇とされるドラマが幾つもあったが、それらの殆どは今見
るとバカバカしいモノばかり。でも、このドラマはきっと違う。おそら
くオンエア終了後、何度も繰り返し観る人が多数出てくると思う。

『俺の家の話』に続き、2021年の連ドラは好調。1クールに1つ、必ず
大当たりがある年なんて、そうは無いので。

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