DDT「両国ピーターパン2016・世界でいちばん熱い夏」をSAMURAI TVにて。
完全に晩夏の風物詩となったDDT両国大会だが、今回は間違い無くメインの
KO-D無差別級選手権を語るべき。
若干21歳の王者・竹下幸之助に挑んだのはベテランの大巨人・石川修司。
大日本・全日本で大活躍している石川のワンサイドゲームになるかと思ったが、
竹下の“地力”はそれを許さず。この若さでこういう試合が出来るプロレスラー
を、僕はこれまで観たことが無い。中嶋勝彦もオカダ・カズチカも若い頃から
凄いとは思っていたが、竹下のポテンシャルは間違い無くその上を行っている。
正直、舌を巻いた。
試合は石川が説得力満点のジャイアントスラムを決めて勝利したが、DDTの
今後のためにも竹下が王者でいるべき。早い段階で再挑戦し、もう一度王座
に就いて貰いたい。
大会全体としては、相変わらず緩急の付け方が極端(^^;)。
前半戦は笑いに包まれ、後半戦は固唾を呑む、というパターンはもうDDTの
十八番、と言って良いと思う。かなり長い興行だったが、最後が凄ければ
もうそれで。DDT両国は最近ずっと満員を記録しているが、それも充分に
納得出来る。
今現在、日本のプロレス団体をリアルにランキングするのなら、DDTはもう
新日本のすぐ後に付けている。三番手をドラゲーと大日本が争い、続いて
NOAH、少し離れてZERO1・W-1・全日本。なんでこうなっちゃったのかな?
正直、W-1と全日本はどうでもいいから、NOAHには踏ん張って欲しい。
試合内容では、全然負けていないのだから。