未だにいろいろ思うことはあるのだが、ここでは純粋に新しいCDのレビ
ューに徹する。
「★」は、デヴィッド・ボウイ名義で26枚目のオリジナルアルバム。
これまでのボウイのアルバムは個々のカラーがあり、アルバム単位で聴く
と世界観が全て異なる。だから、ファンの間でも時代ごとに好き嫌いが
顕著に出るアーティストであることは間違い無い。
前作の「The Next Day」があまりに鮮烈であったため、今回のアルバム
はややおとなしい音作り、という印象。ただ、1曲ずつを聴き込めば聴き
込む程、その音の美しさにメロメロになる。中毒性の高さはこれまでの
アルバムの中でも1・2を争う高さ。ロックアーティストとして最高峰の
位置に居ながら、それでも進化を止めないボウイ。単純に凄いと思う。
このところ、毎日聴き続けている「★」。
最後の最後まで新しい何かをくれ続けた偉大な男を、僕は一生リスペクト
する。