#アナログ
アナログレコードプレヤー・Aurex SR-F330の件。
復活以来ジャンクでレコードを続々購入し、針を落としては楽しんでいるのだが、
やっぱりターンテーブル、特に33・1/3回転がピッチを最速にしてもやや遅い、
というのが気になってしまう(^^;)。対処法はベルトの交換、と解っているのだが、
当然ながら純正部品はもうこの世に存在しない(^^;)し、調べても“SR-F330専用”
を銘打った代替品はほぼ見つからない。正確には、海外のサイトで専用とされて
いる部品があるにはあるのだが、ゴムベルト1本で3,000円以上、さらに送料も
別でかかる、とか言われると手が出せない。
そんな中、ヤフオクでワケアリのSR-F330を発見。もちろんジャンクだが、通電
とターンテーブルの回転は確認済み。当然経年劣化しているハズで、コレを使っ
て“汎用”のゴムベルトが使用出来るかどうか確認しよう、という作戦。ちなみに
価格は送料込みで2,500円くらい。手持ちのプレーヤーでは絶対に失敗出来ない
が、このジャンク品なら後悔しない。動けば儲けモンだし(^^;)。
・・・結果、ジャンク品でのベルトの交換は見事に成功。
ちなみに、音は辛うじて出た(^^;)。メカニカルに難がありフルオートでは動か
ないが、マニュアルでレコードを聴くことは可能。予備用としてしっかり梱包し、
倉庫で保管することにした。ラッキーだったのはオマケ扱いながら純正のカート
リッジが付属していたこと。引越のドサクサで失くしちゃったので、コレは取り
外して交換針として使用するつもり。
ということで、実機でのベルト交換開始。
まずはターンテーブル上のゴムマットを外し、プラッターと呼ばれる金属プレー
トを露出させる。ココには2カ所空間があるので、この中を見ながら手動で回転
モーターがある場所まで回す。
回転モーターからベルトを外す。爪楊枝的なモノで引っ張って外すとよろし。
程度の良いプレーヤーなら、コレを外すとゴムベルトがプラッターのリムに巻き
付くハズ。僕のプレーヤーは、外した瞬間に落ちた(^^;)。それだけゴムベルトが
伸びのびになっていた、ということ。切れていないだけマシだったかも。
ゴムベルトが外れたら、プラッターを垂直に持ち上げて取り外す。
このプラッターは乗っているだけなので、単に持ち上げるだけでOK。いきな
り手持ちを修理したら、ココが一番緊張するところだったかも。
交換用のゴムベルトはAmazonで見つけたエスネット・SN-246-TG。
円周62cmのタイプで、幅5mm、厚さ1mm。円周に関しては、ジャンク品の
ゴムベルトを外した折に、ソレを二つ折りにして計測。計測結果は320mmで、
倍にすると64cmということになるのだが、伸びを考慮して62cmをチョイス。
結果的に正解だった。
逆の手順で新しいゴムベルトを取り付け、動作確認。回転は完全に安定し、ピッ
チコントロールノブのほぼ半分で45・33共に正しい速さになった。 SR-F330の
リペアはこれでほぼ完了。後は、一応交換針を手配したいところ。手持ちのカー
トリッジはピッカリングのNP/AT、NP/AC、そして東芝純正の3つ。ATとACは
同じ針で使い回せるから、2つあれば・・・。あ、テクニカの針も手配しといた方が
いいかもしれない(^^;)。