#棚橋最高!
新日本プロレス『ROAD TO TOKYO DOME』最終戦、後楽園ホール大会。
新日本プロレス2025年最後の大会にして、棚橋弘至最後の後楽園ホール。観る
前から万感の思いにかられ、セミファイナル終了のあたりからもう涙腺が制御出
来ない状態に。棚橋弘至の最後のホールは・・・。
「棚橋弘至ファイナルロード〜継(つなぐ)」、最後の試合の相手は藤田晃生。
若手の中では突出したセンスがあり、間違い無く新日本の次代のエースである選手
だが、“棚橋の最後の相手”として適当なのかどうかは、戦前疑問を感じていた。も
う少し繋がりの深い相手が最後でも良かったのでは、と思った・・・のだが。
藤田は、本気の真っ向勝負に出た。
自分の技を全力で出すことはもちろん、棚橋の技も全て受けた。そうなってくると、
最後はキャリアとウェイトの差が顕著に出てしまうのは自明の理。そして最終的に、
棚橋弘至は棚橋弘至らしい試合をして勝利。超満員の観客に最後の雄姿を魅せ付け
る結果となった。コレは藤田の選択が大正解だった、ということ。
・・・僕は、今日の試合が『棚橋弘至のラストマッチ』だと思っている。
超満員の東京ドームは最初からボーナストラックであり、対戦相手のオカダ・カズ
チカもゲスト。この試合に新日本特有の“勝負論”は存在のしようが無いのだから。
試合後のインタビューで、棚橋弘至はこう言った。
「オレがプロレスラーになった意味、あったじゃん・・・」と。
全然違うよ、タナ。
逆に棚橋弘至という男がプロレスラーになっていなければ、プロレス自体に興味を
持ってくれる人がどれだけ減ったか・・・。棚橋弘至がプロレスラーにならなかった
世界線を想像すると、それだけでゾッとする。
ちゃんとしたお礼は、1.4東京ドームが終わった後に。
とにかく2025年のファイナルロード完走、お疲れ様でした。また来年!