10.9

#ドームを押さえろ!


10.9 プロレスのいちばん熱い日 / 瑞佐富郎(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

随分久しぶりにレビューする「愛のプロレス作家」こと瑞佐富郎作品。
コチラでのログを確認すると、5年前のさよなら、プロレスが最後な
のだが、実際はこの5年で瑞氏の著作を数冊読んでいる。レビューが無い
理由は・・・まぁ、察してください。いや、けして悪い意味では無いので、
その辺りは誤解の無いように・・・。

1995年10月9日東京ドームで行われた『新日本プロレスvsUWFインタ
ーナショナル全面戦争』。この真に“伝説”興行に関するあらゆる要素を、
様々な角度から深掘りし尽くしたノンフィクション

相変わらず瑞氏の分析・考察は凄まじく、時代背景からこのイベントが実
現した経緯、そして今に至るまでの影響など、重要な事象を完全に網羅
いわゆるケーフェイに触れている部分もあるのだが、瑞氏のリスペクタ
ブルな文体はソレすら「イヤなモノ」と感じさせない。このある種特殊
な才能は、瑞佐富郎独自のモノ。さすが、である。

当然、僕もこの日の東京ドームの観客席に居た。
試合内容はもちろんのこと、会場全体を包んでいた異様な空気と高揚感、
そして何よりも「本当に」立錐の余地も無いくらいの人・人・人・・・。
東京ドームがリアルに超満員になった様子を、僕は2度観ているのだが、
その1度目がこの日。試合前・試合中・試合後の全てで、観客全員が完全
に出来上がっている、という現象は、一生のうち一度あるか無いか。
そこに参加していた事実を幸福だと思うと共に、その時の感覚をリアル
に思い出させてくれたこの作品に、心から感謝したい。

天心と武尊が雌雄を決したTHE MATCH棚橋弘至引退興行、そしてつい
この前の井上vs中谷は、同じ景色だったのかな?確認しておけば良かっ
たのかなぁ・・・。

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