Haunted Mansion

#これぞディズニー映画


『ホーンテッド・マンション』at シネマイクスピアリ。
イクスピアリのシネマポイントが今月で無効になってしまいそうだった
ので、上映スケジュールからチョイスした次第。

・・・単純に、すっごく良かった!
ディズニーランドのアトラクションが元ネタ、というのも凄いのだけど、
2003年エディ・マーフィー主演作に続いて二度目の映画化、というの
も凄い。今回の2023年度版、特にビッグネームが出演しているワケでも
無いのだが、脚本・構成・CGなどのバランスが、レベルの高いところで
安定しているのがポイント。

そして主人公のベンを演じたラキース・スタンフィールド、失礼ながら
これまで全く知らない俳優だったのだが、緩急自在な表現力に脱帽。特
に亡くなった妻について語るシーン、思わず貰い泣きしてしまった。

ドキドキして、笑えて、泣けて、あっという間に時間が過ぎていく。
こういうのこそが、ディズニー映画の醍醐味。かなりオススメです!

ONE PIECE on Netflix

#実写版


本日から遂に配信開始となった、ハリウッド実写版『ONE PIECE』

Netflixでは、なんと全8話一挙公開
事前情報で「イーストブルー篇」を8話でやり切る、と聞いた時は、正直
無理がある、と思った。初期エピソードだが、実は壮大。なんといっても、
単行本11巻分もあるのだから。

ところが・・・。
コレが思った以上に良い。作り方がハリウッドの実写映画のソレなので
CGのレベルが半端で無く、見応えも充分。キャストをほぼ外国人にした
のも大正解で、これまでと全く違うワンピースが楽しめた。

1本あたりの尺はおおよそ1時間
いつもなら一気に観てしまうのだけど、今回は勿体なくて1話で中断。
毎日1話ずつ観たら、楽しみが8日続く、と判断した次第。

今から気にするのもなんなのだが、シーズン2ってあるんだろうか?
出来ればアラバスタあたりまでは観てみたいんですけど!

Indiana Jones and the Dial of Destiny

#Harrison Ford


『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』at シネマイクスピアリ。
1981年から続く大人気シリーズだが、おそらく今回が“最後のインディ”
となる。

とにかく、ハリソン・フォード、すげぇ・・・。
通常の場面では絶対に80歳とは思えない、驚異の演技を展開。さすがに
80〜90年代の頃の精悍さは無いが、ソレを補って余りある渋さ。これま
でのインディジョーンズシリーズと全く変わらない心持ちで3時間弱を観
れちゃったのだから凄い。

しかし、それよりも凄いと思ったのは、現代パート初頭裸の老体を惜し
げも無く見せ付けてくれたシーン。ココを観た時に、「ああ、ハリソンも
お爺ちゃんになっちゃったんだなぁ」とか思ったのだけど、クライマック
スの頃にはソレをすっかり忘れてしまうくらいのハードアクション。全く
凄い爺さんである。

・・・しかし、さすがにもう次回作は無理だろうなぁ、と。
ハリソン・フォードの出ないインディ・ジョーンズは絶対にあり得ない気
がするので、40年以上手に汗握って観たこのシリーズもコレで大団円
インディもSAGAも、全てを劇場鑑賞している僕からすると、また一つ大
事なモノが終わった感。

ジョージ・ルーカスに、スティーブン・スピルバーグに、そして誰よりも
ハリソン・フォードに感謝。今まで本当にありがとう!

BULLET TRAIN

#テントウムシ


『ブレット・トレイン』at シネマイクスピアリ。

伊坂幸太郎の名作「マリアビートル」ブラッド・ピット主演映画化
それだけで充分トキメキつつも期待は半々(^^;)。以前のトピックでは
【大傑作か苦笑いのどちらか】と書いた覚えあり。
で、実際に鑑賞した結果は?というと・・・。

・・・すばらしい!
いや、誤解を恐れずに言えば、最初から最後までずっと爆笑(^^;)。
アクションはリアルである種グロいにも関わらず、ブラピの皮肉の効いた
台詞回しが冴えに冴え、全篇でニヤニヤが絶えない、という凄まじさ。

伊坂作品が映画化されたモノは、その殆どを何らかの形で観ていると思う
のだが、個人的にその中でも1、2を争う程の完成度。伊坂幸太郎原作の
『殺し屋シリーズ』は他にも名作が多々あるので、同じ制作陣でシリーズ
化してくれると非常に嬉しい。

そして、久しぶりに【日本を誤解しまくった表現】(^^;)も堪能。
ブレードランナーとかSGT.カブキマンとか、サイバーパンク(死語)的
な世界観が好きな人は、絶対に観て損は無いと思う。

・・・吹き替え版でもう1回観ようかなぁ♪

Jurassic World: Dominion

#最後のジュラ


『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』at シネマイクスピアリ。

・・・前作から約4年
本当はもっと早く公開されるハズだったのだが、コロナ禍で1年延期。
状況によっては今回も危ないところ。まず無事に鑑賞できてホッとした。

僕の中では大傑作になっている前作「炎の王国」を受け、恐竜と人間が
共存せざるを得なくなった世界の物語。今回は最初から【完結編】であ
ることがアナウンスされており、正直観る前からウルウルの状態(^^;)。
もちろん、期待値MAXで初日に観に行った。

・・・これまでのジュラシックシリーズのエッセンスが全て網羅された、
良い意味で総集編的な構成。初期のグラント博士の一団と、オーウェン
軍団(^^;)との邂逅は、かなり胸が熱くなった。

劇中のあらゆる所に溢れる過去作へのリスペクトオマージュ
この映画で初めてジュラシックシリーズに触れる人たちよりも、僕らの
ような古くからのファンの方が絶対に楽しめる作り。完成度は只事では
無く、いろんな人たちの思い入れに溢れた最高の映画な気がする。

驚いたのは、終盤近くで涙が止まらなくなったこと。
まさかこの手の映画でこんなことが起こるとは、自分でも予想出来ず・・・。
もしかしたら、ジュラシック・ワールド三部作の最終作品、という意味
かもしれないが、仮に今後新しいシリーズが始まったとしても、初期か
らのキャスト陣が全員健在とも限らない。だとすれば、やっぱり僕にと
ってこの作品が最後のジュラシック。そう考えたら、感情の制御が全く
効かなくなってしまった。

出来ることなら、ブルーと、成長したベータの姿をもう一度観たい。
最後にしないでよ、ジュラシック・パークを・・・。