本日、2018年6月30日を以て有明のイベント会場・ディファ有明が閉館。
最後のプログラムは総合格闘技のDEEP。明日以降、長く続いた湾岸地区の
シンボル的存在だったホールは、もう二度と扉を開けることはなくなる。
そもそもディファは、かつてMZA有明と呼ばれたバブルの代名詞のような
コンサートホールだった。当時まだ音楽業界に片足を突っ込んでいた僕は、
交通の便が非常に悪かったこの会場に、何度となく通った。バブル崩壊と
同時にあっけなく営業を終了した「オシャレ」なホールは、取り壊される
ことなく単に立ち入りが禁止され、廃墟然とした雰囲気を醸し出していた。
そんなMZAが、2000年に突如営業を再開。
名称を「ディファ有明」と改め、プロレス・格闘技の興行を主な用途とし
たから驚き。久々に訪れたディファが、かつてのMZAとほぼ同じ構造であ
ったことに、やや感動してしまったことを覚えている。
プロレスリング・ノアの拠点として、他にもあらゆるプロレス・格闘技の
聖地として、18年も営業を続けてくれたディファに感謝。MZA時代も含め、
生涯印象に残り続ける仕事もこのホールで多々経験させて貰った。
僕らの時代の徒花、ディファ有明に乾杯!
もしかしたらもう二度と、この界隈に足を運ぶことは無いかもしれない・・・。