#G1CLIMAX32
新日本プロレス『G1 CLIMAX 32』、名古屋・ドルフィンズアリーナで
行われた2連戦をNJPW Worldにて。中盤の天王山的な二日間で、ココ
での勝敗はかなり重要。
今回の注目はやっぱり初日のメイン、棚橋弘至とザック・セイバーJr.
の一騎打ち。よりによってヘナーレ戦を取りこぼしている棚橋は、他と
違って次の一敗が致命傷になりかねない。
しかし、相手はザック。勢いでは完全に棚橋の上を行き、ここまでは
危なげなく2連勝。実際、ザックは得意の複合関節技で試合の大部分の
ペースを握り、棚橋を絶体絶命のところまで追い込んだのだが・・・。
内藤戦に続き、説得力抜群の丸め込みで勝利したのは棚橋。
若い頃から10年選手のような試合をしてきた棚橋だが、今の時代に
攻めるだけ攻めさせて一瞬の隙を突く、というクラシカルなプロレス
で満場を納得させられるのは、棚橋弘至を於いて他に無い気が。
今大会、勝利した試合の終了後、対戦相手と語るシーンが出る棚橋。
内藤もザックも同じような負け方をしているが、妙に納得した表情を
魅せているのが印象的。新日本50周年の今年、G1を取るに相応しい
選手はやっぱり棚橋弘至であるべき、という思いがまた強くなった。
・・・そして、連敗の内藤も今日遂に片目が開いた。
星取り状況を見ると、脱落のボーダーラインは3敗かな?まだ全員に
チャンスがあるのが凄いな、Dブロック。