I was Made for Dancin’

#ディスコ


僕の最近の音楽リスニングスタイルのテーマは「懐古主義」
中学生以降、ずっと身近にあったヒットチャート系の洋楽を中心に音源を
漁っているのだが、そんな時にフッと思い出したのがそれより遙か昔にヒ
ットした↓↓この曲。

・・・さすがに知らない人の方が多いのかなぁ、レイフ・ギャレット(^^;)。
第一次ディスコブーム、具体的にはサタデー・ナイト・フィーバーあたり
の頃にメチャクチャ流行った曲で、邦題は「ダンスに夢中」(^^;)。↑↑は
貴重なライブ(おそらく口パクだけど)映像だけど、特にレイフは踊って
いないのがポイント。

レイフを知らない人でも、↑↑この曲にはピンとくるかもしれない。
そう、後に「哀愁でいと」というタイトルで田原俊彦デビュー曲となり、
その圧倒的な歌唱力でお茶の間にセンセーションを巻き起こした問題作
コレもレイフの曲だったんだよね、実は・・・。

今さらレイフ・ギャレットをパワープレイしてもどうなのか?と自分でも
思う(^^;)のだが、この突き抜けたバカバカしさこそ70年代のパワー
ダンスに夢中だったあの頃の人たちって、今は何聴いてんだろなぁ・・・。

▼THE LEIF GARRETT COLLECTION / LEIF GARRETT

証言「プロレス」死の真相

#R.I.P


▼証言「プロレス」死の真相 / V.A

タイトルに「証言」と付いているが、お馴染みの宝島シリーズではなく、
河出書房新社から出版された企画本。構成は基本宝島版と一緒であり、
パクリと取られかねない本なのだが・・・。

・・・正直、読むべきでは無かったのかもしれない。

採り上げられているプロレスラーは力道山、山本小鉄、ジャイアント馬場、
三沢光晴、マサ斎藤、ジャンボ鶴田、橋本真也、ラッシャー木村、上田馬
之助、阿修羅・原、永源遙、冬木弘道、ブルーザー・ブロディ、ザ・デス
トロイヤーの14名。冒頭、アントニオ猪木の語る力道山までは普通に読め
たのだが、そこから先の13名に関しては全て「現役時代」を知っている人
ばかりなのが不味かった。

とにかく、読んでいるそばから彼らの現役時代を思い出してしまい、ジワ
ッと涙が溢れてくる。 既に死後20年以上経過しているレスラー(馬場・
ブロディ)も当然入っているのだが、どうやら僕は未だに彼らの死が受け
入れられないらしい。まさかプロレスの企画本を読んで号泣するとは、夢
にも思わなかった。

改めて故人の皆様に感謝を述べると共に、向こうの世界での再会を強く望
む。この本に載っている全員、本当にすばらしい試合をしていたのだから。

ラジエーションハウス

#写真ドラマ


前クールの民放テレビドラマ、そこそこ話題になっている作品がわりとあった
のだが、残念なことに殆ど追いかけられず。けしてクソ忙しかったワケではな
く、僕のTV視聴の中心が「放送」から「配信」にシフトしたため。過去作品で
あっても一気見、最近の言葉で言えばビンジウォッチングはやはり楽しく、思
わず長時間観てしまう。そうなるとどうしても一週間待たされる連ドラは控え
てしまうのだけど・・・。

結局毎週観ていたのは↑↑のフジテレビ月9「ラジエーションハウス」のみ。
これも最初はオンエアを観たワケではなく、FODで1〜3話目を一気観し、その
後が気になって習慣付いた感じ。これがそこそこ面白かった。

興味を惹いたのは、主人公が「放射線技師」(※ただし秘密裏に医師免許所持)
という医療系の裏方仕事に従事していること。さすがに知らないことが多く、
毎回「へぇ〜」と思わせてくれるトピック満載。主役の窪田正孝の飄々とした
演技と、その脇を固めていたキャスト陣の存在感がすばらしく、最終回手前ま
で飽きずに観られたのだが・・・。

・・・ラストがちょっとなぁ(^^;)。
いや、全然悪くは無いのだけど、あまりにもアッサリ全てが済んでしまった
はちょっとだけガッカリ。まぁ、続編がある、と考えると、こういう終わりで
もしょうがないとは思うけど。

どうやらこのドラマの原作はマンガらしい。続編の制作が決まる前に、コッチ
も読んでおいた方がいいかもしれないな、うん。現在8巻まで!

夫が邪魔

#怖いはなし


▼夫が邪魔 / 新津きよみ(Kindle版)

お久しぶりの新津きよみ作品。
もちろん、やたらに怖いタイトル表紙デザインに惹かれて購入。しかし、世
に数多居る夫の一人としては、やや身につまされるタイトルではある(^^;)。

いわゆるテーマ短編集
全7篇から成る各話に共通しているのは、「殺したいくらい邪魔なヤツがそば
に居る」人たちが主人公になっていること。もちろんおおよそがワケアリ(^^;)
で、その「邪魔なヤツ」は、おいそれと別れたり離れたりすることが難しい人
が対象。にっちもさっちも行かない究極のシチュエーションに陥った時、人は
どうするのか?という内容。

この作家の心情描写能力叙述トリックの腕前は以前から認めているのだが、
こちらの短編集はその能力がピークにある、と感じさせてくれる作品。オカル
トの要素は全く無いのだが、読後感はミステリーと言うよりもホラー極上
オトナ向けの怖いはなし、と評価する。

残念なのは、これまたいつものように「オチを読者に委ねる」系の作品である
こと。個人的には生殺しにあった気分なのだが、オチを考えることで薄気味悪
さが倍増している、というのは認めざるを得ない。結果的に大成功なんだろう
なぁ、コレ。

POWER HALL 2019

#ど真ん中


後楽園ホールで行われた「POWER HALL 2019・長州力ラストマッチ」を、
FightingTV SAMURAIの生中継にて。

サブタイの「長州力ラストマッチ」は僕が勝手に付けたモノ。
長州は既に一度引退しており、本人曰く「コレは引退試合ではない」とのこと。

何度もココで書いてるとおり、僕は長州力というプロレスラーが基本的に嫌い
なので、この試合に特に思い入れは無い。コレはもう生理的なモノで、多々あ
る筈の長州の「功績」の部分は全く思い出せない。逆に長州が犯した「罪」
関しては、普通に10個くらい出てくる(^^;)から凄い。

試合に関して、判官贔屓を無理に除いたとしても、特に見るべきところは無く。
ここ数年見なかった長州はすっかり「老体」で、パワーファイトを中心に試合
を組み立てていたプロレスラーとしては既に峠を越えていた。対戦相手として
対角のコーナーに居た藤波辰爾が若干の若々しさを残してしていたから、ある
意味残酷現実的対比。長州にとっては、本当に今日がギリギリのラストだ
ったように思う。

テレ朝・金曜夜8時
アントニオ猪木・坂口征二・藤波辰爾・前田日明・タイガーマスク・藤原喜明
・ラッシャー木村・アニマル浜口・小林邦昭らと共に、僕の人生に大きな影響
を与えてくれたプロレスラーの中に長州力も居た。最後の最後まで相容れる感
情を抱くことはなかったけど、その事実だけは事実として覚えておくことにす
る。非常ベルはもう、鳴らない。