独学のプロレス

#究極龍


▼独学のプロレス / ウルティモ・ドラゴン, 小佐野影浩(Kindle版)

究極龍こと、ウルティモ・ドラゴンプロレス人生が記された作品。
元週刊ゴングの小佐野編集長との共著であり、ウルティモの語り下ろしと
小佐野さんの状況分析の組み合わせで構成されている自伝本。

90年代獣神サンダー・ライガーグレート・サスケと共に、ジュニア
の黄金時代を創ったプロレスラーがウルティモ。浅井嘉浩としてユニバ
ーサルに初登場した時は、その華麗な空中殺法に度肝を抜かれたし、そ
の後の見事なまでの「成り上がり」っぷりも実に見事。何よりも評価に
値するのが今のドラゴンゲートに繋がる闘龍門を作ったこと。このプロ
レスラー養成学校が存在しなければ、冗談抜きで今のプロレスは存在し
なかった、と言って過言は無い気がする。

プロレスから離れたところでも、ウルティモのグローバルセンスに注目
すべき。海外を主戦場する選手は多々居るが、ウルティモほど様々な国
で活躍した日本人プロレスラーを僕は知らない。この本を一読すればよ
く解るのだが、海外に対する良い意味での「恐れの無さ」に関しては、
彼が持ち得た天賦の才だと思う。こういう感覚、出来れば僕も持って生
まれたかった。

とても良いドキュメントなのだけど、願わくばもう少し遅い段階でこの
作品を読みたかったかも。具体的には引退後、もうリングに立たなくな
った浅井嘉浩の口から語られる話であれば、普通に感動出来た気がする。
ココで引退を匂わせるのは、ちょっとだけ切ない。できることならこれ
から先もずっと、現役のプロレスラーでいて欲しいので。

Tin Machine

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
夏バテ気味でクルマの運転時もダラ〜っとしてたのだけど、この曲がか
かった瞬間にちょっとだけ気合いが入った。

Tin Machine by Tin Machine.
デビッド・ボウイがある時期に「本気」で取り組んだ「バンド」
実際、ティン・マシーンがデビューしてから約2年、ボウイの音楽活動
TM一択で、このバンドで世界中でライブを行っていた。もっとも、
その後はシレッとソロ活動に戻ったので、志半ばになる何かがあった
とは思うんだけど・・・。

ノリという部分だけで言えば、TMの本格的なロックサウンドは他の
ボウイ楽曲と比較しても【最高】の部類。アルバムは2枚しか出なかっ
たけど、マニアはチェックしておいた方が良い。

・・・やっぱり、魅力あるんだろうなぁ、バンドって。

▼Tin Machine / Tin Machine

NOT HARDCORE

#サウナ愛


書類仕事に忙殺される日。まぁ月末だし、明日の夜にはまた所沢に入らなけ
ればならないので、そうなるのもしょうがないのだけど、一段落付いたとこ
ろで思い立ち、久しぶりに近所の↓↓ココへ行ってみた。

お馴染み、湯処葛西
おそらくこの先、このスーパー銭湯も不自由な営業を余儀なくされるだろう、
という予感。次の仕事が始まり、戻ってくる頃には開店しているかどうかも
定かでは無い。だとするなら、通常営業(既に時短だけど)してるウチに行
っておいた方が良い、と判断した。

最後にサウナに行ったのが今年3月の錦糸町。実に4ヶ月ぶりのサウナワーク
は、12・12・12・19・10計65分。もうちょっと行けたとも思うのだが、
終盤でやたら混んできた。ソーシャルディスタンス確保のため、サウナ室の
座席に制限がかかっているので、扉前で並んで順番待ちをしなければならな
いのはさすがにキツく、ここで自主退避させていただいた。

久々に大量の汗を流し、非常に気分良し。
次に行けるのはいつになるんだろうなぁ、本当に。

Brazo de Plata

#LOS BRAZOS


偉大なルチャドール、ブラソ・デ・プラタ選手が死去。
死因は心臓発作。7月26日(現地時間)、メキシコで帰らぬ人となった
模様。享年・・・たった58

ファンに愛され、そして日本をこよなく愛してくれた名選手。
メキシコでは長くスペル・ポルキーのリングネームで活躍したが、日本
のファンにはプラタの名前の方が馴染みが深い。

初代タイガーマスクの全盛時が初来日で、その時はスラッとした若手だ
ったのに、数年後には今の体型に。そのコミカルさは他の追随を許さず、
多くの選手のお手本になった筈。

ただ、↑↑の試合のようにシリアス系のファイトでも存在感を発揮。
実際、ストリートファイトにおける鬼のような強さは有名で、プラタの
出る興行はマフィアも避けたらしい。そういうところも含めて、尊敬
値するプロレスラーであった。

・・・早すぎるよ、コレ。
これでロス・ブラソスの全員が天に召されたことになる。プラタにだけ
は長生きして欲しかった、本当に。

アチラではブラソスが復活することになる。
僕がそっちに行った時、いつものように皆を大笑いさせているプラタが
観たい。だから、また必ずどこかで。

2008 – 2021

#偉大な連覇


今日はアチラでも書いちゃったのだけど、ちょっと感動が抜けないので
こちらでも。

【NHK】2分でわかる!ライバルのアメリカを倒し13年ごしの連覇

ソフトボールが注目されるようになったのは、2008年北京五輪で日本
が金メダルを取ってから。あの時エースだった上野由岐子が、2021年
東京五輪でも投げている、という事実だけでもモノ凄いのに、更に連覇
金メダル獲得。こんなミラクル、感動するな!というのが無理である。

騒動のおかげで【世界最高峰の闘いの場】とは言えなくなったが、予想外
に真剣にTV観戦している今回のオリンピック。日本のゴールドラッシュは
後半も続いて行くように思う。

・・・重ね重ね悔しいのは、ココに観客が存在しないこと。普通に開催され
ていたら、今の100倍は盛り上がった筈なんだけどなぁ・・・。