武尊、史上最高のラストマッチ

#唯一無二


昨日、有明アリーナで行われた『ONE SAMURAI 1』のメインイベントにて、
元K-1三階級制覇王者武尊ラストマッチ。対戦相手は昨年1RKO負けを
喫しているムエタイの強豪、ロッタン・ジットムアンノン。戦前の予想は、
大方でロッタン。僕も個人的に、武尊は玉砕して終わる、と思っていた。
・・・が!!!

最後の最後で、武尊は全盛期を取り戻していた。
あのロッタンを相手に距離詰め背筋が凍り付くような打ち合いを選択。
時折被弾こそするモノの、全く動じずに倍返し。驚いたことに、試合が進
むうちに武尊の表情変化。数多の強敵をビビらせた『武尊スマイル』
でもが、完全に復活していた。

武尊はロッタンから2Rに2度ダウンを奪った。
ロッタンはダメージを否定したが、タイミングで2度ダウンなどしない。
それでもさすがにムエタイ最強の男だけあり、3R・4Rロッタンが攻勢。
それでも武尊の表情は全く変わらず。この段階で、武尊の勝利確信した。

しかし、最後はさらにドラマチックに。
5R、武尊の右フックがロッタンの顎を捉えた。ロッタンは深刻なダウンか
らなんとか立ち上がったモノの、武尊はコーナーでロッタンをタコ殴り。
レフェリーがすぐにストップを掛け、武尊のTKO勝ちが宣言された。

・・・何度でも言う。相手は、ロッタンである
戦績を調べると、キャリアのごく初期にKO負けの記録こそあるモノの、そ
の後はダウンの記録が無い(と思う)。天心スーパーレックに敗れてい
るが、負けも殆どが判定。つまり武尊は、あのロッタンにKO勝ちする、と
いうとんでもない勲章を、最後の最後で手に入れたことになる。

・・・どれだけカッコイイんだ、このキックボクサー
天心戦での痛恨の敗北と、その後の低迷をこの一試合で完全に払拭し、な
んならタイトルまで獲得した上での引退。こんなラストマッチ、武尊以外
に誰が出来るというのか?

いやもう、泣きました
そして、武尊には最大限の感謝リスペクトを。もし武尊が居なければ僕
は新生K-1を追うことは無かったし、天心とのTHE MATCHが無ければ、お
そらく格闘技自体を見限っていたと思います。本当に、お疲れ様でした
心から「ありがとう」を言わせてください。武尊、最高!

武尊、次戦がラストマッチ・・・

#武尊


有明アリーナで行われた『ONE173』
第12試合で組まれたフライ級・ONEキックボクシングルールでの試合に於いて、
元K-1王者武尊が、カナダのデニス・ピューリック2RKO勝利。久々の快勝
で、今後の巻き返しが期待された・・・のだが

試合後のインタビューにて、次戦がラストマッチとなることを示唆。
最後の対戦相手は、前戦で完敗を喫しているロッタン・ジットムアンノンとな
る模様。最後にロッタンを指名するあたりが、武尊の武尊たる由縁なのだが・・・。

引退に関しては、正直しょうがない、とは思う。
しかし、これまで武尊が残してきた功績を考えると、やるせない気持ちになる
のも否定できない。もしあの試合がもっと早い段階で実現し、武尊が勝利して
いたら、こんなにモヤモヤした気持ちになったかどうか・・・。

せめて大きな怪我をすることなく現役を終えて欲しいが、ロッタンはあまりに
危険な相手。武尊のリベンジを信じるが、果たして・・・。

ONE172:Takeru vs. Rodtang

#武尊


さいたまスーパーアリーナで行われた『ONE172』
昨年組まれていた武尊ロッタン・ジットムアンノンスーパーファイトが遂に
実現したのだが・・・。

ロッタンは以前RISEのリングで那須川天心と対戦、大熱戦の末判定で敗れている。
しかし、天心のキックキャリアの中でも一番の「苦戦」であり、未だに判定結果
にケチを付けるヤツが居る始末。そのウチの一人がONECEOなのだけど(–X)。

武尊のコンディションは悪くない様に見えた。だけど、かつてバリバリのオーラ
を発していた武尊の姿を知っている僕は、今の武尊が全盛期で無いことはすぐに
解った。だから、武尊がどこまでやれるか?、に注目した。

・・・1R1分20秒武尊のTKO負け
ロッタンが強い、ということは間違い無いが、敗因はソレでは無い気がする。
コレはもう「時の流れ」でしか無いし、抗えるモノでも無い。この試合が武尊の
ラストファイトであったとしても、僕は充分に納得出来る。・・・悔しいけど

このメインイベントに文句は一つも無い。
だけど、ONEのCEOに関しては、本当に許せない発言が幾つもあった。この件は
どこかで詳しく。もし武尊の引退興行があるのなら、ONE以外でやって欲しい!

GONG KAKUTOUGI BEST SELECTION 1968-2017

#格闘技今昔


ゴング格闘技ベストセレクション 1986-2017 / ゴング格闘技編集部
(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Kindle Unlimitedのリコメンドに出て来たMOOK
1986年旧「ゴング」から独立するカタチで創刊し、現在まで続く格闘技
雑誌、『ゴング格闘技』の記事から、インタビュー・ノンフィクションを集
めたモノ。

“柔道と柔術”“バーリトゥード・ジャパン”“日本総合格闘技”“MMA、
世界の頂”“空手とは何か”“立ち技格闘技の挑戦”から成る全6章。ゴン格
らしい硬派なチョイスで、木村政彦から那須川天心まで、絶妙なクロニクル
となっている。

僕が格闘技に絶大な興味を示したのは、K-1誕生からPRIDE全盛期その後
までの間。基本はプロレスからの延長であり、その期間が過ぎた後にはしっ
かりプロレスに回帰した。この本からはいわゆる“90年代”の情報が明らかに
欠落しており、そこから逆にゴン格という専門誌の拘りを感じる。そういう
意味では、非常に興味深い「まとめ本」になっている気がする。

ゴン格も創刊から30年を超える長寿雑誌なのだが、この本のタイトルから
『1986年の格闘技』について調べてみた。この頃にはまだK-1が生まれて
おらず、ヒットしたのは新日本プロレスで行われた前田日明とドン・中矢・
ニールセン異種格闘技戦くらい。まぁ、この試合を格闘技の括りに入れる
のは正直アレなのだが、ターニングポイントであったことは間違い無い。
前田vsニールセンが名勝負にならなければ、その後にK-1やPRIDEが出て来
たとは思えないので・・・。

個人的に楽しむことは出来たのだが、こうなると対極の「格闘技通信」から
クロニクル作品を出して欲しいところ。単にあの頃を懐かしむのならば、
格通のチョイスの方がバラエティに富みそうな気がするな、うん。

K-1 WORLD GP 2024

#Banner Last Stand


エディオンアリーナ大阪で行われたK-1 WORLD GP 2024
ここ最近は一切観ていなかったK-1だが、年末に行われる無差別級トーナメ
ントアジア予選に、あのジェロム・レ・バンナがエントリー。どんなカタ
チであれ、コレは確認すべきと判断し、abemaの生中継を観た。

対戦相手はK-JEE
新生K-1になってからの重量級日本人ファイターで、もちろん現役バリバリ。
対するバンナは既に51歳。普通に考えれば、あってはならないマッチメイク

・・・バンナは、1R保たなかった
当然と言えば当然の結果。全盛期のバンナも早いラウンドで取りこぼす試合
が結構な頻度であったのだが、今回はそういう種類では無い。裏を返せば、
見事な負けっぷりだったと思う。

バンナはバックステージで引退を表明。そもそも50歳を過ぎて出来る競技で
無いことは明確なのだから、それも致し方無い。寂しいけど・・・。

今回の大会を通して観たのだが、正直今のK-1には全く魅力が無い
武尊という絶対的なカリスマが欠けた今、彼同等の求心力がある選手が出て
こない限り、浮上の目は無い気がする。誰かが飛び抜けてくれればいいんだ
けど・・・。