KAIRI SANE on MYC

WWE NetworkにてMae Young Classicが配信開始。
コレは昨年のCWCみたいなトーナメントで、参加するのは世界各国から
エントリーした女子選手。CWCでやたら熱くなったから、今回のもかな
り期待していたのだけど、残念ながらイマイチ面白くない(^^;)。
いくつかの試合は完全に早送りしちゃったのだけど・・・。

オオトリで出てきたのが、日本カイリ・セイン
我らが宝城カイリ、遂にWWE系のリングでデビュー。試合前から歓声が
もの凄く、この日の客が誰を観に来たのか、如実に解る展開。


そして、カイリはやっぱりカイリだった
対戦相手のテッサ・ブランチャードスターダムで何度か闘っている選手
であり、ジャパニーズスタイルがしっかり成立。これまでずっと退屈だっ
たリング上にいきなりを産み出したのだから凄い。


カイリのファイトスタイルは殆ど日本の頃と変わらないのだけど、やや
違ったのはフィニッシュまでの行程。肘を指さしながら観客に大見得を
切るカイリの姿に、思わずゾクゾクした。そしてなにより、彼女の代名
詞とも言えるダイビングエルボーがまた観られたのが非常に嬉しい。

トーナメントの他の試合には期待出来ないけど、カイリの試合はやっぱり
凄い。このシリーズが終わったら、きっとカイリはもうスーパースター
なっていそう。普通に優勝しそうだけど、果たして・・・。

Clew

今日も電子タバコ関連の話題。
↑↑は電子タバコ専用のクリーニング液「Clew(クリュー)」。iQOSを
使い始めてからすぐに「これは買っとかないと・・・」と感じていた製品。
実際の使い方は、

こんな感じ。このビデオと同じようにiQOSをクリーニングしてみたら、
まぁヤニが出てくること出てくること(^^;)。綿棒も10本以上真っ黒
になるくらいだから、付属のクリーナーを使った普通のメンテナンスで
は全く不十分だった、ということ。

そして、Clewはgloのクリーニングも出来る。綿棒に液を染みこませて、
シャカシャカ拭いたらこちらも綿棒5本が真っ黒(^^;)。ここで掃除しな
かったら、きっと製品寿命は短くなったと思う。

そして、クリーニング後は風味が少し増したような感じが・・・。
もしかしたら気のせいかもしれないけど(^^;)。

Ploom TECH

今現在、gloiQOSを2台ずつ所持している加熱式たばこ。
こうなったら!ということで、本日もう一つのプロダクトを入手した。
我がニッポン・JT製「Ploom TECH」

他のモノと違い、メビウスブランドタバコカプセルを使用する。
最大の特徴は一度セットしたモノを好きなペースで吸えること。例えば
運転中、一服してる最中に信号が変わったらそのまま内ポケットに入れ、
また停車したら続きが吸える。いわゆる時間制限という概念が無く、代
わりに50パフ(50回)分吸える、ということ。

そして充電スタイルが↑↑のようにやたら先鋭的(^^;)。
Macに取り付けてみたら、昔のPHS通信アダプタを思い出しました・・・。

そして、試しに購入してみたMEVIUS COOLER GREEN
肝心の風味は、1mmぐらいのメンソールタバコを吸っている感じ。
なにより長持ちする、というのはちょっと便利。後は、強烈な感じの
メンソールが出てくれれば、使用頻度はかなり増えそう。

それで思い出したのだけど、僕が20代の殆どの期間で吸っていたタバコ
はメビウスの前身であるマイルドセブンメンソール。アレと同じくらい
の吸い心地のカプセル、販売されないかなぁ・・・。

Private KWAIDAN

▼私的怪談 / 真梨幸子(Kindle版)

突然発売された真梨幸子電子書籍
いわゆる“自費出版”に近いかたちのリリースで、作者本人の体験に基づいた
短編20以上集めたもの。どちらかと言えばエッセイ集なのだが、タイトルに
「怪談」とある通り・・・。

真梨幸子はいまや押しも押されぬ「イヤミス」の第一人者であり、人間の悪意
を描かせたら彼女の右に出る作家は皆無。もはや孤高の存在であり、僕の中で
は既に教祖。新たなリリースが発表される度に、「幸子サマの新作」と崇め、
全てを速攻で購入する始末なのだけど・・・。

ずっと気になっていた彼女のバックボーンが、かなり赤裸々に記載されている
ところが凄い。こんな事実を、かんたんに発表しちゃっていいんだろうか?と
こちらが心配になるくらい生々しい。そして、あれくらい波瀾万丈な幼少期を
過ごしたのであれば、彼女が書く作品に“異様なまでの悪意”が内包されてしま
うのも仕方の無いこと、と納得。というか、これは「必然」だったのだ、とい
う思いを強くした次第。

昔何かの作品のレビューで「この作家の精神状態が本当に心配」と書いた記憶
がある。おそらく今の彼女が出来上がるまで、この作品に書かれたようなある
壮絶な出来事が多々あり、その上で形成された屈強な精神極上の悪意を創
り出している、という気が。こちらが心配しても、それはきっと全くの無駄。
真梨幸子が真梨幸子たる由縁が、この作品の随所に散りばめられている。

いわゆるホラー作品とし見れば、決して怖い話では無いのかもしれない。
しかし、ここに載っている全ての作品があの幸子サマ実体験と考えると、そ
こらへんのホラーが全て吹き飛んでしまう程の怖さを感じる。間違い無く一般
向きの作品では無いが、ファンなら絶対に一読しておくべき。この作家はきっ
と今後も恐ろしいまでの悪意をこちらに提示してくれる、と確信出来るハズ。

この作品、リリースは電子書籍のみで、更にはUnlimited扱い。であるから、
商業的な成果を期待して発売されたモノでは無く、マニアとしては感謝しか無
いのだけど、一点だけ苦言。
・・・できれば、縦組みの構成にして欲しかった。まぁ、大きな問題では無いの
は明らかなんだけど(^^;)。

二年半待て

▼二年半待て / 新津きよみ(Kindle版)

個人的におよそ1年ぶり新津きよみ作品。
今回の購入動機はものすごく印象的なカバーイラスト。奥付を読んでもイラス
トレーターの記載が無いのだが、妙に気になる画風。みたことある気もするの
だけど・・・。

本編は人生における様々な「活動」をモチーフとしたヒューマンミステリーで、
7篇からなる連作短編集。作者本人のあとがきによると、それぞれの篇のテーマ
就活婚活恋活妊活保活離活、そして終活。殆どのワードがATOK
一発変換出来るので、世間的にはかなり浸透している略語だと思われる。
しかし個人的には「保活 → 保育施設情報の収集など、子どもを保育所に入れ
るために保護者が行う活動」と、「離活 → 離婚を前提として行う活動」の2つ
を知らなかった。コレはちょっと悔しかったなぁ(^^;)。

そして、今回は叙述トリックがかなり冴えている感。女史らしく、やや重たい
物語を淡々と描きながら読者のミスリードを誘い、篇の終盤で思わぬ展開を見
せてくれる。ミステリーとしての読み応えもバッチリなのだが、それよりも心
に残るのは人間関係の難解さ。こういうパーソナルな事件は誰にでも起こる可
能性があるが故に、そのリアリティに背筋が寒くなるほど。

この作品のモチーフとなった7つの活動は一般的な時系列に沿って並べられて
おり、全ての活動をコンプリートした人も多々居ると思う。僕はどの活動も今
のところ一切経験していないのだが、果たしてソレは幸か不幸か・・・。そんな
ことを自問自答してしまうくらい、“考えさせられる”良作だと思う。

もしかしたら、これまで読んだ新津きよみ作品の中でいちばんインパクトの
強い作品かも。ちょっとハードなヒューマンミステリー好きは是非!