愚者のエンドロール

#ピンチヒッター


▼愚者のエンドロール / 米澤穂信(Kindle版)

米澤穂信・古典部シリーズ第二弾
先月のKindleストアのキャンペーンに乗っかって7冊をまとめ買いした
古典部シリーズだが、1ヶ月も間を空けてようやく2冊目読破。こりゃ
半年はかかるな、終わるまでに(^^;)。

物語はカンヤ祭(いわゆる文化祭)の準備が佳境に差し掛かる頃。
文集「氷菓」の製作に余念の無い古典部・・・のハズが、脚本家の疾患で
中途半端になってしまった上級生のクラス出展であるミステリー映画
「結末」に関する推理を依頼されてしまう。省エネが信条の主人公だが、
上級生の一言にほだされて、映画の結末を探り出す・・・という内容。

殺人事件こそ起こるモノの、それは映像の中での出来事。なので緊迫感
や緊張感の類は殆ど感じないのだが、そんな世界をしっかりミステリー
として成立させているのが見事。純粋に「推理」を楽しめる構成、僕は
けしてキライでは無い。ラストもしっかり二段落ちになっており、読了
後は思わず「お〜!」という感嘆の声を上げてしまった。

古典部シリーズ、思った通りなかなかの手応え
まだ5冊ある、というのはちょっと幸せかも知れない。

SHINSUKE NAKAMURA vs GREAT MUTA

#Yeaoh!


有明アリーナで行われたプロレスリング・ノア『有明凱旋』
Abemaで生中継があったので、久しぶりにTV観戦していたのだが、休憩時間
に上映された元旦武道館大会特報映像驚愕!

グレート・ムタがシングルで闘う相手は、なんと中邑真輔
正確に言えばWWEスーパースターSHINSUKE NAKAMURAが、久々に日本の
団体のリングに上がる。ここ数年で、いちばんビックリしたかもしれない。

NOAHにとっては完全にしてやったりのサプライズ。これでおそらく武道館の
客入りは完全に保証された感。個人的にも「うわ、観てぇ!」と叫んでしまっ
たくらい、ときめく発表ではあった。が・・・。

今日のNOAHは気合いの入ったカードが揃っており、内容もかなり充実してい
たのだが、この発表に完全に喰われた感があったのはちょっとだけ残念(^^;)。
試合の記事が全然上がってこないからなぁ・・・。

生テープ

#未開封


実家滞在中、ちょっと時間が空いたので初訪問となる木更津ハードオフへ。
特に買いたいモノがあったワケでは無いのだけど、↓↓こんなのを・・・。

カセットテープ・未開封品
MAXELL・UR46と、TDK・AE90を2本ずつ。ちなみに1本220円

今現在、近所で購入出来るカセットテープはダイソーやキャンドゥで売って
いるモノしか無いので、かつての有名メーカーの未開封カセットが買えるの
はかなりレア(^^;)。まぁ未開封とはいえ、状態はどんなモンか解らんのだ
けど(^^;)。

取り敢えずどこかでコレに何か録音してみるか・・・。
期待していいのかな、コレ(^^;)。

GROOVE COASTER

#グルコス


↓↓、TAITO・グルーヴコースター公式Twitterが告知した動画

アーケード版グルコス、11月23日の4曲で新曲の配信を停止。原因は今の
筐体に取り付けられているHDDの容量がいっぱいになったから、とのこと。
今後も運営は継続、ネットワークも生きていてオンラインイベントの開催等
はあるらしいが、曲のアップデートが無い以上、近いうちにサービス停止・
筐体撤去、ということになる気がする。

・・・偉大な音ゲーだった、と素直に思う。
他の音ゲーと比べて一見さんでも楽々プレイできるシステムは大発明だと思
うし、思わず身体が動いてしまうくらいノれる没入感はある意味で「最強」
実際、僕が何年もご無沙汰だったゲームセンターに復帰するきっかけになっ
てくれた。

実際、筐体を撤去するお店が増え、それに伴って僕もまたゲーセンから遠ざ
かっていた。仕方無いこととはいえ、こうやって正式に告知されると本当に
寂しい気持ちになる。

終わらないうちに、どこかでプレイしなければ・・・。
だって、『Let’s Groove Coaster!』は、僕の考えた掛け声なんだから。

足跡

#絶望と希望


▼足跡 / KENTA

全日本プロレスNOAHを経て、単身米国へ渡りWWE(NXT)のリング
でファイト、現在は新日本プロレスで活躍するKENTAの自伝。G1の頃
からリング上でPRに余念の無かった本(^^;)をようやく入手した次第。

NOAHで頭角を現し始めた頃のKENTAは、最高に魅力的な選手だった。
プロレスラーとしては小兵、さらにムキムキの筋肉質では無いにも関わ
らず、2mを超える高山善廣を相手にしても小さく見えない。闘争心を
剥き出しにして闘うその姿は、ある意味プロレスラーの理想。こういう
選手が新日本に居ないのが本当に悔しかった覚えがある。

この自伝ではKENTAの誕生から少年期・青年期、プロレスラーになっ
てからの各団体でのキャリアがバランス良く語られているのだが、のめ
り込んで読めたのはやっぱりWWE入団まで。米国でも大活躍を期待され
ていたのに、度重なる大怪我で欠場を繰り返す。結局はRAWにもSDにも
登場出来ないまま退団してしまったのは、やっぱり本人にとっても思い
出したくないキャリア、ある意味黒歴史だったことが伝わって来た。
あそこでプロレスラーのKENTAは、半分終わってしまった、と判断せざ
るを得ない。

だから、このタイミングでの自伝の出版はちょっと早すぎた感。
正直、今のKENTAに「あの頃」を望むのは酷、というのは解っているが、
今の新日本で明確になりつつある『新しいKENTA』というキャラクター
は化ける可能性があると思うし、それを成功させて初めてKENTA自信の
【足跡】が刻める気が。そこまで待ってからこの作品が出ていたら、も
っとハッピーな気分になった、と僕は思う。

しっかり足跡を残し、その後にぜひこの続きを。
KENTAならきっとそれが出来るし、それをやらなければならない選手
と思うので。