足りない1曲

#ネット音楽配信あるある


Alexa→Amazon Musicでちょっと懐かしい曲を聴く、というのが最近の
定番リスニングスタイル。アーティスト指定・ジャンル指定とその時の
気分でランダムに再生することが多いのだが、時にはアルバムを指定し
順番通りに聴くことも。で、↓↓をかけてみたのだが・・・。

聴き終わりで妙な違和感
なんか足りない気がする、と思って調べてみたところ、やっぱり8曲目
サミー・ヘイガー / The Girl Gets Around が抜けていた。
契約の問題なんだろうけど、聴き放題の音楽配信サービスでは稀にこうい
「1曲抜け」みたいなのがいっぱいある。

フットルースのサントラは若い頃にかなり聴き込んだので、違和感を感じ
て当然。やっぱり9曲揃って完璧だよな、とか思った。

しかしこの映画実はちゃんと観てないんだよね(^^;)。
そういうのも多いな、僕の場合。

JOKER

#盗人ニモ五分ノ魂


JOKER@舞浜シネマイクスピアリ。
バットマンを良く知らない(^^;)のに、何故に観に行く気になったのかは謎。

「永遠の悪役」として映画史に名を残すジョーカー
コメディアン志望のしがない若者が何故に“JOKER”にならざるを得なかった
のか、その原因がハッキリ究明されているGENESIS的な映画。

今やジョーカーと言えばバットマンの敵ではなく、ドンキホーテ・ドフラミ
ンゴにその座を奪われている感はあるのだが、こうやってスポットライトが
当たると俄然その輝きを取り戻す。極端に口角の上がった道化師メイクはや
っぱり稀代の悪役の「顔」であり、絶対悪としての存在感は抜群。そういう
誰にでも出来るキャラクターではない大役を、ホアキン・フェニックスがケ
レン味たっぷりに怪演。演技で背筋が寒くなったのは久しぶりだった。

これまでジョーカーにシンパシーを感じることは一切無かったのだが、今後
バットマン映画を観る時にジョーカーを憎めなくなりそう(^^;)。このサイド
ストーリー、今後に大きな影響を残すな、きっと(^^;)。

かなり重い映画だけど、一見の価値アリ。ロバート・デ・ニーロの壮絶な散
りっぷりにも注目!

GODZILLA KING OF MONSTERS

#ゴジラ #東宝


「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」@舞浜シネマイクスピアリ。
いわゆるハリウッド版と呼ばれるゴジラで、シリーズ2作目。ま、本当は3作目
だけど、あの1作目のことは誰もが無かったこと(^^;)にしてるから、僕も流儀
に従っておこうかと。

前作もすばらしい作品だったが、こちらは完全にソレを上回った感。
我々のアイコンであるゴジラはもちろん、モスラ・ラドン、そして宿敵である
キングギドラまで登場し、CGのレベルは最上級。ストーリーも「ゴジラのベビ
ーターン」のエピソードであり、2016年公開の「シン・ゴジラ」に勝るとも
劣らない秀逸さ。

とにかく最初から最後まで、全く目の離せない最高の映画。特に我々の世代
とって「ゴジラ」は欠かすことの出来ないアイテムであり、思った以上に席を
埋めていたレイトショーの観客も同世代かそれより上の人たちが多かった。

「怪獣の王」ゴジラに栄光あれ!もう1回観ちゃいそうだな、この映画。

GREEN BOOK

#世界一ステキな実話


グリーンブック@舞浜シネマイクスピアリ。
何かで予告を観た時からちょっと気になっていた映画なのだが、3/1の
公開初日から2ヶ月以上過ぎてもまだロードショーされている、という
事実が気になり、映画館へ足を運んでしまった。

・・・すばらしい映画
大袈裟で無く、今年観た映画の中では「最良」と言っても良いくらい。

舞台は1960年代、まだ人種差別の色が濃かった時代のアメリカ
黒人ピアニスト運転手として雇われた主人公のイタリア系移民が、
アメリカ各地を旅しながら二人の友情を育んでいく、という物語。
ちなみに「実話」を元に制作されたらしい。

自らも黒人差別主義者だったハズの主人公の心が、どんどん変わって
行く様が如実に見える。派手なシーンやヤマ場も殆ど無く、淡々とした
旅の描写だけで観る者の心をジーンとさせてくれる。「人種差別」とい
う難しい問題に対する静かで力強いアンチテーゼを終始感じさせてくれ
るところが、本当に凄いと思った。

この手の映画は久しぶりに観たのだが、これまでに観たいわゆる「ロー
ドムービー」の中でも1・2を争うすばらしい作品。吹替版も上映されて
いるらしいので、そっちの方も観に行ってみようかと。

かなりオススメ。清々しく感動したい人はぜひ!

BOHEMIAN RHAPSODY

#FLASH


昨年度最大のヒット作と言われている「BOHEMIAN RHAPSODY」のBDを
購入した。名シーンと言われている「LIVE AID」の部分がノーカット収録
されているのがポイント。

購入したパッケージは本編がBD+DVDの2枚組に特典ディスク、Tシャツ
がセットになったもの。このセットがどうやらバカ売れしてるらしい。

クイーンは僕の中では決して重要なバンドでは無かった
これはおそらくこのバンドを知ったタイミングの問題で、当時のクイーン
はやや迷走していた時代(Hot Spaceの頃)。さらに自分がバンド活動を
始めた時期でもあり、ゴリゴリのヘビーメタルでも無く、パッションが先
に立つパンク・ニューウェイブでも無かったクイーンは我々の琴線に触れ
ず、であるから全盛期と思われるこの前の時代のクイーンを振り返ること
も無かった。

しかし、クイーンは世間に届くタイプの音楽を提供していた。
バンド活動を止め、リスナーに徹するようになると、名曲として昔の楽曲
がいくらでも入ってきた。そうやってようやくクイーンを認められそうに
なった頃に届いた凶報。それが、フレディ・マーキュリーAIDSによる
であった。

この映画は、そのフレディを主役に制作されたモノ。
実は劇場で観たのだが、レビューが出来ないままでいた。ラミ・マレック
の演じるフレディがあまりに真に迫っており、その衝撃を文章にすること
が困難であったのが原因。その気持ちは今も変わらないのだけど・・・。

クイーンの全盛期をもし僕が体験していたとしたら、この映画をどう感じ
たのかなぁ、と考える。もっと斜に構えるか、大号泣するかのどちらかだ
と思うのだが、おそらく前者になる可能性が強い。そういう意味で言えば、
彼らの全盛期を知らなかった、という事実が無ければ、この伝記映画でこ
こまで感動出来なかった気がする。

ただ、LIVE AIDでのクイーンに関しては・・・。
あのイベントは日本でも長時間生中継されており、ほぼ完徹で全てを観て
いたのだが、クイーンのパフォーマンスが始まったところで完全に眠気が
飛び、呆気にとられたことを鮮明に覚えている。ソレをほぼ完璧に再現
た部分は、鳥肌が立つほどすばらしかった。

やはり観るべき「映画」
そしてクイーン楽曲の凄さを、全ての人が再認識すべきだと思う。

・・・ところで、この映画で「Born to Love You」がほぼ使われていないの
は、ちゃんと理由がある。興味のある人は調べてみると面白いかも。