夫が邪魔

#怖いはなし


▼夫が邪魔 / 新津きよみ(Kindle版)

お久しぶりの新津きよみ作品。
もちろん、やたらに怖いタイトル表紙デザインに惹かれて購入。しかし、世
に数多居る夫の一人としては、やや身につまされるタイトルではある(^^;)。

いわゆるテーマ短編集
全7篇から成る各話に共通しているのは、「殺したいくらい邪魔なヤツがそば
に居る」人たちが主人公になっていること。もちろんおおよそがワケアリ(^^;)
で、その「邪魔なヤツ」は、おいそれと別れたり離れたりすることが難しい人
が対象。にっちもさっちも行かない究極のシチュエーションに陥った時、人は
どうするのか?という内容。

この作家の心情描写能力叙述トリックの腕前は以前から認めているのだが、
こちらの短編集はその能力がピークにある、と感じさせてくれる作品。オカル
トの要素は全く無いのだが、読後感はミステリーと言うよりもホラー極上
オトナ向けの怖いはなし、と評価する。

残念なのは、これまたいつものように「オチを読者に委ねる」系の作品である
こと。個人的には生殺しにあった気分なのだが、オチを考えることで薄気味悪
さが倍増している、というのは認めざるを得ない。結果的に大成功なんだろう
なぁ、コレ。

POWER HALL 2019

#ど真ん中


後楽園ホールで行われた「POWER HALL 2019・長州力ラストマッチ」を、
FightingTV SAMURAIの生中継にて。

サブタイの「長州力ラストマッチ」は僕が勝手に付けたモノ。
長州は既に一度引退しており、本人曰く「コレは引退試合ではない」とのこと。

何度もココで書いてるとおり、僕は長州力というプロレスラーが基本的に嫌い
なので、この試合に特に思い入れは無い。コレはもう生理的なモノで、多々あ
る筈の長州の「功績」の部分は全く思い出せない。逆に長州が犯した「罪」
関しては、普通に10個くらい出てくる(^^;)から凄い。

試合に関して、判官贔屓を無理に除いたとしても、特に見るべきところは無く。
ここ数年見なかった長州はすっかり「老体」で、パワーファイトを中心に試合
を組み立てていたプロレスラーとしては既に峠を越えていた。対戦相手として
対角のコーナーに居た藤波辰爾が若干の若々しさを残してしていたから、ある
意味残酷現実的対比。長州にとっては、本当に今日がギリギリのラストだ
ったように思う。

テレ朝・金曜夜8時
アントニオ猪木・坂口征二・藤波辰爾・前田日明・タイガーマスク・藤原喜明
・ラッシャー木村・アニマル浜口・小林邦昭らと共に、僕の人生に大きな影響
を与えてくれたプロレスラーの中に長州力も居た。最後の最後まで相容れる感
情を抱くことはなかったけど、その事実だけは事実として覚えておくことにす
る。非常ベルはもう、鳴らない。

おそろしいほどプロレスがわかる本

#昭和プロレス #プロレス検定対策


▼おそろしいほどプロレスがわかる本(1)(2)/ 流智美

「東京12チャンネル時代の国際プロレス」を読み、久しぶりに流道場(^^;)に
入門したくなった。で、思い出したのが↑↑の本、2冊

一問一答のクイズ形式、その間に挟まれたコラムでプロレスの知識が身につく、
という構成の新書。かつて行われたプロレス検定のテスト前、参考書としてこ
の本を熟読していたのだが、実際検定に出た問題はこの本よりはるかに軽かっ
(^^;)。ま、実際のところは苦手な女子プロの問題に手こずったのだけど、
結果は3級・2級ダブル合格。流先生、ありがとうございました!

・・・で、この本、間違い無く所持している筈なのだが、どこに仕舞ったか皆目
見当が付かず。結局アマゾンのマケプレで古本を購入することになった(^^;)。

書かれている時代は1990年代中盤。懐かしい感覚と共に、もうこの世に居な
いプロレスラーのことが書かれている場面で切なくなった。
年取ったなぁ、僕も。

↓↓、興味のある人はぜひマケプレで!

スシロー・牛骨ラーメン

#牛カツ


昨夜、お祝いを兼ねて訪れたのはお馴染みスシロー
最早このお店、ランチもあればおやつ代わりもアリ、もちろんディナーも○、
というユーティリティ性の高い店舗にランクアップ。何故かと言うと・・・。

スシロー南葛西店・牛骨ラーメン
こういう、寿司以外のメニューが充実しており、それらがそこそこ美味い
というのがその理由。↑↑の牛骨ラーメンは新作で、魚介+牛骨のWスープ
コレに牛カツ2枚乗っている、というお得な構成になっている。

もしかしたらスシローのラーメン史上、最高にラーメンらしいラーメンかも。
どうやら期間限定のメニューらしいのだが、前回レポートしたローストビー
フまぜそばと共に、ぜひレギュラーメニューに採用していただきたいところ。

コンスタントに新作ラーメンを出してくれるスシロー、好きです!
しかし、新作のまぜそばは頼むのに勇気が要るかも(^^;)。

参考:スシロー南葛西店(official)

東京12チャンネル時代の国際プロレス

#IWE #月曜夜8時 #東京12チャンネル


▼東京12チャンネル時代の国際プロレス / 流智美

米国のNational Wrestling Hall of Fameにて、ジャーナリスト部門で殿堂入り
流智美氏の作品。昭和プロレスを愛する我々にとっては「神」と表されるライ
ターであり、尊敬すべき人物。そんな流氏が(おそらく)一番思い入れを持って
いる団体、「国際プロレス」を採り上げた、入魂の一冊。

タイトルにあるように、この作品は東京12チャンネル(現テレビ東京)で国際
プロレスが中継されていた時代、具体的には1974年から1981年まで8年間
回顧録。けっして規模の大きくないプロレス団体と、当時は弱小だった関東ロー
カルのテレビ局が織りなす悲喜交々な駆け引きの様子が、克明に記されている。

本書に従って自分の記憶を掘り返してみると、東京12チャンネルの「国際プロ
レスアワー」に関しては1975年くらいからオンエアを観ていたことになる。
この頃、親には絶対に逆らわなかったハズの僕が、週3回テレビで放映されてい
プロレス中継月曜:国際・金曜:新日・土曜:全日)だけはチャンネル権
主張し、絶対に譲らなかった(^^;)。月曜夜8時にブラウン管に登場するキラー・
トーア・カマタは強烈で、小学校低学年の僕は半泣きの状態。ソレをオヤジが呆
れた目で見ていたこと(^^;)を昨日のことのように思い出す。

「洗練」という言葉からいちばん遠い位置にいたこの時期の国際プロレスは、
今でも強烈な印象として残っている。極端な話、この時期の全日本プロレス中継
は殆ど覚えていないが、国際の幾つかの中継は今でも鮮明に思い出せるのだから。

そんな東京12チャンネル時代の国際プロレスに関する書籍を、40年以上経った
令和の時代に読める幸せ。各種ディテールの細かさ・深さはさすが流智美、と言
うべき秀逸さで、資料としての価値もかなり高いと思う。

・・・吉原社長の経営方針を糾弾する場面も多々あるが、それも国際に対する愛故、
と理解する。しかし、グレート草津を良く言う人は全く居ないな、本当に(^^;)。

年を重ねても、やっぱりプロレスなんだな、僕は(^^)。