Mr.YUTAKA YOSHIE

#格闘モンスター


どうして3日連続で訃報について書かなければならないのか・・・。
新日本プロレスドラディションで活躍していたプロレスラー吉江豊
逝去。本日の全日本群馬大会に出場し、試合もキッチリこなしたが、控室
で体調が急変。搬送先の病院で死亡が確認された模様。享年50・・・。

アンコ型巨漢だが、しっかり動けるプロレスラーらしいプロレスラー
ユーモラスな動きなだが、やる時はしっかりやる、というタイプで、会場
人気は高かった。新日本のお家騒動に巻き込まれる形で退団していなけれ
ば、棚橋・真壁・中邑あたりと新しい新日本プロレスを創っていたかもし
れない。

何が死に結びついたのか、いまのところ解らない。
せめて吉江豊というプロレスラー人生が、本人によって良いモノであった
ことを切に願う。

また必ず、どこかで。

※最後まで現役プロレスラーであった氏に敬意を表し、文中の敬称を略と
させていただきました。

全日本になにが起こっている?

#不可解


↓↓、本日現在の全日本プロレスweb siteのスクリーンショット。

サイドに自動表示されている石川修司ブラックめんそーれの2名が、1/31
を以ての退団を表明。まぁ、まだ所属しているのでこの状況はおかしく無い
のだが、こうなってもHPに手を入れていない、というのは考えモノ。それで
なくとも年末に大森ヨシタツ木原リングアナが離脱したばかり・・・。

特に、外様ながら選手会長を務めていた石川の離脱はちょっとした衝撃
プロレスラーとしても超大型、全日本プロレスという団体の歴史を考えると、
絶対に必要な選手のハズなのに、慰留する気配すらない。

そうでなくとも現在の全日本、中嶋勝彦がよりによって“闘魂スタイル”を打ち
出して三冠王者に君臨、新間氏まで引っ張り出して混沌に拍車を掛けている。
コレについては、さすがに腹に据えかねているのだが、主題とずれるので違う
機会にでも。

もしかしたら、『全日本プロレス』という名称団体はもう・・・。
斉藤兄弟青柳兄弟安齊勇馬、そして宮原健斗。この6人のうち、誰か一人
でも離脱があれば、その時点で全日本は終わるかも。マジで大丈夫かなぁ・・・。

証言 武藤敬司

#内側が語る「天才」


▼証言 武藤敬司 / 宝島プロレス取材班

気付けば全て購入してしまっている、宝島「証言」シリーズ
今回の素材は先日東京ドームで大々的に引退した武藤敬司。サブタイト
ルは『平成プロレスを支配した「天才レスラー」の光と影』。案の定、
と言うか、やっぱりと言うか(^^;)。

今回の証言者。新日本プロレス時代船木誠勝、ジミー鈴木、永島勝司、
大仁田厚全日本プロレス時代川田利明、和田京平、TARU、諏訪魔、
大森隆男、そしてリングの外側橋本かずみ、神奈月、小島和宏

これまでの武藤の歴史を考えると、もっと関係の深そうな人物・・・例えば
蝶野とか・・・が思い浮かんでしまうのだが、よくよく考えてみれば非常に
興味深いメンツ(^^;)。コレが期待を裏切らないオモシロコメントを連発
しており、結果証言シリーズの中でも屈指の内容となっている。

引退興行のインパクトが強烈なこの時期、タイムリーなリリースかと。
宝島のこういう嗅覚、ちょっと見習った方がいいかもしれない。

ちなみに今回から著者が宝島プロレス取材班になったらしい。
レビューするにはこっちの方が楽でいいね、うん。

全日本プロレス50周年記念大会

#過去と現在


個人的にプロレス生観戦の再開は新日本にしたいところだったのだけど、
ちょっとした事情があって、本日日本武道館で行われた全日本プロレス
50周年記念大会現地観戦

全日本が武道館大会を行うのは18年ぶり。そしてBS日テレ生中継
行うことも話題に。日テレグループの会社が全日本主催の興行を中継する
のは、2001年以来21年ぶりのことらしい。

かつての【全日武道館】と言えば、超満員の約束された鉄板の興行。
コレを年に4〜5回やっていたのだから、鶴龍対決・四天王の頃の全日本
は本当に『メジャー』だった。そして今回は、と言うと・・・。

観客動員数は主催者発表で4,780名
このご時世を考えると大健闘・・・と言いたいのだが、今日はちょっと複雑
というのも、50周年記念大会であるが故に、黄金期に全日本でファイト
していたOBが多数来場した上に、休憩前には過去の名勝負をビデオ上映
した所為か、どうしても現在と過去を比較してしまう。う〜ん・・・。

もちろん、希望も多々あった。
メインで諏訪魔から久しぶりに三冠王座を奪取した宮原健斗の弾けぶり
には好感を持ったし、セミでジェイク・リー秒殺した野村直矢の動き
にも唸った。確実に「新しい全日本」を魅せてくれた、とは思う。

・・・でも、過去の全日武道館で感じたぞわっと来る感じは味わえず。
あとちょっとだと思うんだけどなぁ・・・。

後楽園ホールで全日本プロレス!

・・・調べてみたら最後にプロレスを生観戦したのは昨年の10月
1年以上プロレスを観ていない、というのはここ30年で初めてなんじゃ
なかろうか? まぁ、配信やらCS放送やらの充実で、会場に足を運ぶのが
やや面倒になっている、というのもあるんだけど・・・。

ということで、久しぶりにホーム・後楽園ホール
団体は全日本プロレス。これまた久しぶりで、最後に全日本を観たのは
2011年、まだ武藤体制だったころ。雑誌等で「最近調子が上向いてきた」
との情報を得ていたので、結構楽しみにしていたのだが・・・。

第1試合からセミファイナルまではかなり面白かった
感心したのは、たくさんの若手が居て、それぞれが必死に試合をしていた
こと。全く知らない選手がたくさん居たのだが、将来がちょっと楽しみな
選手も多々。コレがいちばんの収穫だった。

しかし、メインイベント三冠統一ヘビー級選手権が酷かった(^^;)。
王者のジョー・ドーリングに挑んだのは、元新日本・WWEのヨシタツ
ハッキリ言ってヨシタツは三冠戦どころか、ホールのメインに立つレベル
も無かった、と思う。10分強の中で、これは!と思える動きが一切無い
のだから、もうお手上げ。全く以てジョーが気の毒だった・・・。

久々の観戦でメインがアレだったのは残念だったけど、やっぱりホール、
生で観るプロレスはエキサイティング。今年はたぶんコレが最初で最後の
観戦になると思うけど、来年はちょっとだけ復活しようかな?
・・・頻繁、は無理だと思うけど。