“レヴェルが違う!”生き残り術

▼To Be The 外道”レヴェルが違う!”生き残り術 / 外道

・・・最近何故かプロレス関係の書籍ばっかり読んでる気がするのだが(^^;)。
プロレスリングマスターこと外道の自伝。最近ではプロレスラーと言うよりも、
レインメーカーことオカダ・カズチカのプレイングマネージャーとしての活動
の方がやたら目立っているのだが、すれっからしのプロレスファンからすると
間違い無く「出来るヤツ」。いわゆる“いぶし銀系”の職人の半生記である。

日本のプロレス界にまだ“インディ”という概念が無い頃にプロレスラーを志し、
そのインディの創世記の頃から活動を開始した外道。僕は彼の国内デビューの
頃からその存在を認識しており、あまりにも波瀾万丈なキャリアを端から理解
している。だから、読む前から「まぁ、おもしれぇだろうなぁ」とは予想して
いたのだが、これがまぁ、面白かった(^^;)。

やっぱりFMW・ユニバーサル・W★INGあたりの話がやたら懐かしいのと、
「らしさ」がいちばん発揮された冬木軍の頃のエピソードの深さに思わず唸る。
今もマイクパフォーマンスの上手さには定評のある選手なのだが、そういう人
は媒体が“文章”になってもやっぱり面白い。新日本プロレスというメジャーな
団体で要職に就く、というのは、やっぱりそれなりのモノがあるんだと思う。

まぁ、こないだの鈴木みのるの本と同様、コレもプロレスラーになりたい人は
絶対に読むべき本。更に、選手じゃなくともプロレス業界での仕事に興味のあ
る人にも効果絶大。もちろんプロレスファンなら掛け値無しで楽しめる。
そして関係の無い一般の人にもちょっと読んで欲しい。もしかしたら「仕事」
の厳しさが認識出来るかもしれないので。

プロレスで〈自由〉になる方法

▼プロレスで〈自由〉になる方法 / 鈴木みのる(Kindle版)

専門誌「KAMINOGE」にて連載されていた連載が再構成・大幅加筆されたもの。
著者の鈴木みのるは皆さんご存じの「世界一性格の悪い男」。インタビュアーは
プロレス・格闘技ライターの堀江ガンツが務めている。

この本が出版されたのは2015年。
鈴木みのるが「海賊」としてNOAHマットに定期参戦していた頃。選手の数が足
りず、苦境に喘いでいたNOAHに攻め込み、瞬く間に全てを奪い去って主導権を
握った。NOAHファンのストレスは相当なモノだったろうけど、もしあそこで外
敵として鈴木が登場しなかったら、きっとNOAHは潰れていた。つまり、ヤバそ
うな団体を建て直すだけの実力が、プロレスラー・鈴木みのるにはあった、とい
うこと。

そんな鈴木の本、いや、非常に面白かった。
僕と同い年の鈴木は、そういう理由でデビュー当時からずっと特別な思い入れを
持って見続けてきた選手。故にその波瀾万丈さをこちらは端から承知しているに
も関わらず、鈴木自身の口から語られる「あの頃」は本当に感慨深い。とにかく
随所でニヤっと出来る。でも・・・。

読む人選ぶんじゃないかなぁ、この本(^^;)。
もちろん我々のようなすれっからし系のプロレスファンは喜んで読めるけど、そ
うじゃない人にはきっとなんのことやら解らないと思う。冷静に考察すると、こ
の本のメインターゲットはきっとプロレスラー、もしくはプロレスラーを志す人
であり、そういう人たちにはもの凄く響く気がする。というか、キャリア5年未満
のプロレスラー及びその予備軍の人たちは、コレを読んでからリングに上がれ、
とか思ってしまった(^^;)。

ただ、未だ現役の最前線で闘い続ける鈴木みのるは、やっぱり僕らの世代の憧れ。
世界一性格の悪い男と呼ばれるプロレスラーが、実はいちばん理に叶っている事
を、僕はちゃんと知っている。だから、人生に疑問を感じたら、鈴木みのるの言
葉を聞くべき。この意味が解る人、絶対読んだ方がいい。

ちなみにこの本、なんと現在Unlimited扱い。
・・・ある意味、今がチャンス!

NJPW Got Rey Mysterio Jr.

本日開催の新日本プロレス「THE NEW BIGINNING in OSAKA」にて、またも
や驚愕の映像が公開された!

スペル・ニーニョこと、レイ・ミステリオJr. が新日本プロレス参戦!
間違い無く世界的なビッグネームであり、何度となく来日している選手だが、
新日本プロレスへの単独参戦はおそらく初めてなんじゃないかと。

コレは観に行くしかない、と色めきだった僕だったのだが、なんと会場は
米国・ロサンジェルス(^^;)。さすがにコレは観に行けないや・・・。

しかし新日本のVTR、最近マジで侮れない。ミステリオ、ついでに日本でも
試合してくんないかなぁ・・・。

告白 平成プロレス10大事件 最後の真実

▼告白 平成プロレス10大事件 最後の真実 / V.A

プロレス内幕暴露系ムックでお馴染みの宝島社。
ところが、最近発行するプロレス関係の単行本、例えば「証言UWF」など
は、暴露本の色合いが少ないかなり良質なモノ。今回の作品も見事にソレ
に該当する、読み応えバッチリの証言集。

興味深かったのは、この手の企画ではなかなか取り上げられることのない
全日本プロレスの話題がいくつかあること。特に秋山準の語る四天王プロ
レスの話があまりに恐ろしい。エスカレートにエスカレートを重ねた結果
が三沢さんの死だとするなら、その原因の一端は間違い無くファンである
我々にもある。正直、いたたまれなくなってしまった・・・。

コレだけでなく、他のどの話題も目の付け所が良い。
元Uインターの幹部3名(宮戸・安生・鈴木健)がまさかの再会を果たし
ているし、故・橋本真也さんの夫人であったかずみさんの談話の赤裸々さ
も凄いインパクト。お世辞抜きに、退屈しないプロレス書籍だと思う。

いいと思うな、宝島。
こういう本ならもう毎月出して貰ってもOK。ファンにはオススメです!

キーロックから始めよう!

藤波辰爾が記者会見。
4月20日東京・後楽園ホール、4月21日大阪・ATCホールで開催する
自信の団体・ドラディションの二大会にて、“ニューヨークの帝王”こと
ボブ・バックランドの参戦を発表。ゲスト扱いではなく、現役の選手と
して来日する模様。

70年代後半から80年代にかけて、あのWWWF(現在のWWE)で王座にあ
ったのがバックランド。当時からアトラクションに走りがちだったWWWF
を何故信用出来たのかと言うと、チャンピオンがバックランドだったから。
いわゆる昭和のプロレスファンにとって、憧れの存在であった。

王座陥落後のバックランドを、僕は出来るだけ追いかけた。
新生UWFで高田延彦と闘った時は札幌だったのでさすがに観に行けなかっ
たが、UWFインターやバトラーツに参戦した時は近郊の試合を全て観た。
バックランドが相変わらず僕の憧れのままでいてくれたのが嬉しかった。

晩年、WWEのTV画面にしばし登場したバックランドの姿にはもの悲しい
感じがあったが、藤波さんの団体に参加するバックランドなら、それは
絶対に確認しておくべき。でも、その日は既に仕事の予定が・・・。
かつての帝王ももう67歳、もしかしたらコレが最後のチャンスになるか
もしれないのだが・・・。

藤波さんのコメントは「キーロックから始めたい」。
ボブ・バックランドという選手の価値をよく知る藤波さんならではの
コメント。観たいなぁ、この大会。なんとかならないものか・・・。

参考:藤波辰爾、4月ツアーにボブ・バックランド参戦(スポーツ報知)