NEW YEAR DASH

#KENTA #njdash


新日本プロレス「NEW YEAR DASH」大田区総合体育館大会。
新春恒例のアフタードーム、今回はそこそこ規模が大きい。しかし、大し
たカードが組まれなかったなぁ、今年は(^^;)。

第五試合エル・デスペラードKUSHIDA vs 石森太二KENTA
この試合に一人だけテーマの無いKENTAは、どうやら今日が新日本ラスト
マッチ、ということになるらしい。

ジュニア勢に混じり、Go2Sleepを決めることも無く、KUSHIDAからギブ
アップを取られて敗北。さすがにコレはあまりな仕打ち・・・と思ったのだ
けど、もしかしたらコレは本人が望んだ結果なのかもしれない。

全盛期KENTAは、心の底から「新日本に欲しい!」と思わせてくれた
選手だった。小さな身体ながら常に殺気を纏い、スーパーヘビー級と同じ
リングに上がっても小ささを感じない。実際、NOAH時代のKENTAの試合
には何度も足を運んだほど。

不運だったのは、WWEでブレイクしなかったこと。
新日本で復帰した時は半ば壊れた状態だったにも関わらず、出来うる限り
のことをして新日本を盛り上げてくれた。もしコンディションがもう少し
だけ良かったら・・・と考えると・・・。

今年は古巣NOAHのリングに上がるらしい。
もはや全く違う団体のようなNOAHだが、せめてKENTAらしいプロレスを。
これまでの“仕事”に、本当に感謝します。ありがとう!

WRESTLE DYNASTY

#njWD


新日本東京ドーム「WRESTLE DYNASTY」
AEW全面協力、とのことだが、新日本に馴染みのあるオカダ・カズチカ
ウィル・オスプレイジェイ・ホワイトらはさすがに参加せず。ちょっと
残念ではあったのだけど・・・。

今日もハイライト動画をチェックして欲しい。
昨日ほどエモい試合は多く無かったモノの、良い意味でバラエティに富んだ
カードが揃っていたのがポイント。ルチャガントレットマッチとか、肩の力
を抜いて楽しめた。

しかし、セミに組まれたケニー・オメガvsゲイブ・キッドのスペシャルシン
グルマッチが紛うこと無き名勝負に。ゲイブの“新日本を背負う”という姿勢
が大爆発し、完全にブレイク実況席3人が号泣しちゃったのだから凄い。
そして、欠場明けながらゲイブを引っ張ったケニーにもお礼を言いたい。
他団体に移っても、古巣をキチンと思いやってくれた心意気、忘れません!

今年のドーム二連戦、凄く幸せな時間をいただきました。
本当にありがとう!

WRESTLE KINGDOM 19

#njwk19


新日本イッテンヨン東京ドーム「WRESTLE KINGDOM 19」
さすがに今年、僕でもカード編成にいろいろ疑問があり、正直不安な気持ち
を抱えたままNJPW WORLDとテレ朝chでライブ観戦。コレが・・・。

ハイライト動画が上がっていたので、全般はコチラで確認して欲しい。
観客動員数は24,102名と振るわなかったが、個人的に言えば「大成功」だっ
たと思う。全体を通して心に響くエモい試合が多く、久々にプロレスを観て
泣いた

EVILに辛勝するも、HOT勢にボコボコにされる棚橋弘至。その棚橋を助け、
翌日のシングルを提案するAEW・柴田勝頼。驚異のポテンシャルを全開にし、
あの鷹木信悟を完全に圧倒したKOUNOSUKE TAKESHITA。新世代で初めて
IWGPシングル王座を戴冠してみせた辻陽太。語る必要すらない熱い師弟関係
を魅せつけた高橋ヒロム内藤哲也。そして・・・。

今の新日本のエースとして、責任を全うしたザック・セイバーJr.に賛美を。
ほぼ誰にも期待されないままメインを任され、それでも40分以上に渡って
意地を魅せた海野翔太にも拍手を。

・・・おそらく、新日本プロレスは明日も、今年も、その先も大丈夫。
もう心配しなくていいね、きっと。

ROUGH NECKの正念場

#Paradigm Shift


新日本プロレス2024年最終興行ROAD TO TOKYO DOME』at 後楽園ホール
をNJPW WORLDにてライブ観戦。新日本の年間最大のビッグマッチである1.4
「WRESTLE KINGDOM 19」はもちろん、今年は1.5にAEWとの合同興行であ
「WRESTLE DYNASTY」を加えた東京ドーム2days。問題はWK19メイン
に抜擢されている海野翔太現状

挑戦表明時は可哀想なくらいのブーイング。確かに海野は目立った実績は無く、
会社からの”ゴリ押し感”満載だから、ある意味で仕方が無い。コレを払拭しな
ければならないWTL怪我。だから、今日が最後のチャンスだったのだが・・・。

石井智宏とタッグを組んだ海野は、世界王者のザック・セイバーJr.&大岩凌平
と前哨戦。メチャクチャ凄い試合だったのは間違い無いのだが、この4人の中
いちばんインパクトを残したのか?と問われると・・・。

ハッキリ言う。
もし本番の1.4で、海野が負けるような事があれば、もう彼はしばらく浮かび
上がれない。最低ライン世界王座奪取、さらに試合内容でファンを唸らせる
ことが出来れば、ギリギリ認められる気がする。

比較対象はオカダ・カズチカ。オカダが出来たことがやれない選手であれば、
新日本のエースの資格は無い。海野は本当にパラダイムシフトを起こしたい
のなら、WK19が本当に最後のチャンス、ということを認識して欲しい。
個人的には凄く応援しているので!

「プロレススーパースター列伝」秘録

#ホゲ〜ッ

「プロレススーパースター列伝」秘録 / 原田久仁信

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


1980年代前半
、まだ週刊プロレスが存在しなかった頃。
当時バカ売れしていた週刊少年サンデーの発売日を、毎週心待ちにしていた。
目的はもちろん『プロレススーパースター列伝』梶原一騎原作、そしてこ
の作品の著者である原田久仁信作画。このファンタジーに満ちた作品を、我
々は「真実」と信じ、熱狂的に支持していた。

そんな“列伝”の時代を、原田先生自らが振り返ったドキュメンタリー
原田氏の梶センセ(列伝内でブッチャーが梶原一騎氏をこう呼ぶ)に対する
愛情に溢れ、まだハイテクが無かった頃の熾烈な週刊連載の状況が克明に記
されている大作。あまりにおもしろく、1日かからずに読了してしまった。

何よりもおもしろかったのが、梶センセのファンタジーを、原田氏が一応検
証していた、という事実。マスカラスが怪我を治したウラウナ火山の温泉は、
インターネットの無い時代に現地(メキシコ?)の地図を手に入れて所在を
確認したし、ブッチャーに空手を教えたガマ・オテナ先生の実情も確かめて
みたらしい。もちろんどちらも見つかるワケは無い(^^;)のだけど、ならば
これは“本当”と信じてあの場面を描いた、という。こういう人がプロレスの
マンガを描いてくれたことが、本当にありがたい。

同年代のプロレスファンと列伝の話をする時、議題は「どこまで本当か?」
であることが多い。くだらないことを喋るだけ喋った挙げ句、「全て嘘」
いう結論に辿り着く(^^;)。こんなに楽しい話のネタを与えてくれた「列伝」
にも、梶原一騎先生にも、もちろん原田久仁信先生にも、僕は大きく感謝し
て止まない。

プロレススーパースター列伝は、全17巻全てがKindle Unlimited対象なので、
ぜひこれ等を読破したからこの本を読んで欲しいところ。当時の少年たちの
心を鷲掴みにした全盛期昭和プロレスの正体を、ご堪能あれ!