BOSJ27 & SJC2020

#ジュニアの祭典


本日後楽園ホールで行われた新日本プロレスの大会にて、6月に中止となっ
たハズの【BEST OF THE SUPER Jr.27】の参加選手発表。G1と同じくらい
の歴史があり、僕にとっては最重要なリーグ戦。会場で上映されたビデオが
公開されていたので、まずは確認!

参加選手は10人総当たり方式
メキシコ勢の参加も無く、スケールダウンした感じは否めないが、それでも
開催してくれるだけで嬉しい、というのが本音。そして驚いたのが、同時期
にアメリカで【SUPER J-CUP 2020】が開催される、というニュース!

元WWEのリオ・ラッシュの参加にまず驚いたのだが、長らく交流の途絶え
ていたImpact WrestlingGCWの選手まで参加。もういっそのこと、AEW
にも声かけちゃえば良かったのに、とか思った。

・・・攻めるなぁ、新日本。
願わくば、両大会の決勝までにもう少し多くの観客が居て大丈夫な世の中
なっていて欲しいところ。とにかくBOSJとSJC、開催決定おめでとう!!

証言 UWF×プライド

#UWF #NJPW #PRIDE


▼証言 UWF×プライド / V.A

好評を博している宝島「証言」シリーズ
今回は黎明期の総合格闘技に出場したプロレスラーと、その関係者たちへの
インタビューで構成されている。

登場するのは高田延彦・田村潔司・アントニオ猪木・榊原信行・中邑真輔・
藤田和之・佐藤大輔・川崎浩市・島田裕二。UWF関係者は高田田村だけな
のにタイトルにUWFが付く。販売に影響があるのかなぁ、UWFの冠が無いと。

物心ついた頃からずっとプロレスファンだった僕は、今でも「プロレスこそ
最強の格闘技である」という思いが消えない。時代は変わり、今プロレスと
格闘技を一緒に語る人はほぼ居ないと思うが、田村・中邑・藤田の3名はそ
ういうプロレスファンの最後の熱い思いにある程度応えてくれた名選手たち。
彼らが語る「総合格闘技」という未知の領域へ踏み込んだ思い出は、非常に
重く、そして興味深い内容であった。

もう一つ懐かしかったのは、PRIDEで審判部長まで務めた元バトラーツのレ
フェリー、島田裕二氏の記事(ターザン山本との対談)があったこと。
僕は島田レフェリーこそPRIDE躍進の立役者だと思っていたのだが、アレ以
降の消息を全く聞かず、かなり気になっていた。今は別分野で成功している
ようで何より。

証言シリーズもこのテーマを出してしまったら、少なくともUWFに関する
書籍は終了だろうなぁ、と。編集部にはUWF以外に僕らを惹き付けるテーマ
を模索して欲しい。このシリーズ、非常に良いと思うので。

2020・G1-30 at 両国国技館 vol.3(19/19)

#G1 #両国国技館(3)


『G1 CLIMAX 30』両国3連戦最終日、優勝決定戦
Aブロック覇者・飯伏幸太vsBブロック覇者・SANADAの一戦となった。

新日本の近未来を測るには最適のカード。おそらくこの先2〜3年の新日本は、
飯伏・内藤と同年代からそれ以下の選手たちで展開するハズ。外国人選手を
別にすれば、実質新日本の四天王はオカダ・内藤・飯伏・SANADAの4人。
その中でも勢いに乗る2人の闘いである。

両名とも今風の選手なのにも関わらず、序盤はグラウンドを中心としたオーソ
ドックスな展開に。こういうのをおざなりにしないから、僕らのようなオール
ドファンにも2人は認められる。実際、見応えの深い攻防であった。

特に新日本移籍以来の大チャンスとなったSANADAは見事に持ち味を発揮する。
独創性に溢れる技を幾つも繰り出し、あわや!という場面を幾つも創った。
が・・・。

35分を超える消耗戦に終止符を打ったのは、人でなしドライバーからカミゴエ
2連発で決めた飯伏。このG1での飯伏のコンディションはすばらしく、粘る
SANADAを見事に振り切って見せた。

飯伏はG1史上3人目となる連覇を達成。
今日開催が発表された新年の東京ドーム大会は、よほどの事が無い限り王者の
内藤に飯伏が挑む試合となりそう。そして、来年はきっとIWGPを腰に巻く飯伏
の姿が観られる、と思う。

・・・なによりも、G1 CLIMAXという長期に渡る大会を、このご時世なのにも関わ
らず、一人の欠場者も出ることなく完遂してくれた新日本プロレスと、選手たち
に本当に感謝する。結局、プロレスが僕を救ってくれるんだなぁ、と改めて。

もう一つ。
ウィル・オスプレイ&グレート・O・カーン『THE EMPIRE』、もしかしたら
かなり早い段階で新日本を席捲してしまう可能性大。が凄ぇよ・・・。


[G1 CLIMAX 30 全星取表]


2020・G1-30 at 両国国技館 vol.2(18/19)

#G1 #両国国技館(2)


『G1 CLIMAX 30』両国2日目、本日はBブロックの最終公式戦。
Aブロックに比べるとどうしても注目度が低くなるのが否めないBブロックだが、
これはもう組み合わせの問題。個人的には棚橋の調子に左右させられている気
がしないでも無いのだけど。一応今日も得点状況など。

ブロック突破の可能性があるのは、EVIL・内藤・SANADA新旧L.I.J勢の3人。
EVILは勝利すれば突破、内藤自らが勝利してEVILが負ければ突破、SANADAは
自らが勝利して内藤が負ければ突破、と、Aブロックより解りやすい状況に。

今回のBブロックは一貫してSANADAを推して来たが、G1の決勝が“外様同士”
というのはこれまで前例が無い(厳密にはオカダも外様だけど)。これに従っ
て一足先に優勝戦を予想すると、ハッキリ言ってEVILが突破したら飯伏の連覇
は確定したんじゃないかと(^^;)。だって、EVILにドームのメインはまだ無理
だと思うので。内藤が突破したとしても、どうも飯伏が勝ちそうな気配。

それでも希望はSANADAの勝利。G1決勝でいつもと違う風景が観たいところ。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


YOSHI-HASHI<2勝7敗>【Quick(EBI)】<3勝6敗>矢野通×
ジュース・ロビンソン<4勝5敗>【Pulpfriction】<4勝5敗>後藤洋央紀×
棚橋弘至<4勝5敗>【Quick(EBI)】<5勝4敗>ザック・セイバーJr.×
KENTA<5勝4敗>【Small Package Hold】<6勝3敗>内藤哲也×
SANADA<6勝3敗>【O’Connor Bridge】<6勝3敗>EVIL×


[本日のピックアップ]


今回のG1、勝利予想が全く当たらなかった(^^;)僕だが、今日は全部当てた!
ということで、もちろん今日のピックアップはメイン

EVILvsSANADA
L.I.Jではタッグを組んでいた2人だが、EVILのバレットクラブ入りで絆崩壊
ある意味、EVILがワンポイントで終わるかどうかが試される試合でもあった。

バレットクラブではジェイ・ホワイトセコンド外道を使ってダーティに
勝つ、というスタイルなのだが、EVILのソレには「色気」が圧倒的に欠ける。
キャリアはジェイよりある筈なのに、ダーティさだけがクローズアップされ
てしまうのはちょっといただけない感じ。

再三に渡るディック東郷の乱入に痺れを切らした高橋ヒロムが介入。東郷が
戦闘不能となるや、瞬く間に魅力が半減したEVIL。圧倒的に攻めた上での負
けなのに、「強かった」という印象が残らず。逆にSANADAのテクニックは
異様に冴え、最後も文句なしのオコーナーブリッジで一本を取った!

決勝のカードは飯伏幸太vsSANADA
新日本にルーツを持たない2人が、G1で決勝を争う日が来るとは夢にも・・・。
凄い試合になるのは間違い無い。その上で、飯伏の連覇を予想。SANADAが
取っても面白いけど!


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 両国国技館 vol.1(17/19)

#G1 #両国国技館(1)


『G1 CLIMAX 30』、各ブロック共に公式戦残り1試合
今年は3年ぶりの両国3連戦が組まれ、今日はAブロックの最終試合。今日明日
はちょっと点数に拘って状況を解説せねば・・・。

ブロック突破の可能性があるのは、ジェイ・飯伏・オカダの3名に加え、かな
り少ない確率でオスプレイにもチャンスが。ジェイは勝利すれば突破、飯伏は
自らが勝利してジェイが負ければ突破、オカダは自らが勝利して飯伏・ジェイ
が負ければ突破、ということになる。オスプレイの場合、自らがオカダに勝利
し、飯伏・ジェイが負けると直接対決の結果が三つ巴となるため、何らかの形
で決定戦、ということになる。

今日の予想はオスプレイ突破願望が大きく入ったモノ。オスプレイに上がって
欲しいが、かなり厳しい感。そして飯伏の相手はタイチ。何かが起こりそうな
予感が・・・。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


高橋裕二郎<1勝8敗>【Pimp Juice】<4勝5敗>ジェフ・コブ×
鷹木信悟<4勝5敗>【Last of The Dragon】<3勝6敗>鈴木みのる×
ウィル・オスプレイ<6勝3敗>【Storm Breaker】<6勝3敗>オカダ・カズチカ×
×タイチ<4勝5敗>【Kamigoe】<7勝2敗>飯伏幸太
石井智宏<4勝5敗>【Brain Buster】<6勝3敗>ジェイ・ホワイト×


[本日のピックアップ]


今回のG1、Aブロックはとにかく毎日凄かったのだが、今日は興行を通して
100点満点な内容。アンダーカードを含めた全6試合、それぞれに見どころが
あり、全てに触れたいところなのだが、ピックアップは衝撃度MAX第四試合

ウィル・オスプレイvsオカダ・カズチカ
CHAOS同士、お互いを「兄弟」と呼ぶ両者だが、今回オスプレイがヘビー級
に転向してから初の絡み。星取りからも見逃せない重要な試合である。

序盤から飛ばすオスプレイが全篇で主導権を握る。
スピードで完全に上回り、パワーで引けを取らない。正直、今現在の実力では、
オカダよりもオスプレイの方が上なのではないか?と感じるくらいだった。

しかし、さすがにスタミナで上回ったオカダが、終盤やや攻め疲れたオスプレ
イをマネー・クリップ捕獲。万事休すと思われた瞬間、リングサイドには・・・。

オスプレイのガールフレンド、ビー・プレストリーがエプロンサイドでレフェ
リーの気を引いている間に、スーツ姿の大男が乱入。オカダにクロースラム
放つ。正体は・・・グレート・O・カーン。イギリス遠征中の筈の岡倫之である。

グロッギーのオカダに必殺のストームブレーカーが炸裂し、オスプレイ勝利
試合後、なんとオカダにヒドゥン・ブレイドを放ち、CHAOSとの決別を宣言。
ヒールターンの動きだが、会場のファンはどうやらコレを歓迎。次のシリーズ
新しいオスプレイが観れそうでワクワクする。

ジェイの巧技を根性で振り切った石井の試合や、蹴りだけしか技の出ない
様な試合をした飯伏タイチも凄かったが、結局は飯伏が得点数でAブロック
突破。果たして決勝の相手は誰になるのか・・・。EVILじゃないといいけど(^^;)。


[本日までの星取表]