巌流島「全アジア武術選手権大会 2016 in TOKYO」

以前からちょっと興味のあった格闘技イベント「巌流島」をようやく確認。
これまでフジテレビNEXTでオンエアされていたのだが、今回の
「全アジア武術選手権大会 2016 in TOKYO」フジテレビONEで放送。
このチャンネルならパックに入っているので、録画して確認してみた。

この格闘技、凄く面白いと思う。
3分1Rの3R制、選手は袖の無い道着とオープンフィンガーグローブを着用、
リングの代わりに囲いの無い円形闘技場で闘う。寝技は15秒、関節技は
立ち関節及びその状態からのグラウンド関節のみ有効。グラウンド状態で
のパウンドは有効だが、肘を使った攻撃は反則。勝敗は一本もしくは判定。
KO・ギブアップは通常通り一本になるが、何よりも特徴的なのは、1Rに
3回闘技場から押し出されると1本負けになること。この「転落」という
ルールが試合に緊迫感を生んでいる。

いわゆる膠着が殆ど無いため、試合展開が非常にスピーディー
カンフートーアコシティダンベなどという謎の格闘技や、格闘技か
どうかも怪しい喧嘩フットボールというバックボーンを持つ選手が登場す
るから、ファイターのことは知らなくても興味が続く。なおかつ、そうい
う格闘技の選手がやたら強かったりするのだから、本当に面白い。

メインで行われた1dayトーナメントはDEEPやパンクラスで活躍した
菊野克紀vs小見川道大。双方共に巌流島のルールをよく理解しており、
最近のMMAの試合の中では出色の試合内容。勝負を制したのは菊野だが、
両者に拍手を贈りたい。

いやぁ、いいじゃん、巌流島
このルールならどんな選手でも試合出来るし、退屈もしない気がする。
今後もフジテレビONEで放送してくれるといいんだけど。