那須川天心 vs 江幡塁

#神童が神童たる由縁



RIZIN20のセミファイナルで組まれた大一番、那須川天心 vs 江幡塁
江幡の新日本キックでの圧倒的な強さを知っていただけに、初めて天心
苦戦する・・・いや、下手すれば負ける、と思って観ていたのだが・・・。

勝負は1R1分30秒、天心の前蹴りが江幡の顔を直撃した段階で決まってい
たように思う。マウスピースを飛ばした江幡はその後残念ながら防戦一方
となってしまう。


3度のダウンを奪い、ローリングスピンキックまで決める天心。江幡に全く
良いところを見させず、最強の敵を軽く一蹴。ここまで差があるとは・・・。

これはもうハッキリ言っておかなければならないと思う。
今の那須川天心、K-1・武尊に勝ち目は全く無い、と判断せざるを得ず。
仮にこの試合が来年実現したとしても、武尊は年齢を言い訳にすると思う。
天心vs武尊が、もう夢のカードでなくなってしまったのは本当に残念。
試合をせずに武尊に勝利してしまった天心、「神童」と呼ばれるに値する
ファイターだと思う。

・・・だからこそ、去年の試合は余計だったなぁ、マジで(–X)。
とにかく来年の那須川天心に期待。問題は相手が居るかどうか、かな?

杉浦軍興行「犬ども全員集合!後楽園で吠えろ!」

#美学のある闘い


プロレスリング・ノア、年内最終興行は後楽園ホール・杉浦軍主催興行
YouTubeライブで配信されており、見逃し配信期間もあるようなので、
取り敢えず↓↓で特にメイン以降の試合をチェックしてみて欲しい。

会場では都合でメインが終了するところまでしか観ていなかったのだが、
まぁ刺激的な試合。藤田vs杉浦、藤田vs桜庭、鈴木vs桜庭、鈴木vs杉浦
の組み合わせはどれを取っても新鮮。久しぶりに心の底から興奮した。

その後に金剛が乱入し、特別試合として組まれた6人タッグも凄かった。
こっちはYouTubeライブで観たのだけど(^^;)。
特に拳王と鈴木秀樹。この2人の試合は、今後NOAHのキラーコンテンツ
に化ける可能性もあると思う。

大袈裟で無く、来年NOAHはハネる可能性大
今日のメインと特別試合のような、ある種異様な緊張感のある試合が続
くのであれば、古いファンも唸るハズ。期待しとこう、来年に。

プロレスラーは観客に何を見せているのか

#日本製丸鋸


▼プロレスラーは観客に何を見せているのか / TAJIRI

WWEスーパースターTHE JAPANESE BUZZSAW」ことTAJIRI
書いた本。これまで何冊か著作があり、その文章力には以前から定評
があったプロレスラー。

今回はTAJIRIによる「プロレス論」
プロレスとはこういうモノ、であるが故にこうした方が良い、的な
指南書、と言って良い。本気でプロレスラーを目指している人は一読
しておいた方がいい。

・・・何故に読んでおくべきなのか?だが。
基本、プロレスはやる方観る方も本来は自由なハズ。僕もTAJIRIの
語る理論が正直正しいとは思わないし、彼が思うプロレスよりも好き
なプロレスのスタイルがある。だからコレは全否定されてもしょうが
ない本でもあるのだが・・・。

大きいのは、コレを書いている人が今現在でいちばんWWEで活躍した
日本人プロレスラーであること。カブキやムタのような「見た目」の
ギミックにほぼ頼らず、英語を全く使わず、等身大の日本人として自
らのキャラクターを確立した。これは他の誰も文句の言えない実績
あり、だからこそ「教科書」になり得る、と判断すべき。

そしてプロレスをやる気の無い僕にも興味深い内容となっており、読
み応えはかなりのモノ。相変わらず面白い文章を書くプロレスラーで
す、この人は。

そんなTAJIRIもそろそろキャリア末期。今後どういう方向に行くのか、
ちょっと注目しておきたいと思います!

「有田と週刊プロレスと」最終回(暫定)

#史上最高のプロレスバラエティ


Amazonプライムビデオ独占配信「有田と週刊プロレスと」が、本日の
配信分を以て最終回シーズン4に当たる今回は「ファイナルシーズン」
銘打たれており、やたら寂しい気持ちで観たのだが・・・。

ラスト3本はゲスト2名を迎えた特別バージョン。
毎回何が出てくるか解らなかった週プロが部屋中に敷き詰められ、その中
から気になったモノについてトークする、というスタイル。この構成には
「最終回感」が色濃く、いよいよ終わるのか、とか思っていたら・・・。

最後の教訓は「プロレスと引退の意味を考えろ」的な(^^;)。
・・・正直、一度引退したにも関わらず戻って来ちゃった人の中に、好きな
選手はテリー・ファンクくらいしかいない僕だが、この教訓に関してだけ
「良し」としたい。

まだまだ有田哲平語って貰いたい件はいくらでもある。
AEWやCMLLなどの海外団体興行やインディ団体など、もっとマニアック
な路線に走ってもいいし、倉持明日香がMCを務めるデスマッチ回も是非
観たい。つまり、終わっちゃいけない番組なんだよね、コレって。

取り敢えずシーズン4、お疲れ様でした!
「また」の言葉を信じてるよ、コッチは(^^;)。

村田諒太、初防衛に成功!

#ミドル級王座を防衛する意味


井上尚弥の活躍もあり、やたらと盛り上がった2019年の日本ボクシング。
今年最大にして最後のビッグマッチは、この男の試合であった。

WBA世界ミドル級チャンピオンシップ
正規王者村田諒太に、KO率80%のカナダ人、スティーブン・バトラー
が挑んだ一戦。この試合、村田がかなり苦戦すると思っていたのだが・・・。

1Rから主導権を握ったのは村田。バトラーも重そうなパンチを振り回して
来るのだが、村田の屈強なガードがなかなか越えられない。序盤、ボディ
への攻撃が何度か村田を捉えたのだが、その殆どをクロスガードで防いで
見せた村田に唸る。3Rくらいで負けは無い、と確信した。


KOラウンドである5Rの村田の攻撃は本当に見事だった。
回復の早い新鋭を手玉に取り、ロープに追い詰めた上での左フック。タフ
なバトラーもこの攻撃には耐えられず、ノーカウントで村田のKO勝ち。
思わず快哉を叫んでしまった。

試合後のインタビューで村田本人が語ったように、これからは「リアル」
な試合をするべき。となると、相手はカネロゴロフキンの2択。正直言
って勝つのは非常に難しい相手だが、もしかしたら、があるかも。
今日の村田はそれを充分に期待出来るファイトを魅せてくれたと思う。

ミドル級の世界王座を日本人が防衛したのはコレが初めてな気がする。
今回はその偉業を称えると共に、今後良い意味での「番狂わせ」に期待。
1:10の確率だが、もしかしたら村田諒太は僕らに夢を魅せてくれるかも